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【シングル】【真皇杯東北予選4位】壁日食ネクロズマ


5月26日に真皇杯東北予選に参加してきました。
日食ネクロズマ構築を使用し予選6-0で決勝トーナメントに進み、結果4位の成績を残すことができました。ネクロズマというと黒馬バドレックス・ミライドン・コライドンに比べて評価が低いポケモンですが、結構真面目に考えた末に採用・構築を作ることができました。レギュレーションGが始まったばかりのタイミングですし、今後の参考になればと思い残します。



□当日使用したPTと個体解説

PTのコンセプトは壁張ってネクロズマの積み技からの全抜きと…壁構築あるある。
ネクロズマに身代わりを搭載させることによって物理受けで使用率の高いヘイラッシャを起点にすることができます。

179(52)-200(180)-151(28)-119(0)-132(20)-138(228)
H→残飯回復4回で身代わり1回分のHP回復
A→+1でH175B100黒馬バドレックス乱数1発(81.2%)
 砂・ステロ定数ダメージ込みで倒せる。
HB→A172鉢巻パオジアンのかみ砕く乱数1発(18.7%)
  A121(4振り)ヘイラッシャの地震がノーマルテラス下の身代わり確定耐え(31〜37)
S→+1 最速テツノツツミ抜き

壁下で動くことを前提としているので、Hの回復量・竜舞後の数値は確定としてあとは叩き台のまま変更することなく使用。
ヘイラッシャを起点にするために身代わりを採用。ウェーブタックル持ちはリフレクターor捨て台詞が必要。技があくび・じわれ・雪雪崩・まもるorねむるのヘイラッシャは地割れしか身代わりを破れる手段がないので予選・決勝Tはほぼこのパターンに持っていって勝負を決めていた。

201(244)-140-118(180)-103-106(84)-80(0)
HB→A204鉢巻ノーマルテラスカイリューの神速 急所75%耐え
HD→残り


193(140)-194(252)-115(36)-72(0)-100(76)-105(0)
A→構築上積まないと火力ないので、特化。グラスライダーのダメージ期待。
HD→壁下C217+1状態の黒馬のアストラルビット確定3
  (C217 -1 黒馬のアストラルビット確定3と同じ)
HB→晴れ下A205コライドンのスケイルショットを5回確定耐え

グラスフィールドによるネクロズマのサポートが偉い。
フィールドの回復量と食べ残しの回復で2度おいしい。
ダブル界隈では夜マック?倍マックって言っていてセンスを感じました。


205(0)-192(252)-125(0)-58(0)-101)(4)-112(252)

ASガチグマ
欠伸ループカット。グライオンに抗う枠。
根性草分けではグライオンの身代わりは割れないので、剣の舞から草分けを行う必要あり。


195(156)-×-145(252)-81(4)-112(92)-71(4)
HB A+2 205晴れ炎テラスコライドンのフレアドライブ確定3発を確保
残りをD

コライドン対策枠。ほろびのうた持たせることで、バトン構築・ギミック構築に強く出れる。

131(4)-×-100(0)-205(252)-140(0)-152(252)
CS。ボディプレス持ちの耐久ポケモンに詰まないように採用。


基本選出は3パターン
①オーロンゲ+日食ネクロズマ+ゴリランダー
②オーロンゲ+日食ネクロズマ+ガチグマ
③イーユイ+オーロンゲ+日食ネクロズマ

□ネクロズマを選択した理由

・S上昇の積み技がある・ヘイラッシャで止まらない積みアタッカー・初見狩りができる。

・S上昇の積み技がある。
環境が定まってないので、やることが明確な構築を目指す。壁からの積みエース全抜きの構築に。
悪巧み・瞑想を使ってバドレックスもいいが軽業オオニューラ・スカーフに上取られて倒されるのが嫌なので、S上昇もできる竜の舞を使える禁伝枠にしたいと考える。竜の舞ができる有用な禁伝ポケモンはレックウザ・ゼクロム・ブラックキュレム・日食ネクロズマが候補にあがる。

