outer wilds途中まで感想

どうもマダカンです。
神ゲーと話題のouter wildsを途中までプレイしたので感想を語りたいと思います。

「操作性に難があるけど頑張ってネタバレ無しでクリアして欲しいゲーム」と話題の本作。

「途中で点と点が繋がる瞬間があり、そこから一気に面白くなる」とのことで、頑張ってプレイしました。

その瞬間がやってくると確かに「次はこうしよう」と目標が立てやすくなり、どんどん探索したいという気持ちが芽生えました。

作り込まれた世界観と美しいグラフィック。
確かにこれは「10年に一度あるか無いかくらいの神ゲー」と言われるだけあると思いました。

しかし神ゲーであると同時に操作性が壊滅的なクソゲーでもあり、神とクソが同時に存在している量子力学的ゲームな気がしてきました。

神ゲー要素を観測している時、このゲームは神ゲーである。
クソゲー要素を観測している時、このゲームはクソゲーである。

つまり神ゲーもクソゲーも同時に存在しており、どちらでもあるみたいなSF要素満載なゲームです。

ここから操作性への愚痴を語りたいと思います。




ゲーム開始直後

神ゲーとの話題を聞きつけて早速プレイを始めたあなたはきっとすぐに後悔することになる。

ゲームを始めるとまず起き上がるのが難しい

慣れれば視点を変えてから移動すればいいというコツを掴み、すぐに起き上がれるのだがプレイを始めたばかりの人はそれを知らない

なので「えっ?何この操作?」と始めから混乱することになる。

そしてスタート地点にいる最初のキャラクター造形に愕然とする。

目が四つあり、決して可愛くないデザインのキャラクターなのだ。

いや、彼らも慣れれば素敵なデザインに見える。
しかしゲームを始めたばかりのプレイヤーからは(おそらく多くは)全然魅力的に見えないだろうと思う。

そして彼らの文章も(初心者に対して)あんまり親切じゃない

主人公はこの世界の住民なので、キャラクターも親切に「ここはこういう世界で、この村はこういう目的で、君が今からやるべきことはこうだよ」とわかりやすく説明などしてくれない

お前も知ってるだろうけどよ」の体で語りかけてくるので、初心者は最初からアウェーの気持ちとなる。

しかもこのゲーム(switch版)、会話ボタンがゲーム開始直後はYボタンである。

会話ボタンと言ったらAだろという我々の常識を覆す初期設定である。

なのでここでも初心者はこのゲームから心が離れていく。

しかしこれらの設定はプレイヤーがオプションでカスタマイズできるのだ。

そう、このゲームはボタン設定もプレイヤーの自由であり、この設定を自分なりに変えないと操作が意味不明過ぎてストレスが異常値となる。

なのでまずはオプションで設定を変えよう


ゲーム開始後、慣れてない時の村の探索ほど苦痛なものは無い。

まずジャンプがやりにくい

何故ならこのゲームは一人称視点で視野が狭いため、ジャンプというマリオだってラクラク行える基本動作が異様に難しくなっているのだ。

ジャンプという行為がマリオで言うところの壁キックのような難しさがある。
少なくとも序盤はそう。

これらも慣れればラクに行える動作なので今は気にならないが、序盤はかなり苦痛なので、もう最初の村が一番難しい気がしてくる。

プレイを始めて主人公がやるべきことは「発射コードを手に入れること」なのだが、この情報もうっかり読み飛ばすと詰むし、「観測所に行けばいい」らしいことはわかるがどこに観測所があるかもどうやったらそこに行けるかもわからない。

「あの建物かな?」と一番目立っている建物に迎えば正解なのだが、普段親切設計のゲームばかりプレイしていたため「マップくれよ」「ちゃんと教えてくれよ」と不満を感じることとなった。

何を隠そう、このゲームはマップが無いのである。
宇宙空間でのマップは存在するのだが、肝心の地理・地形マップが存在しない。

かろうじて宇宙服を着ると東西南北がわかり、そこはありがたいが探索してもしても今自分がどこにいるのか、何がどこにあるのかが全然わからない。

マップがあれば難がありすぎる操作性も緩和されそうな気がするが、マップが無いために操作性の悪さに拍車をかけている状態となっている。

この視点の悪さと操作性のクソさで売るならせめてマップをくれよと何度も叫びたくなった。

つまり何が言いたいかと言うと、マップをくれ。

ここまでで既に「一部のコアなファンが持ち上げてただけで、クソゲーを掴まされちゃったな…」という気持ちになるだろう。

私もそう思った。
しかしそうではないのだ。信じてほしい。

だが最初の村の絶望感がこのゲームで一番でかい気もする。



宇宙

どうにかこうにか発射コードを手に入れていざ宇宙に飛び出すも、どの星も独特の宇宙法則を有しておりなんか知らないうちに死んでいる

人によっては「宇宙服を着ることを知らずにすぐ死んでしまう」こともあるようなので、本当に「これは流石に説明しろよ」と思った。

砂時計の双子星に至っては太陽に近づき過ぎると太陽の重力に引き寄せられて死ぬし、かと言って距離を取ろうとすると目的地へも離れ過ぎて永遠に辿り着けなくなるというジレンマが発生した。

