名刺交換と出会い厨について

プロローグ

 お気持ち表明編を書いてたら名刺交換の箇所だけやたらと長くなったので別で起こすことにした。名刺交換のトラブルについてはいつか自分なりの考えを書いてみたいなと思ってたのでちょうどいい機会だと思ってまとめる。

 なお、エピローグで書いているが結論としては「何もまとまっていない」

そもそも名刺交換について

 名刺交換という行為自体、出会い厨のやることだと思ってたりはする。
 言葉足らずも大概だけど、これにはもちろん恋愛目的だけでなく「同担と仲良くなりたい」「アイマス界隈の友人を作りたい」という意味を含有する。そもそも一般社会でも意図は「名前だけでも、覚えて帰ってください(CV:サンドウィッチマン富澤)」だし。

 さて、基本的に名刺交換って攻めと受けというか、こちらから持ちかけるもしくは声をかけられるのどちらかだろう。名刺交換募集のボードはどっち扱いかわからんけど。とりあえず筆者の場合は前者(持ちかける)の方が圧倒的に多い。というか男性Pの大半は前者で女性Pの大半は後者が多いのではないか。これはあまり女性に聞いたことがないので推測だけど。
 で、男女でそういう傾向が出るということは「男→女」に持ちかけるケースも多数見受けられるわけで。これがいわゆる「出会い厨」行為として問題になったりしてると思うけどどうだろうか。

男性Pが女性Pに名刺交換を申し出る、ということ

 名刺交換に限らず、男女間の交流はほとんど男性からのアプローチが始まりだとも思う。これは恋愛目的の有無を問わず間違ってないと思う。そこから仲良くなるために「共通の話題」を持って交流を深めていくという流れも別に普通のことだろう。実際筆者も女性Pとの交流はあるし今回の燿城夜祭でも新しく繋がった方もいる。ではその中でなぜ「出会い厨」というレッテルを貼られ叩かれる人が出てくるのか。

出会い厨と叩かれる理由

 これについては単純にただ「女性Pとの名刺交換をきっかけに繋がり、あわよくばそういう関係に持ち込みたい」という意図が透けて見えてるからということだと思う。ソロキャンプで話題になった「ゴキブリとハイエナ」のアレだ。ただし、それが何を理由として判断されているのかについては特に記述を見た記憶がない。実際「プロデューサー婚ってあるじゃないか」「ならどうやって出会うのだ」と言われれば、特に当事者は切れのいい回答がなかなかできないのではないだろうか。でも「お前も元々は出会い厨じゃなかったのか」と言われても反論できる材料があると思う。たぶん。きっと。 
 そこで今回は出会い厨と判断されるであろう要因について自分なりの考えを書き連ねてみる。ただそもそもの話、うちは元々プロデューサー婚ではないという点は先に書いておくし、見当違いな内容を多分に含む。何なら要領を得ない回り道が大半なので、暇つぶしと思って読んで欲しい。

ライブ会場と婚活パーティー

 初手からどんなサブタイトルだ。まぁそう言わず読んで欲しい。
 まずライブ会場にいる人達は、思いの大小はあれどほぼ全員が「シンデレラガールズが好き」という人。何をいまさらとは思うけど。これを婚活パーティーに置き換えると「大卒」とか「年収○○万以上」とか、参加条件を満たした人。前提条件を満たした人たち。
 婚活パーティー行ったことないけど、そんな環境でいきなり「大卒です!年収○○万以上です!」と切りだされても「いや、みんなそうやし…」ってなると思う。でもプロフィールカードを受け取り、共通の話題を見つけられたらそこを起点に「私も○○が好きなんですよ」とか話を始めるんでしょ?知らんけど。行ったことないし。
 
 ところで今更だが、アイマス界隈ではこのプロフィールカードに代わるうってつけのものがある。そう、名刺だ。名刺を見れば相手が誰を担当しているかの記載がある。何なら趣味の一部まで記載しているPもいる。ちなみにスポーツ観戦を趣味とする筆者は贔屓の球団やクラブの記載をしている。
 とにかくコミュ障にとってこれほどありがたいコミュニケーションツールはないのだ。やっと名刺交換の話に戻ってきた。
 ところがいわゆる「出会い厨」はこのありがたーいコミュニケーションツールの使い方のせいで悪いレッテルを貼られているのではないか。いや本来は出会い厨○すべし、という方向に持っていかないといけないので出会い厨の成長を促すような話ではダメなんだろうけど。筆が乗ったのでこのまま書いてみる。

