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ギア・ファンタジア用語集
世界観
ケイオノヴァス大陸
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ギアファンの舞台は、1つの中規模程度の大陸「ケイオノヴァス大陸」
さまざまな種族がひしめきあっている大陸であり、その種類の豊富さと密度は世界的に見ても珍しい。
(他の大陸はより広大であり、種類も4~5種程度)
国
1つの列強種族につき1つの国がある。
友好関係を結んでいる国同士は、国民がお互いに交易や観光などで行き来することも多い。
基本的に大陸内では、カーバンクルの里を除く全ての国が平和協定を結んでいるが、異種族と反りが合わないエントの国はヒューマン以外の種族に入国制限がある。
カーバンクルの里のみ長らく鎖国状態だったが、物語の約100年後に開国する。
各国の解説(画像生成:midjourney)
ユマーノ王国
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ヒューマンの国。
ギアの発展により栄えた工業国。
エルフやセリアンなど異種族も行き交う国。
ウェントゥス王国
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エルフの国。
山の中の、小高い丘の上にある。
エルフは風を感じられるよう、尖った屋根の付いた家に住んでいる。
ベスティア王国
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セリアンの国。
王都は近代的だが、壁を1つ隔ててスラム街がある。
モンス王国
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ドワーフの国。
穴蔵の中に家がある。
穴蔵とは別で鉄骨とレンガで作られた工房がいくつもあり、もうもうと煙が立ちこめる。
ゲンマ王国
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レプラコーンの国。
モンス王国と似ているが、より華やかな見た目をした家が建っている。
シルヴァ王国
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エントの国。
木造の家が建てられている。
国の中心には巨大な御神木がある。
家の中には、御神木の接木が植えられている。
マーレ王国
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マーマンの国。
珊瑚礁に囲まれ、珊瑚や螺鈿で飾られた華やかな街並み。
海の中にも珊瑚礁をくり抜いた集落がある。
カーバンクルの里
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カーバンクルの住む集落の俗称。
旧文明のカーバンクル研究所をそのまま住処として使っている。
周囲にはさまざまな花で飾られた花畑がある。
文明水準
各国、19世紀ヨーロッパ(産業革命が起こった後)+αぐらい。
水洗トイレ、白黒写真はある。
テレビや電話はない代わりに、魔法で映像、音声をリアルタイムで伝達することは可能(録画・巻き戻し等は不可能)
飛行機を始めとした空路の移動手段はまだないので、基本的な移動手段は陸路か水路のみ。
鳥類のセリアンのみ空を飛ぶことができるため、険しい山岳地帯などの郵便・荷物配達を請け負ったりもする。
短距離なら魔法でワープもできる。
通貨(画像生成:Midjourney)
単位は「アルム」貨幣(金貨)と紙幣がある。
昔は「キュプラ(銅貨)」「アゲンタ(銀貨)」があったが、インフレによって消失した。
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エルフの宮廷画家が二人のマスターピース(左:ドワーフ 右:エルフ)を描いた。
モンス王国からは「デザインがエルフに寄りすぎている」と非難轟々だったが、いつの間にか有耶無耶になった。
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貨幣は旧文明の文字で「アルム」と書いてある。
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裏面にはケイオノヴァス大陸の大陸花であるハスの花が描かれている。
旧文明の文字を使い、ケイオノヴァス語で「多様性を愛せよ」と書いてある。
言語
大陸内には現代世界でいう「英語」のような共通言語(発音、文章)が存在している。
通称「ケイオノヴァス語」と呼ばれている。
それ以外にも、各国には独自の言語があり、仲間内ではその言語で話す。
ケイオノヴァス大陸内の言語は発祥は同じ「古代ケイオノヴァス語」なので、違う国の言語でもよく聞き取ればなんとなく意味は通じる。
各大陸を回る冒険者ギルドは、共通言語以外にも各国の言語を一通り身につけている。
カーバンクルは旧世界の文献や音声データを引き継いでいるため、仲間内では旧世界の言語で話す。新しいカーバンクルを回収する際に正体を隠して異種族と関わるため、ケイオノヴァス語は教養として身につけている。
イヴォルブ・シリーズはインプットされた膨大なデータから言語の意味や特徴を推測し、理解することができるため、どの言語にも適応できる。
交配
他種族間での交配は基本的に出来ないが、ヒューマンのみ他種族と交配可。
