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大阪の地下街 -不透明な大阪(1)

 大阪の地下街の多くを運営してる会社があるのをご存知ですか?

「NAMBAなんなん」「ホワイティうめだ」「あべちか」「なんばウォーク」「 京橋コムズガーデン」「ドージマ地下センター」これらの地下街を同じ会社が運営しています。

これらの地下街は「大阪地下街株式会社」が運営しています。大阪市営地下鉄が「大阪メトロ」になったと同時に全てがこちらの運営になりました。

 「大阪地下街株式会社」「大阪シティバス株式会社」は、「大阪市高速電気軌道株式会社(大阪メトロ)」 の子会社。と有名なサイトに書かれてありました。

 「大阪メトロ」の株は、現時点では大阪市が100%所有しているようですが、「大阪メトロ」を民営化すれば、これら全てが大阪市のものでなくなってしまう首の皮一枚でつながってるような状況にあります。

 では、これらの地下街の運営団体はどうなっているのだろうか?と調べてみましたが、情報はほとんどありませんでした。

 「NAMBAなんなん」「ドージマ地下センター」は、元が大阪の第三セクターでなかったようで、大阪地下街株式会社に移行する経緯を示す資料がでてきました。

「ドージマ地下センター」の吸収合併

地下街(778)

 

「NAMBAなんなん」

nambaなんなん


 しかし、肝心の「大阪地下街株式会社」 については、2018年3月31日までは「大阪市」が53.7%出資。2018年4月1日に「大阪メトロ」の子会社になったらしい。2019年12月16日の時点で「大阪メトロ」」が保有する比率が50.3%で2018年より下がっていることだけわかりました。

株の保有率 (698)

 それ以外の大半は、在阪の企業が所持しているのがわかりますが、残り約20%の所有者が不明です。所有者不明の分も、議決権を持っている可能性は十分あるのです。

 「NAMBAなんなん」「ドージマ地下センター」以外の大阪市が第三セクターとして出資していた地下街については、大阪地下街株式会社と同様に、その日で株式会社になっているみたいで 大阪地下鉄株式会社が運営している以外の情報はありません。

 第三セクターから株式会社に移行したのであれば、出資していたお金はどうなったのでしょう?議会でどのような議論がなされたのでしょうか?

 なぜ、これほどの出来事なのに新聞報道の記事が検索にヒットしないのでしょうか?


「大阪市街地開発株式会社」
 こちらは「大阪市街地開発株式会社」大阪駅周辺の開発を請け負ってそうな会社の情報ですが、それなりの情報が取得できました。  

大阪市街地開発株式会社 (700)

大阪市街地開発株式会社 (683)


 第三セクターとして所有していた地下街は、いつの間にか株式会社の所有に変更されています。メトロが親会社だと言っても、現時点の株主比率も好評されておらず、移行した経緯も不透明です。それに維新は、メトロを売りとばす気です。
 知らぬ間にテナントのオーナーが代わっていて家賃が上がるなんて、よく耳にする話しです。だから、地下街で場所を借りている店のオーナーなら、市の所有であってくれた方がいいに決まっています。

 一方、開発を担う会社は、ガッツリ市と連携しています。つまり随意契約される可能性があるという事です。