見出し画像

●イギリスの繁殖屋対策

ルーシー法2020年4月6日施行

この法律は、かつて繁殖屋のお母さん犬だったキャバリエ・キングチャールズ・スパニエルの名前を取って通称「ルーシー法」と呼ばれています。ワタシの覚えとして、また皆さんに知ってほしくてネットにあがっていた文章を元に加筆しています。

「ルーシー」は劣悪な飼育環境下で何度も子犬を産まされ、てんかんの発作も患って5歳で繁殖犬を引退。保護された時は、お尻の毛が固まり、背骨は曲がり、被毛が所どころ抜けるなどひどい健康状態だったのですが、新しい飼い主のもとで治療を受け幸せな時間を過ごしたとのこと。この事がきっかけで法律ができました。

イギリスでは●生後6か月未満の子犬・子猫の譲渡ができるのは、保護施設と認可を受けたブリーダーに限られます。
●ブリーダーは子犬が産まれた場所で、母犬と一緒に生活している様子を直接見せることが義務づけられました。
●違反者には最高6か月の懲役または罰金が科せられますが、金額の上限は「無制限」としている。

政府はさらに、動物虐待の最高刑を現在の6か月から5年に引き上げる計画だそうです。

この法律によって、子犬や子猫が安全で清潔な環境で生まれ、母親とともに成長し、そこから新しい家族のもとに巣立っていく環境が整備されることが期待できるはずです。また、生まれて間もない子犬を、ペットを装って国外から違法に持ち込む「密輸業者」の排除も可能となるとしているそうです。

親犬・親猫の飼育環境が改善されると同時に、母親から早く引き離される子犬や子猫がいなくなるでしょうね。

結果すべての飼い主は、健康な新しい家族(ペット)を、責任あるブリーダーから迎えられると言う事ですね。こんな風にしなきゃと思うのです😭。

画像は2015年イギリスで虐待され捨てられたサルーキとグレハンmixの子。ウィリアムくん。まだ仔犬だけど10Kgあるべき体重が2.9kgしかなかったんだよ😭。
ウィリアムくんを捨てた犯人は、動物虐待の罪で執行猶予判決を受け、35時間の無賃労働が命じられた。また一生涯動物を飼うことも禁じられたそうです。この事件から5年、悲しいルーシーの事件があって法律がすごく厳しくなった。

イギリスはどんどん前向きに変わるね。日本も早く弱い者に優しい国になるべきだとワタシは思うんだ😭。

ガンジーは言ったよ。
“国の道徳的進歩と偉大さは、動物を扱う方法によって判断されるべきだ”
“The moral progress of a nation and its greatness should be judged by the way it treats its animals.”

日本は悲しい国だね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?