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主人公の相棒「フォー」設定

「了解、俺はエミルの相棒」
「心…理解不能。心とはなんだ?」


名前:フォー(004)
年齢:不明(外見年齢は16歳前後)
性別:男
身長:165cm
体重:59kg
一/二/三人称:俺/お前/あいつ
好きなもの:(エミル)
嫌いなもの:(エミルの幸せを阻むもの)
その他:機械の身体だが、軽い金属で出来ているためヒューマンの平均体重と同じぐらい

60万2000年の眠りから覚めた古代の人型ギア兵器「イヴォルブ・シリーズ」の1体。

エミルが初仕事で調査をしていた古代遺跡でフォーが入ったカプセルを発掘。
目覚めたフォーは、エミルを「マスター」と認識。
モンストロに襲われた彼女を、謎に満ちた技術を行使して助ける。

助けられたエミルは彼に「相棒」になってインカラムに所属するよう懇願し、「識別番号004」と名乗った彼に「フォー」という名前を与える。

エミルの強い勧めによってインカラムに所属することになったフォーは、仲間からは「新米のエミルを守ってくれる心強い存在」として頼りにされる。

性格

最初の頃はエミルの命令には絶対に従うが、それ以外ではただボーッとしており、ヒナ鳥のようにエミルの後を追うだけの無機質な性格だった。

人間のように「学習」するプログラムが仕込まれており、しばしばエミルや他のインカラムメンバーに問いを投げる場面が見られる。
問いに対する答えからヒューマンらしい思考パターンを学習していき、徐々に心の萌芽のようなものが行動に見られるようになっていく。

彼の正体を調べた魔法学校の教授グウィンドリンからは「彼の思考はプログラムだけで動いており、心は生まれる余地がない」と言われているが…?

能力

肉弾戦や、腕をブレードやレーザーガンに変形させることで近距離から遠距離まで攻撃することができる。
また、自己修復機能が付いており、燃料が切れない限りはどんなケガでも時間経過で修復することが可能。

弱点

1日1個、マナの多く含まれた石炭を燃料として摂取しないと「スリープ(機能停止)」を起こしてしまう。
スリープを起こすとピクリとも動かなくなる。
激しい戦闘の後は複数個の石炭の摂取が必要となるため、非常に燃費が悪い。

インカラムメンバーとの関係性

エミル

初めて起動した存在をマスターとして認識するイヴォルブ・シリーズは、エミルをマスターとして認識。
エミルに「相棒になってほしい」と言われてからは「相棒」という言葉を使ってはいるが、基本的にはエミルをマスターだと考えている。
「マスターを守り、マスターに従うのが役目」というイヴォルブ・シリーズのプログラムからエミルに付き従っていたが、心の萌芽のようなものが芽生え始めてからは、エミルと本当の意味での「相棒」としての信頼関係を築くようになっていく。

バックス

最初はエミルに常に付き従うことで、何かと嫉妬の目線で見てくるバックスを全く意に介さなかった。
彼を「団長」とは呼ぶが、エミルを介してしか命令には従わない。
しかし、心の萌芽のようなものが芽生え始めてからは、彼の言うことにも耳を傾けるようになっていく。

ジョゼフ

古代の人型ギアであるため、ジョゼフからは好奇の目で見られていたが、全く意に介していない。
ジョゼフの皮肉を真正面から受け答えするため、彼とはなんとなくギクシャクした関係。

ジーン

存在自体は認識しているが、特に興味はなかった。
ジーンも任務以外でフォーに接する機会は少ないため、お互いに関わりが薄い。

アートゥロ

彼を「副団長」とは呼ぶが、エミルを介してしか命令には従わない。
アートゥロからは「何を考えてるか分からないから扱いが難しい」と思われている。
広い知見を持つアートゥロは、フォーがエミルの次に問いを投げかけることが多い相手。

マグノリア

存在自体は認識しているが、特に興味はない。
マグノリアはエミルを守ってくれる彼の存在を好意的に思っており、何かと気にかけてくる。
心の萌芽のようなものが芽生え始めてからは、気にかけてくるマグノリアに対して優しさからくるような行動を取ることが増えた。

エインズワース

存在自体は認識しているが、特に興味はない。
エインズワースからは「何かの拍子に敵に回るのではないか」とうっすら警戒されている。
心の萌芽のようなものが芽生え始めてからは、彼の警戒心を感じ取るようになっていく。

エドガー

存在自体は認識しているが、特に興味はない。
エミル同様、エドガーから下ネタを教わり、何の疑いもなく下ネタを口にすることが多々ある。

ナワーブ

存在自体は認識しているが、特に興味はない。
ナワーブからは、エドガーに悪いことを吹き込まれて悪さをしないかとハラハラされている。

オルトガ

存在自体は認識しているが、特に興味はない。
オルトガは「フォーの仕組みをメカニックの技術に活かせないか」と思っており、何かとフォーの仕組みを知りたがる。
フォーはエミルの許可が下りた時のみ、彼に身を預けている。

フォーの願い

「エミルを守ること」。

当初は「マスターを守り、マスターに従うのが役目」というイヴォルブ・シリーズのプログラムから、エミルを守り、命令に付き従っていた。

しかし、彼がエミルの成長を見守り続け、自身も心の萌芽のようなものが見られるようになってからは、彼の中でエミルがマスター以上に「一人の存在」として認識されるようになっていく。

そのうえで、フォーは「”心”からエミルを守りたい」と思うようになる。
エミルが幸せであることが、彼の幸せであるようになっていく。

「マスターであるエミルを守ることがイヴォルブ・シリーズの役目」だったのが、「彼が”心”から望んでエミルの幸せを守りたい」に変わっていく。

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