見出し画像

next level

僕は小学生の頃にフリースタイルフットボールに出会いました。

高校生の頃を一応、フリースタイルフットボール歴の始点としていますが

出会いを始点とするなら
歴は10年以上になります。
実際、小5の頃にナイキ本(vol.1)を見て
フライングクリックを得意技として
よくやっていたものです。

単純にオールドスクールが好きだという理由もありますが、当時の自分がどういう風にフリースタイルフットボールを考えていたのかを思い出せるという理由も相まって、過去の動画を見るのが好きです。

よく見ていたのはWasseさんや球舞
SUR DE WAVEも見まくってました。

当時はあまりバトルが
主流ではありませんでしたから
大会で優勝したというより

すげえ技をやっている

という衝撃で動画を見ていました。

しかし、時代は変わり
RBSSで陽介さんが準優勝し
ヒップホップのバトルカルチャーが
大きく流入してきました。

単に技に目を向けるだけではなくて

あ、あの技だ!

という興奮を覚えました。

RBSS2012はそれぞれの表現の違いが
色濃く残りつつスキルフルなフリースタイラーも数多くいたので、いろんなバトルを食い入るように見てました。

今はそんなに好きじゃないですけど
その頃はGuntherがめっちゃ好きでした。


そして、そういった過去の動画を見てると
トップレベルのフリースタイラーに
共通していることが見えました。

それは

スタイルの進化

です。

どのフリースタイラーも
もちろん最初はビギナーで

アラができて嬉しい
クリッパーができて嬉しい

のレベルですが
そういった鍛錬を積み重ねる中で
自分はこういう技をやるんだ!
と少しずつ先を細くしていくのではないか
と思います。

しかし、それだけでは限界がきます。

どんなにその道の最先端を走っていても
道無き道を進み続けることは
時に迷いも生まれることになります。

そんな時に、ふと横に目を向けると
周りのフリースタイラーが
新しい技、フローを作っている。

それはややもすると
フリースタイルフットボールじゃない
ということだってあり得ます。

日本ではよくbreakin'にインスパイアされますが、様々なところにヒントが隠れているということですね。

とっちーさんは今でこそ
musicalityをバンバン表現しまくりの
細かいタッチで、しかもbreakin'を
織り交ぜた唯一無二のスタイルを
確立していますが、昔はゴリゴリの
ブロックスタイルでした。
(このバトルはJJさんもアツくて大好きです)
JJ vs pixy WFS league

海外で言うならば、
ポーランドのMikolajも
大きくスタイルが進化した
フリースタイラーの1人です。

昔はハッキリ言って
どれも中途半端というか
足の長さを活かした立ちの技とかは
今と同じようにバリくそ上手いんだけど
これと言って特徴のないフリースタイラー
という印象を抱いていたことは事実です。
Tokura vs Mikolaj RBSS 2012

Erlendもかつては
ミスの少なさだけが
特徴だったように思います。

もちろんシグネチャームーブが
無いわけではありませんでしたが
全体のまとまりをミスなくこなすことが
彼の最大の特徴でした。
Bencok vs Erlend RBSS 2014

今は、何ですかね、あのスタイル。

エグい としか形容できません。


今はInstagramなどのSNSが
世界の最先端を映し出してくれていますが
やはり歴史を遡って

どのような道を辿ったのか

いかにして成し遂げられたのか

を見つめることも
自分を顧みる材料の1つになると思います。


next level

みなさんはどんなプロセスを経て
到達するでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?