大阪府立総合野外活動センター ― 売り飛ばされる財産(3)
みんなに愛された施設でした。こちらには、建築の教科書に載るような建物もありました。今では、商業色の濃い施設ができています。
こちらは2016年の「野外レジャー施設」です。大阪府のハイキングコース。キャンプ場の4は、全国的に見てもワーストです。
ある人のブログより
「時代を担う青少年の健全育成」が目標だったそうです。
ブログより抜粋
私は大学時代の4年間、ボランティアのキャンプカウンセラーとして
子どもたちとキャンプを楽しみました。
・・・ 中略・・・
橋本知事の改革で、必要のないものは切り捨てるの1つに挙げられてしまいました号泣
「時代を担う青少年の健全育成」が目標のこの場所が閉鎖とは寂しいです。
・・・ 中略・・・
能勢のキャンプ場へ初めて行ったのは、小学校3年生の時。
キャンプ場に行って山の中に入った瞬間、「生きてる」という感覚を
初めて味わいました。一瞬の感覚でした。
今でもその「瞬間」の感覚を覚えています。
そして、大学1年生の4月。入学した大学に馴染めず、登校拒否になりかけた時、
偶然、テレビでその能勢のキャンプ場が放映され、「キャンプカウンセラー募集」
の映像が写り、すぐに電話をして面接に行きました。
・・・ 中略・・・
今日は、沢山の経験をさせてくれた「大阪府総合青少年野外活動センター」に感謝
-------その人のブログは、こんな言葉で終わっていました
また建築的価値が高い建物もありました
この建物が現存していたら世界中から建築家たちが見学に来てくれたでしょう。しかし、日本建築学会からの要望、申し出に関わらずハシシタ氏はこの施設を保存することはありませんでした。
「日本建築学会」が、協力するから保存してほしいと要望書が提出しています。。。残念ですが、もちろん跡形も残っていません。
当時の様子が少しだけしのばれるブログです
http://arinashi-coffee.com/sightseeing/2310/
現在の跡地
商業色の濃い施設ができています。
こちらの施設の運営会社は、本社の位置をはるか北から転々と変えています。しかし、あまり詳しくは公表されていません。また、この施設を建設する時には、国からの補助金を受けています。
最後に
運営コストなんてたいした金額ではなかったはずです
ハシシタさんが、強引に廃止しました
跡地は、レジャー開発
大阪の最低位賃金は、964円です
主婦が何時間働けば、家族でいけるのでしょうね
どちらの施設が、子どもたちにとって必要ですか?こちらは、2016年の「野外レジャー施設」です。
大阪府のキャンプ場、ハイキングコースは4。日本の中でもワーストでした。