ライブに来る目的

 自分語りを挟むが、筆者は現在担当3名制を敷いている。
 前川みく、神谷奈緒、桐生つかさ。このうち先日のライブに出演していたのはみくとつかさだ。筆者も当然この2人を楽しみに来ている。
 あの場にいた人々は、担当が出演していればそれを楽しみに来ていただろう。もしいなくてもお目当ての演者がいるとか、付き合いのある友人が遠征してくるとか。地方公演だったので「近場でやるから来た」という人もいれば、ここぞとばかりに自分の担当を売り込み、次回の選挙に向け営業を熱心にやっていたPもいるだろう。つまり「各々シンデレラガールズに関する理由があってその場にいる」のだ。
 少なくとも出会いを最優先に求めてその場にいる人はいないのである。

 そう、出会い厨以外は。

 

キーワードは「共通の話題」

 とはいえ、出会い厨にも同担と仲良くしたいという程度の思いはあるだろう。チケット代だって安くないのだ。開場前の交流だけであの場にいる出会い厨もいたら申し訳ないが。謝る必要はないな?

 ところで婚活の話にて、プロフィールカードのくだりで「共通の話題」と書いた。筆者はここに出会い厨と叩かれる最大の要因があると考えている。

 名刺交換の目的は、改めて書くが「同担と仲良くなりたい」「アイマス界隈の友人を作りたい」という点にある。つまり名刺交換をしたいと考えたとき、声を掛けるハードルが最も低いのは「同担」とも言える。
 なぜなら相手もそのアイドルが好きなのだ。これ以上相性のいい相手がいるだろうか。好きなことについて語れる。これが何より楽しい。
  
 「共通の話題」とは、初対面の相手といかに話を盛り上げるかに便利なものだ。一番わかりやすいのは同担。担当とユニットを組んでいるアイドルの担当も比較的話しやすいだろう。筆者の場合だと「みくソロ今日ありますかね?」「ルビカン新曲来ますかね?」なんて格好のネタなのだ。今日はいい天気ですね、のノリで使えばいい。

 ところで、出会い厨と叩かれる人はこれがないのでは。
 
 まず大前提として、女性Pに声を掛けるのは筆者でもハードルが高い。
 いくら同担といえど、相手は異性。一歩どころか半歩間違えても変質者扱いされかねないのだ。実際陰で何を言われてるかはわからない。訊くのも怖いのでそっとしておく。
 でも女性Pへの声掛けに何の躊躇もみられない、なんなら女性同士の会話の中にも飛び込んでいく。筆者が「あ、出会い厨だな」と判定する基準のひとつはそういう人だ。その強いハートだけは仕事で生かしたいので少し分けて欲しい。ただもちろんこれだけで決めつけているわけではない。追加要素として見ているのは「明らかに同担ではねぇな…」という外見である。

その声掛けのテーマはなんだ?

 筆者は非常に性格がよろしくないので、そんな出会い厨(と思われる人)を見かけると「うわぁ」と思いながらその様子を少し遠巻きに眺めることがある。
 女性側が苦笑いしながら受け答えをしている一方で、出会い厨はそれを気にも留めず笑顔で話し続け名刺を受け取りその場を去っていく。よし、楽しく話せたな。と言わんばかりに。シャニPか?

