マンガの作り方その1/プロットからネームまで
今まで4コママンガを6本ほどは描いたので、次はコマ数の多いマンガに挑戦しております。今回は私が調べて学んだマンガの作り方についてまとめていきます。今回は具体的な描き方、テクニックではなく、絵を描き始めるまでの情報整理術のような話です。
マンガの作り方(独自)
・プロット(ラフ)を作る
・プロット(詳細)を作る
・コマ割りを決める
・ネーム(コマに対してキャラとセリフを配置する)
・下書き
・本番
・仕上げ
大まかな流れはこんな感じかと。
今回はプロットからネームまでに私が作業したことをお伝えします。
プロット(ラフ→詳細)を作る
まずどんな話か、事実(!?)をシンプルに書きます。
「AがBになる」
→この構文でまとめます。
例:桃太郎
桃太郎が成長し、鬼を倒す
私のマンガだと
「具合の悪い娘を看病してしたら、抱きつかれてゲロぶっかけられる」
その上で起承転結ごとに文章にします。
例:桃太郎
起 桃から生まれてくる
承 家来を従えて鬼退治に出発する
転 鬼と戦う
結 無事勝って幸せに暮らす
私のマンガ
起 具合悪そうな娘を心配してる私。咳き込むので心配して起きると、、
承 振り返った娘が抱きついてきた。甘えてくるの可愛いな、ところが、、
転 「うぷ」と突如嘔吐!でも抱きついたまま離れない!なすすべもなく、
結 スッキリすやすや眠る娘と、悲惨な現場に呆然とする私 END..
ここまで書き出したら、私の場合ですが、次の作業に進みました。
一旦プロット(ラフ)ができた状態です。
プロット(詳細)ではセリフや感情、表情などの詳細を書き出します。
コマ割りの前に。何個絵を描くか決める
コマ割りの前に、準備工程を挟みます。
マンガって全コマを全力クオリティで描いていないですよね。
ギャグコマなら、ディフォルメされていたり、見せ場というところは全力クオリティで、キャラクターの魅力を最大限押し出しています。
マンガは何個も同じキャラを描くので、メリハリを取っていかないと、書き続けられないのだと思います。
もちろん手を抜くだけでなく、意図的に絵を崩していたり省略しているのもあると思いますが。
初心者の私は、途中で挫折しないことを最優先にマンガ制作を進める必要があります。なのでまずは上記プロットに沿って、どんな絵がいくつ必要かを書き出しました。
起
-1:2人でベッドで寝ている
-2:具合悪そうな人の単品
-3:心配そうな目の人単品
-4:咳き込む背中とさする手
承
-1:振り返る人(涙目)
-2:2人のハグ ★
-3:びっくりだけど嬉しそうな顔
-4:「うぷ」吐く寸前の口元
転
-1:ゲロ顔単品
-2:咄嗟に距離を置こうとする人
-3:手ががっちりホールド
-4:思いっきり正面からゲロを受ける人 ★
-5:ボーゼンとする顔
結
-1:すやすや丸くなって眠る娘
-2:静かに怒りを堪える母
なるべく誰を、どんな顔・ポーズ?という情報を足します。(涙目とか)
コマによっては手だけ、背中だけで伝わるコマができれば、作画コストが減るので。
今のところ全部で15コマ絵を描く必要がありそうです。。
次に見せ場を決めます。見せ場とは、全力で描きたいコマ。なるべく大きなコマを用意したいところです。
見せ場に★をつけておきます。
見せ場はこの2つに決めました。
承-2:2人のハグ ★
結-4:思いっきり正面からゲロを受ける人 ★
大前提:伝えたいことを決める
これが最初に考えるべきことかもしれません。
すいません。忘れてました。
マンガを読んでくれた人がどんな気持ちになって欲しいのか、
自分が何を言いたかったのか、伝わるマンガにしたいですね。
私が伝えたいこと
「可愛ければ、許すよね?」
です!そんなことかよ!ってつっこまれそうですが。
じゃあ見せ場では可愛く描くしかない。伝われ!!笑
コマ割り:ヒキとメクリのコマは必須
コマ割りについての知識はこちらの記事を参考にしました。
・1ページ6コマ以内
・ページを跨ぐ時に左下コマはヒキ。次ページの右上コマはメクリ。
6コマで1ページだと、先ほどのコマ数が全部で15コマあったので2ページ超え、3ページになりそうだなぁ。。不安。
そしてヒキとメクリは実践したい。ヒキは、TV番組で言うCMに入る直前の「どうなっちゃうの!?」と思わせる場面ですよね。
私のマンガでヒキは間違いなく「承-4の「うぷ」とゲロする直前の顔だと思います。
そんな感じでいったんザクザクーっとコマを割ってみました。。。
4ページになりました!(がーん)
流石に初心者には荷が重いと判断し、15個の絵から「これがないと話が流れが意味不明」と思うものだけを厳選しました。
そうしましたら11個になりました。これで2ページに収まるはず!
再びコマ割りを決めます。
コマ割りできました!!
ここからはクリスタを開いて、上のコマ割り通りにコマを配置して、
ネームを描きます。
コマの中に収まるようにキャラの構図と、セリフと効果音を書きこんでいきます。
ネームでは、
・お話の流れがスムーズか確認できること(唐突感がないかとか)
・必要な資料・素材がどれか明確になること
ができれば合格だと思ってます!!
以上マンガ制作レポートでした。
必要のない工程もあるかと思いますが、今の私にとっては、何を描くのかTodoが厳選され、明確になり、完成させやすくするために必要不可欠なプロセスであります。。
そしてTwitter同人垢で投稿するために、登場人物の親子を、カップリングに置き換えて描いてます笑 (全てが台無しwww)
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