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おもんない日常。会う人会う人がおもんない
部活に行けば、何かしらで毎回いじられる。滑舌の悪さ、過去の恋愛遍歴で馬鹿にされる。おもんない、同じネタの掘り返しばかり。同じネタで相手をいじっていじっていじって、それでいて何か返しても反応くれなくて、俺の話なんか聞いてくれない。

嫌いなんだろ、俺のことが。だから相手が言われて不快に思っていることを言い続けられるんよな。優しい人ならだれか一人は察してやめるはず。察せないバカばかりなんだよ。

相手の心を摩耗させてそれでいて相手が部活を辞めるのを待っている、そんなくそみたいな人間に見えてくるんだ。

高校の友達と酒を飲んでも、毎回いじられる。仲のいい友人の中で自分だけが浪人ということ、酒の弱さなど。浪人やから何なの?それをいじって何を求めるの?目的を教えろよ。冗談で言ってんなら悪い冗談だ。

”いじりは気にしなくて無視をすればいい”

そう思ってもそういう誹りの弾丸はほんとは無視できてないんだよ、全部心に刺さってくる。無抵抗に受け入れているだけ。

”いじられキャラは愛されている証拠、うらやましいよ”

その無責任な口を一回閉じろよ。コッチノ苦労も知らんくせに愛されているとか言わんでくれ。じゃあ俺を愛しているっていうことを行動で示してよ。





でも本当はわかってんだよね。そうなった原因

滑舌の悪さ、過去の恋愛遍歴、浪人を肯定的に受け入れること。それは全部俺の口から発信したものだから。

人に対して自分に興味を持ってほしくて、ついぱっと言った自分の失敗談。自分の性格を肯定的に受け入れようとして、自虐的に発信した自分のコンプレックス。彼女ができたことのないことでマウントをとられるのが嫌で、話したくないのに話した過去の恋愛遍歴。全部根元にあるのは自分。

だからこんだけ俺が苦しんでいるのに、他人のせいにできない。他人にもうやめてと言えない。全部は自分で蒔いた種だから。だから現在の自分で過去の自分を断罪するしかない。死にたくはないけど。

”誰かにやさしくしたら、その誰かが気づいて助けてくれる”そう思って、こういうくそみたいなことをする人たちに俺は優しくしないといけない。本当はただ都合のいい奴だと解釈されるだけで何も進展を生まないとわかってるけど。

人間として誰しも最低限優しさは持っている以上、俺は優しくすることをやめたらもう人間としてなにも良さが残らん。結局、自分をいじってくる人たちに優しくしないと、俺は生きていけない。

おもんないよ、こんなの。やりたいことはあるから死にたくないけど、できることなら存在を消したい。


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