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「ルベウス・コランダム」設定


名前:ルベウス・コランダム
年齢:60万2000歳(外見は20代後半)
性別:男
身長:185cm(+ヒール高さ7cm=全長192cm)
体重:73kg
一/二/三人称:俺/君、お前/あいつ、彼、彼女
好きなもの:カーバンクルの仲間、装飾品制作
嫌いなもの:人間、異種族、炎
その他:細身だがしっかりと筋肉が付いている身体つき
基本的にサフィールは名前呼びだが、たまに「兄貴」と呼ぶ

コランダム(ルビー)のカーバンクル。
里の見回り、仲間のカーバンクル達の手に負えない案件(獣の襲撃など)が起こった際の出動を担当。

サフィールの双子の弟。

寡黙で仏頂面の兄と違い、ひょうきんで人付き合いが好き。
他のカーバンクルとも仲がよく、怖いと誤解されがちな兄のサポートに回ることが多い。

装飾品制作を趣味としており、里にある金属加工機や研磨機で、遠征したカーバンクルが持ち帰った金属や繭の殻の鉱物を加工してアクセサリーを作成したりする。
エメラダと共同で服をデザインすることもあり、もともと大人サイズだったイリスの服を、子供サイズまで小さくできたのはルベウスのおかげでもある。

兄とは違い、天才肌ゆえに何でもそつなくこなせてしまう。
ただ、その分答えを急ぎすぎてしまうことがあり、物事に時間をかけて取り組むのはあまり得意ではない。

2000年の間に戦闘技術を磨いてきたおかげで、サフィールと並んで「カーバンクルの里最強の二人」と認識されるようになった。

里の中では人一倍外の世界に関心が強く、イリスや他の仲間達に外の世界へ出るべきだと繰り返し主張するが、保守的なイリスを筆頭に聞き入れてもらえない。
本人はさして気にしていないようだが…?

その真意

里の外に出たいのは、異種族への復讐のため。

旧世界にて敬愛するオパールのカーバンクル(ウパラ)を人間たちに殺され、彼女の仇を取ることを心に誓う。
イリスの力を利用して異種族への復讐を果たそうとするも、サフィールたち里のカーバンクル、そして忌み嫌っていたはずの異種族たちに阻止される。

それでも復讐を諦めきれないルベウスは里を抜け、外の世界を放浪する身になる。

その後


あてもなく放浪していたルベウスは、旧世界からひっそりと生き残っていた人型ギアたちに遭遇する。
「誰も傷つかない世界の創造」を掲げ、カーバンクルをその仲間として迎え入れると告げるギアにルベウスは同調。
自ら志願してギアの組織の戦闘員になる。
四肢のルビーをギアの造った合成ルビーに取り替え、戦闘能力が大幅に向上。
しかし、拒絶反応を抑えるために薬の服用が必須となった。
その顔から屈託のない笑顔は失われてしまったが、戦闘で気分が高揚すると薬の副作用でハイになり、狂気的な笑みを浮かべるように。

合成ルビー
カーバンクルを兵器として活用するため、ギアが開発したもの。
吸収したマナの循環を飛躍的に高め、マナを大きく増幅する力がある。

合成ルビー部分はマナが大きく高まっているため、暗闇でも蛍光するかのようにぼんやりと光る。
ただし、合成ルビー自身がマナを持っているわけではないため、ギアの燃料としては使えない。
また、不純物が含まれていない分、ルベウス自身のルビーよりもわずかに強度が高い。

ルベウスの服用する薬
カーバンクルを兵器として活用するため、ギアが開発したもの。
・合成ルビーの拒絶反応を抑える成分
・ルベウス自身の骨を粉末にしたもの(薬自体を消化・吸収できるようにするため)
が含まれている。
薬の成分は全身の泥、結晶部分に浸透し、合成ルビーの拒絶反応を抑える。
ルベウスが提供した四肢から作られているが、そのストックがなくなればルベウスの骨を更に使うことになるため、骨の吸収→骨の切除→骨の吸収…という無限サイクルができる。
そのため、ルベウスの寿命が尽きない限り無限に活動可能。
なお、薬の効果が切れると拒絶反応によりめまい、ふらつき、激しい頭痛等が起き、最終的に合成ルビー部分は砕けて消滅する。

その後
異種族の殲滅を誓うルベウスはインカラムと幾度となく戦闘を繰り広げるが、最終的には敗北。
拒絶反応で合成ルビーの手足は砕け散り、四肢を失った状態で激流の中へ落下。
そのまま遠い国まで押し流され、翡翠・翠兄妹のもとに流れ着く。
気まぐれで拾った兄妹のもとで50年の眠りにつき、目が覚めた時にはイリスと同じように体が縮んでしまっていた。
拒絶反応によるショックで記憶を失くしたルベウスは、翡翠から「火眼(ひがん)」と名をつけられ、兄妹とそれを取り巻く異種族に育てられることになる。
火眼は自らを大切に扱ってくれる異種族たちに心を開き、第二の生を歩むこととなった。


過去

旧世界で生まれたカーバンクル。

ルベウスとサフィールは同じ繭から生まれたが、誕生してすぐ人間に連れ去られる。
サフィールと共に拷問じみた実験を受け続けていたが、ウパラの反乱とイリスの先導で脱走。
脱走する際に身体を張って逃してくれたウパラの姿に、強い憧れを抱くことになる。

ルビーの純度を高めるために加熱実験を受けた経験があり、炎がトラウマ。
(マッチ棒程度の小さな火なら平気だが、焚き火程度の大きさになるとちょっと嫌な顔をする。サウナとか絶対行けない)

その後、仲間とともに人間の神父の家で匿われ、束の間の幸せを手に入れる。


いつもぼんやりしているサフィールの面倒をよく見ていたルベウスが兄だと誰もが思っていたが、ルベウス本人の希望でサフィールが兄になった。

ルベウスにとって、自分を施設から連れ出してくれたサフィールは紛れもなく「兄」だった。

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