 そんな名刺交換をした(させられた側)は何を思うだろうか。
 同担でもなく同性でもない、別に名刺交換希望のボードを上げているわけでもない。自分に声を掛けてきた理由はなんだろう。そう、出会い目的だ。深く考えなくても声を掛けられた側はそう受け取るだろう。下手すれば同担でも余程話がうまく盛り上がらない限りはそう受け取られるだろう。
 男なんて基本ゴキブリかハイエナなのだ。何度でも言おう。ゴキブリでありハイエナなのだ。ハンカチください。あ、ティッシュも。

 出会い目的でないPが異性と名刺交換をする理由、これは基本的に「同担」「名刺交換募集」「既に友人が繋がっている」の3つで事足りるだろう。今回は熱い自担PRを見かけて足を止め、なんとなく流れで交換したケースもあったが。いずれにしろ何のつながりもない女性に声を掛けるのはただのナンパである。

「シンデレラガールズが好き」は共通の話題ではない。前提条件だ。ここテストに出るよ。

異性とのつながりは、同性とのつながりに付随するおまけ

 名刺交換で男女問わず交友関係が広がることはあるだろう。でもそれ一本で深い仲に持っていける可能性について、筆者はほぼ皆無だと思っている。なぜか。名刺交換の数分(下手すれば数十秒)以降がtwitterを始めとしたSNSでのやりとりになるというのに、どうやって深い仲になっていくのか。どこに住むかもわからない相手とそれ以上の関係になりようがない。何が悲しくてハイエナとわかっている相手の誘いに乗らないといけないのか。と思ったら別界隈で初手プロポーズからの1ヶ月婚というやべぇ事例が流れてきた。ここまでの内容全否定じゃねぇか。

 ところで、ある程度同僚との交流があるPであればライブ後に「打ち上げ」をやっていることだろう。近隣Pが集まってオフ会をやっている地域もあるとも聞く。福岡でやってるとこあります?教えてください。行きます。
 プロデューサー婚につながったカップルはだいたいこれが接点だったのではないだろうか。同担打ち上げ、近隣Pオフ、結局共通の接点があって継続的に会う機会があって。そういうことではないだろうか。

 打ち上げをやるにあたって、出会い目的とわかっているやつをわざわざ入れようとする主催はいない。ほとんどは身内で固める。基本は同性が多数派だ。もし異性がその場にいるとしても少数。つまり、どうしてもプロデューサー婚を目指すなら「たまたま集まりにいた人と盛り上がりゴールイン」これしかないのではないか。つまり偶発的に発生した「おまけ」から発展させるのだ。落ちてたパチンコ玉が抽選に入ることを祈るしかない。こんなこと言っていいのかはわからん。出会い厨がこぞってオフ会をやりたがるのは今に始まったことではないからセーフ(アウト)

エピローグ

 とりあえず男はゴキブリだしハイエナ。これで締めていいんじゃない?
 えっ、だめ?そうですか…

 こう言ってはなんだが、別に筆者は「名刺交換はこうすればよい」という書き方をしていない。結局のところ節度を守ればそれ以上は各々の自由だ。
    今回はどうしても「名刺交換トラブル≒男女間トラブル」みたいな話題になりがちという点から、出会い厨の話を主題にした。ただ単純な交換トラブルの話であれば、例えば変なタイミングで声を掛ける人は同性間でも普通にいる。でもそれは「少し待とうな?」くらいしか言うことがない。わざわざ記事にしなくても。マナーの話であればたぶん別の人が記事にしているだろうし、そもそも名刺交換の文化は筆者がライブに参戦するずっと昔からあるのだ。

さて、ここまで書いておいてなんだが。こんなの公開していいのか。



おまけ

 妻氏に添削を依頼したところ、数箇所の指摘に加えて「出会い厨対策を書いてもいいのではないか」とのアドバイスを受けた。何も名刺交換に限った話ではないし、結局私は男性なので話半分に読んでほしい。
 妻氏の経験から来た内容ではあるが、もしよければ他の女性からの経験則などいただけるとおまけだけで別記事化できるかもしれない。

それではまずは対策を2点。
これを記事の締めとする。長文失礼いたしました。

1.指輪
 これは妻氏の体感。わかりやすく効くらしい。1人でいても声をかけられる回数は格段に減ったそう。
 人のものには手を出す出会い厨はそういないということか。指輪だと万一の慰謝料問題あるからね。

2.強い見た目
 声を掛けやすい人に行くのは別に出会い厨に限る話ではないが、指輪然り見た目の影響は大きいということらしい。
 外見は内面の一番外側というからね。武装は悪いことではない。

 

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