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note販売は副業として成り立つか? ニッチ専門職によるnote販売実績(随時更新)

10月にnoteの販売を開始し、13本の記事を有料で投稿、うち10本は企業の内部監査関連という、かなりニッチな業務関連の知見やトピックスをまとめたものです。先日、Xでよく炎上しているギンギン氏が書籍を出版されていたので立ち読みしたところ、noteでサラリーマンも副業して稼ごう、記事の内容は自分の好きなものなら何でも良い、といった内容でした。しかし、実際のところ有料記事を販売してどのくらいの収益を他人が得ているのかはなかなか情報がありません。
一方で、4本ほど記事を書いてある程度の売上になった時に、note社からインタビューの依頼がありました。オンラインで、noteを書き始めた動機や改善してほしい点などを聞かれて、謝礼もいただきました。選定された理由としては、それなりに売上が上がっていたことがメインの理由とのお聞きしたので、私程度でもそこそこ売れているほうということが推測できました。
この記事では、有料記事の投稿に当たって考えたこと及びこの3か月あまりのリアルの販売実績について書いていきます。販売実績は有料部分になりますがどの記事が何月に何部売れて合計いくらの売上になっているかを明確に掲載しています。お財布事情を晒すので、お値段設定高めにしますがご了承ください。売上の状況次第で値上げもあり得ます。
(2024年3月4日追記 前月までの売上を追加更新しました)


投稿開始前に考えていたこと

私はX(旧Twitter)では二万人程度のフォロワーがいますが、自分の書いていることにお金を払ってくれる人がいるかについては非常に懐疑的でした。まして、自分の専門である内部監査という仕事はニッチな分野でもあり、需要は少ないだろうと思っていました。ただ、内部監査の分野の専門書を見ても、あるべき論や、筆者の思いばかりが先走って、実際の実務に寄り添った記述のものが少ない印象を持っていたので、実務ではこういう風にすれば、一応合格点にはなるのでは、というものを書いてみたいと思い、「内部監査の年度計画の立案について」という記事を、過去に勤務した数社の監査計画立案経験を活かしながら書いてみました。とはいえ、5部売れればまあ良し、10部売れれば万歳というのが、投稿時の偽らざる気持ちでした。
また、私自身が有料のnoteをこれまで購入したことがなく、怪しげなインフルエンサーの情報商材っぽいものが良く売られているプラットフォームという、あまり良くない印象を持っていたことも事実です。

販売開始直後

最初の記事の投稿は10/6でした。全く無料の記事を出さずいきなり有料なので、結構無謀だったかもしれませんが、最初の二日間で30部ほど買っていただき嬉しい誤算でした。また、Xで、何を書いてほしいかのアンケートを取ったところ、転職関係のものの希望が多かったので、すぐに「面接する人、される人 転職・採用活動のヒント」という記事を販売したところ、こちらは汎用性のある内容だったこともあってか、かなり好調に売れ、現在までの記事ごとの販売金額のトップになっています。
次に、Xでの会計士クラスタの話題に便乗する形で「監査法人を辞めたころのこと」というエッセイのような文章を投稿しました。これは専門的知見でも何でもないですが、かなりプライベートな内容も含んでいたので、拡散しないようにという意味も込めて有料にしました。自分語りみたいなものなので売り物にするのもどうかと思いましたが、案外これも買ってくださる方がいました。ただ、こういった自分語りはプライベートの切り売りみたいなものなので、短期的には書くのは楽でも、長期的には色々とリスクがありそうだなという感じもあったため、今後は控えようとも思いました。プライベートを全てコンテンツ化して売った挙句に闇落ちしてしまったインフルエンサーもこんな感じだったのかな、と思ったりもしました。
その後は内部監査関係のものをメインに、毎週投稿し、何となく内部監査関係で10本出すまでは続けようと思い、10本出したところで小休止というのが今の状況です。
(2024年3月4日追記)
その後は不定期更新で、書きたいテーマがあった時に出す形にしています。2024年1月は2本、2月は1本にとどまっています。また、既存の記事の一部をまとめてマガジンとして、割引して販売も開始しました。

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