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楽しいアニメ?ペテルブルク、その2!

さてさて、パート1の続きです。
次の2日間、友達のTちゃんと過ごしました。Tちゃんが今年、転勤でサンクトに移動してからずっと、会いたかったです。土曜日と日曜日、一緒に遊んでいました。

オラニエンバウム

最初に行ったところは、オラニエンバウムという…宮殿、でしょうか?ペテルゴフに似ています。似ているどころか、位置も、電車で行ったら、次の駅です。ペテルゴフと同じ、宮殿やほかのオシャレな建物に、大きな庭園もあります。ペテルゴフはピョートル一世大帝のものだったら、オラニエンバウムはその右腕のメーンシコフの別荘でした。
ピョートル大帝を織田信長に例えたら、メーンシコフはちょっと豊臣秀吉に似ていると思います。あの方の由緒を証明する的確な書類は残っていませんが、貧しい馬丁の子として生まれたという伝説はすごく人気です。ピョートル一世のお使い?として彼を知り合うことになった切っ掛けに、ピョートルは、メーンシコフの性格と頭の良さが気に入って、友人として認めました。後は、大北方戦争の時、メーンシコフは自分がいい武将だと確証しました。メーンシコフの功績を認めて、ピョートル大帝がその、やがてオラニエンバウムになる土地をくださりました。
豊臣秀吉と同じ、メーンシコフもオシャレなのが大好きでした。当時、オラニエンバウムはペテルゴフより豪華でったらしいです。

十蘭ちゃんは今日も可愛いですね

宮殿の歴史はすごく面白いですが、長いですから今度にしましょうねw
メイン宮殿のほかに、中華宮殿という宮殿もそこにあります。別に中国の建築に関係ありませんが、本当に豪華です、その小さな宮殿。一番オシャレなのは、「竹ビーズの部屋」(Стеклярусный кабинет)です。竹ビーズとは、ガラスで作られた小さな小さな細いパイプです。竹ビーズで、布が刺繡されて、その布が壁紙として使用されています。割れたガラス屑を想像してみてください。日光で綺麗にキラキラしているよね、それは?同じく、ガラスの竹ビーズもそうです。写真で伝わらない、雪みたいな美しさです。YouTubeで見つけた動画を追加します!

残念ながら、中華宮殿は、夏しか入れません。18世紀のインテリアを守るために、寒い時も雨の時も、閉じられます。

最後に、面白い顔をする彫像の写真。西風の神です

ポポフ名称中央通信博物館

最後の日は、そのすごく長い名前の通信博物館に行きました。それを提案したのは、私です。なぜなら…伊藤計劃先生の「屍者の帝国」を読みましたからです。それは、19世紀を舞台にするSFです。読んで、始めて気送管というものの存在を知りました。本で特に大事な役を持つわけではありませんが、とにかく「へー、こういうのもあったな!」と思いました。
そして、夏!
友達のZちゃんは彼氏さんと一緒に、サンクトに行き、「本物の気送管を見たよ!」、と。せっかくTちゃんと遊びにきた旅行のついでに行かないと、と思いました。
博物館の気送管はちゃんと動いていますよ!鶴ちゃんをケースに乗せて、部屋ごしに送りましたよ!

上のイラストの、フル・バージョン

おまけに、気送管のほかにも、面白いもの、いっぱいありました。そして、見るだけではなく、触ってもいいアイテムもたくさんありましたよ!
例えば、Tちゃん、私よりちょっと年下ですからか、もう、回転ダイヤルの電話機、使ったことはありませんでした(こちらは、それを幼いころ家に持っていました)。それでね、最後の部屋では、電話機も、電話交換機もありましたよ!電話もできるし、交換機の素敵なガチャガチャも聞けましたw

十蘭ちゃんは死神ですから、もちろん、電話機4号を使いました

人工衛星のコピーまでありました。でかかったです。

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