また、リリパット同士であるドワーフとレプラコーンも交配可。
外見や身体能力への現れ方はまちまち。純血の亜人より寿命が短かったり、身体能力が低かったりする為、差別の対象になることも多い。
反面、高い繁殖能力や治癒力を持ち、多くの種族の絶滅の危機を救ってきた。
今ではどの種族にもほとんどヒューマンの血が混ざっており、ヒューマンですら完全な純血はほぼいないとされている。
なお、生まれ方は雌個体がどちらの種族かに左右される(雄ヒューマン、雌マーマンの場合、子供は卵生)
生殖によって殖えないカーバンクルは、ヒューマンの血が混ざらない唯一の列強種族。
用語
マナ
旧世界の人間によって地下から発見された、未知のエネルギー物質。
人間がマナの濫用を繰り返した結果、地球全体が高濃度のマナに汚染されてしまう。
60万年の時間を経てマナは薄まり、また生物もマナに適応して進化した。
新世界では全ての物質に、濃度に違いはあれどマナが含まれている。
濃度によって現れる性質に差異が出る。
低濃度のマナ
特に何らかの働きかけは起こらない。
中濃度~高濃度のマナ
変異の力。
生物・無生物を問わずあらゆるものに対し、分子構造が変異するように働きかける。
生物が働きかけを受けた場合、身体的特徴が変化したり、知能が上がったりする。
また、無生物が働きかけを受けた場合、生物のような「意思」を獲得するようになる。
濃度が高くなればなるほど変異の力は強く働くため、高濃度のマナを浴びると怪物のような姿に成り果てることも。
生物が高濃度のマナを受けた場合、知能の変化に脳の機能が追いつかず、知性を失って本能に従って生きるようになり、凶暴化する。
超高濃度のマナ
保存の力。
「マナに触れた瞬間」の状態を、さながらホルマリン漬けのように固定し、マナが薄まらない限り永遠に保存し続ける。
薬品と違い「物質は別のものに置き換わらない」ため、全く変化させたくないものを長期保存することが可能。
生物が保存の力を受けると意識を失い、肉体の全ての機能が完全に停止するが、マナが安全な濃度まで薄まれば元通りに活動を再開し始める。
マナで保存された物体は、マナが外に漏れ出すと大変危険なため、大規模な研究施設で核エネルギーのごとく厳重に管理されている。
コールドスリープに代わる、新たな肉体保管方法として一部の富豪の間で使われるようになった。
マスターピース
ケイオノヴァス大陸において、歴史上に大きく名を残す人物に与えられる称号。
新世界が始まってから、2000年の歴史の中で2人しか存在していない。
うち一人はドワーフの男性。第二次リリパット戦争を集結させた英雄。
もう一人はエルフの女性。大陸全土を覆い尽くした疫病「薄荷病」のワクチンを開発した救世主。
歴史に名を残す理由は時代によって変動する。
マスターピースと大陸全土から認められた人物は「マスターピースの称号」の証の勲章を授与される。
称号を得ると、どんな望みも(各国にできる範囲で)叶えることができる。
モンストロ
マナの変異の力を受け、さまざまな動物が交配した結果生まれた生物の一部を「モンストロ」と呼ぶ。
モンストロはマナの変異の力によって引き出された「凶暴性」が強く残っており、眼の前で動くものに容赦なく襲いかかる習性を持つ。
そのため、列強種族の安全を脅かす存在として、冒険者ギルドによる討伐対象とされている。
カーバンクルの生まれる地域やカーバンクルの里には、岩石に宿るマナを食らうモンストロもおり、カーバンクルの数少ない天敵となっている。
動物
マナの変異の力を受け、さまざまな動物が交配した結果、一部の動物は両方の動物の性質を引き継ぐキメラとなった。
動物の名前は旧世界の文献を元に新世界の列強種族が決めたものなので、現実世界の生物と同じ名前の動物も少なくない。
植物
植物はマナの変異の力そのものは受けたものの、自ら進んで他植物と交配することはないため、動物と比べ、あまり現実世界の植物との差異は大きくない。
植物の名前は旧世界の文献を元に新世界の列強種族が決めたものなので、現実世界の生物と同じ名前の植物も少なくない。
魔法
マナの変異の力を利用し、さまざまな超常現象を引き起こすこと。
5大元素(木・火・土・金・水)を操る魔法の他、現代に近づくにつれ、映像転写魔法(ビデオ通話)、転移魔法(ワープ)のような元素を介さない魔法も使えるようになった。
国外で公的に魔法を使用できるのは、魔法学校を卒業し、免許を取得した者のみ。
各種族の魔法適性
魔法適性あり(魔法の強さ順):鬼>>>エント>エルフ
鬼は寿命と引き換えに驚異的な魔法適性を手に入れ、物質に仮の命を吹き込むことすら可能。
エントは魔法適性は高く、木の魔法が得意だが火の魔法および金の魔法は使えない。
エルフはエントに比べてやや魔法適性は劣るものの、5大元素全ての魔法が平等に使える。
魔法適性なし:ヒューマン、セリアン、リリパット、マーマン
例外:カーバンクル 擬態の状態では魔法適性はないが、結晶態になると1つ(インクルージョンを含む場合は複数)の魔法が使える
魔装具
マナの変異の力を閉じ込め、魔法適性がない種族でも魔法を行使できる道具。
かつてはゴテゴテした大掛かりな装身具だったが、技術が発展した結果、化粧品のコンパクトぐらいのサイズまで小型化に成功した。
国内外で公的に魔装具による魔法を使用できるのは、魔法学校を卒業し、免許を取得した者のみ。
きちんと使い方を習得さえすれば使用自体は誰でも可能なため、通常の魔法よりも厳しい使用制限が掛けられている。
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