・ヘイラッシャで止まらない積みアタッカー
積んだものの天然ヘイラッシャで止まらないのが条件で考える。特にコライドン受けでヘイラッシャの評価は高いのでこの条件が満たすのは特性で天然無効できるゼクロム・ブラックキュレムと技で特性無効して殴れる日食ネクロズマが候補になる。
ブラックキュレム・ゼクロムは1竜舞で最速黒馬バドレックスを抜ける調整ができるのが良い点。しかしながらブラックキュレムは持ち物がほぼイカサマダイスになること・ステロで削られてからの積み技はHP消費が激しいのが難しいと判断し、ゼクロムと日食ネクロズマで考えることに。

ゼクロムと日食ネクロズマを比較は下記の通り。

ゼクロム
1竜舞で黒馬バドレックスを抜ける。電磁波無効。スケイルショットのタイプ一致連続技あり。

日食ネクロズマ
鋼タイプによる毒びしが効かない。フェイタルクロー無効。耐性優秀。月の光の回復の技あり。瞑想・アシストパワーの特殊技もある。トリックルーム使える。
1竜舞では最速黒馬バドレックスを抜くことができない。

ゼクロムも迷ったが、最終的には毒びし展開を無効・初見狩りができることを期待して日食ネクロズマを採用した。

因みに…
ここまで書いといてなんですが、直前まで同時に考察してきたミライドン軸で行こうとしてました。しかし勝てるイメージがあまりにもなく友人のへちま(@pokehetimaxyz)に相談したところネクロズマの構築で行くことを強く進められた話あります。


□構築遍歴


東北予選の2週間前に行われた九州予選でも壁日食ネクロズマ構築を使用。
使用したPTは下記の通り

ミライドン対策で電気無効で圧力をかけられるチョッキアカツキガチグマ・カイオーガ対策で水ポン。環境初期にテラパゴス構築が結果を残していたことからどくびし展開ができるキラフロル。全体的に速度が遅い・威嚇によるサポートと対面操作ができる霊獣ランドロスを入れて九州予選に挑んだが、予選は2-2で予選3位で終了。
勝った試合はヘイラッシャ・物理受けポケモンをネクロズマで起点にして勝ちパターンにもっていくことができた。
負けた試合は有利な展開に持ってきたのにかかわらず相手の選択が上手すぎて実力負け。
想定していないテラスポケモンに壁下の日食ネクロズマが倒されて負け。
予選は抜けられなかったものの日食ネクロズマはそこそこ勝負できることを確信。2週間後に控えている東北予選で使用する候補の1つとして詰めていくことに決める。
チョッキアカツキガチグマはミライドンの流星群が普通にきつく、サイクルは回せないことがわかる。フィールドを変更できること・ネクロズマの積み展開をサポートできるゴリランダーに変更。コライドン対策は霊獣ランドロスかキラフロルで火力を落とすか展開を阻止しつつ積み展開に持っていくことを試みたものの微妙。フェアリーテラスのヒードランを入れていたが、北陸予選の配信でみたマリルリがギミック構築にも強くでれると感じマリルリを投入。
予選の考え方として2敗までは許されるため、苦手なカイオーガ・ブラックキュレムは数はいないと予想して対策枠をいれるのではなくボディプレス勢に詰まないよう特殊技で圧力のかけられるイーユイを採用することとして構築を改良した。

□2024年度シーズンの振り返り


6/2にPJCSが終わりTGC・VGCはシーズンが終了しました。
今まではシングル対戦をメインに行ってきたが、VGCに力を入れたシーズンでした。自身が取り組んできた結果が残せた大会を残します。

□リアルぼさんないとWith Aaron.T&Wolfe  準優勝

□ポケモンパラレルアリーナ ラストチャレンジ ベスト32

□Umbra Friendly#03 10位

□竜王戦2024 挑戦者決定戦 115位

□真皇杯 東北予選ベスト4


肝心のPJCS予選はボーダーに触れることなく終了。前みたいに積極的にオン・オフラインの大会にでることや、ランクマをしなくなった結果だと反省。PJCSの場で対戦がしたいので、24年の反省を活かしていろんな大会・ランクマして自力をつけていきます。

□special thanks


・オフを運営・対戦・交流してしてくれた方々。
楽しい1日を過ごすことができました。
・へちま バンリ
構築相談に乗ったり、直前に大会をキャンセルすると駄々こねまくってた自分を引っ張ってくれてありがとう。


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