速度同調を使え」という先人達の声を参考にしてもこればかりはどうにもならないので完全に運で辿り着いている。

探索ゲームなのに探索するまでが難しいのだ。

ちなみにこのゲームは「22分経過すると自然とゲームオーバーとなりやり直しとなる」というループ系のゲームなのだが、序盤は22分経過する前に死にまくるので、ゲームの概要が全く掴めない。

どういうゲームかわからないうちに死ぬ。
それがこのゲームである。




探査艇

このゲームの難易度を爆上げしている最大の要素。 

後述するが操作性の悪さが異常値に達している

いや慣れれば全然大丈夫という部分もある。
しかし星に着地するのにも一苦労するほど操作が意味不明であり、星内の飛行は絶望的である。

流石に宇宙空間での飛行は(周りに何も無いこともあって)比較的快適であり、神ゲーだと感じる。
(ただし太陽にすぐ引き寄せられて死ぬところはある)

しかし星に降り立つと快適さは死滅し、代わりにすぐ上下感覚を失いコントロールが意味不明な無能と化す。

本当にこれはもう少しどうにかならなかったのか。
探査艇を作った奴を殴りたくなる仕様である。

ただ、この探査艇は探査艇らしく回復ポイントでもあり、機内で色々回復出来る。
それがこの探査艇のいいところである。

のだが、これらの説明は一切無い
自力で気づかないと回復もできないただのクソとなる。
この要素に気づかない内は本当につらいというかダルかったので、誰か説明してください。


各星のクソ要素

巨人の大海

ここは最初から意味不明だったが、探索すればするほど意味不明、というか操作性の酷さに閉口した。

荒れ狂う海の星なのだが探査艇の操作性の酷さが異常なのでとにかく嵐に翻弄されることとなる。

そんなに酷いことある?てくらい酷い。

普通に地面に降り立って歩けばそんなに酷くないが、探査艇がとにかく酷く、すぐに上下感覚がわからなくなる。

本当に酷いし、何度も言うがせめてマップをくれ


脆い空洞

ここは慣れれば楽しくなってくるステージ(な気がする)

慣れるまではとある現象が意味不明過ぎる。
知らないうちに宇宙空間に放り込まれている。

普通の感覚なら「バグかな?」と思う。
なので解決法を見つけない限り「なんかバグってすぐ死ぬクソゲー」という感想となる。

しかし解決法を見つけると「すごい神ゲーだ!」という気持ちになるのも確か。

だがその解決法を見つけてもミスって宇宙空間に放り込まれてまた戻って……という作業感が出てきて大変ダルい。

もう少し主人公の操作性を上げて欲しい。
それか視点を広げて欲しい



闇のイバラ

まだちゃんと探索してませんがアンコウがクソです。



侵入者

この星は重力が小さいらしく、ここも知らない内に宇宙空間に飛んでいる

バグとしか思えない。

リアルな宇宙ってこんな感じかもな、とは思うが我々はゲームを楽しみに来たので、「遊びじゃねえんだよ」と言わんばかりに文字通り星に振るい落とされると「いい加減にしろよ」と言いたくなる。

宇宙法則自体は面白いと思うので、せめてプレイヤーを星に固定させるアイテムとかが欲しい。

速度同調じゃ足りないよ。



砂時計の双子星

上述したようにたどり着くまでがクソ

この星自体も探索が大変なのにまず探索しにいくことすら難しいの、本当にどうかしている。

いや実際の宇宙もこれくらい危険なのだろうという気はする。
しかしこれはゲームなんだからもう少しプレイヤーに優しくしたっていいのではないか。
そう思わざるを得ない。



やはり神ゲー

……などなど不平不満ばかり述べてしまいましたが、そういうことをグチグチ言いながらも進めたくなるような神ゲーであることは確かです。

神ゲーなんだけど、操作性がクソ。
操作性が神をけがしている。
本当にどうにかして欲しい。

ただしこれらのクソ要素も慣れが発生してくるので、プレイしていけば段々ラクになっていきます。

今では序盤のジャンプの苦痛さも忘れてきた頃合いです。
しかし序盤はジャンプさえキツかったことを忘れないでおきたい。

神ゲーなのに色々もったいない。
でももったいないところもあるけど神ゲーだと思うので、他の人にも是非チャレンジして欲しいゲームだと思いました。

クソ要素含めてこのゲームでしか味わえない体験な気がします。

それでは。

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