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【先に受け入れたら受け入れてくれるという話】

昨年末のチビっ子探検隊で廃屋の探検に行った時のこと。

その廃屋が建っているところは斜面だったため、谷方向に向けて盛り土があって、1メートルくらいの段差ができていたのです。

小さい人は当然抱っこしてもらわないと登り下りができない。

Nちゃんは、行きはお母さんに抱いてもらって登りました。
でも、帰りは、お母さんより先に段差のところに来てしまったので、お母さんに降ろしてもらうことができません。(上り下りするところも藪に囲まれていて、大人1人がやっと通れるくらい)

下には私(ぢーこ)がいる。
Nちゃん(2歳)は、まだ私に慣れてない。

「抱っこする?」
と聞くと、当然、カラダ中でイヤ!と表明しました。(まだそんなに上手におしゃべりしないけど、イヤ!は言えるのです。良い育ちをしてます。^_^)

「Nちゃんが先に降りないと、後ろの人が降りられないよ」
とか
「ぢーこが抱っこして待ってたら、お母さん、すぐ来るよ」
とか二言三言、説得を試みてみたけれど、どうしても、うん、と言わないので諦めまして。

「Nちゃん、こっちにきて、木の後ろに避けてくれる?
そしたらお母さんが先に降りて、Nちゃんのこと抱っこしてくれるよ」
そう伝えてみると、Nちゃんはすっと避けて後ろからくるお母さんを通してくれました。

そして、ご機嫌でお母さんに抱かれて降りてきました。

探検の帰り道。
私が「抱っこしていい?」と聞くと、Nちゃんは全く当たり前のように私に抱かれてくれました。

何が言いたいかというと。

①先にNちゃんの希望を受け入れた。
②Nちゃんは、私のことを「この人は信用してもいいらしい」と感じてくれた。
③私の希望も聞いて、抱っこさせてくれた。

という順番で起きた、ということです。

私がNちゃんを「後ろからくる人の迷惑だから」とさっさと抱き降ろしてしまっていたら、

Nちゃんは「なんて失礼な大人なんだ!!」と怒って、私の希望を聞いてくれなかったと思います。

大人は、子どものことよりも、周りを気にして、周囲の都合を優先させてしまうことが多い。

その結果、子どもの気持ちをないがしろにしてしまうのに、自分の要望は通そうとすることをやってしまいがち。

順番を間違えると、うまくいかないのです。
遠回りに見えても、先に子どもの気持ちを聞く。

親子の間では、子どもはお母さんが大好きなので、気持ちをないがしろにしてしまったとしても、子どもは、許してくれることが多いです。

でも、時折振り返って、「やっちゃってないかな?」と考えることはとても大事だと思います。

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。 サポートは、お年玉みたいなものだと思ってますので、甘やかさず、年一くらいにしておいてください。精進します。