朝露とトースト

ロンドンで美術理論を学んだ後、病気療養中に絵を描き始めました。

朝露とトースト

ロンドンで美術理論を学んだ後、病気療養中に絵を描き始めました。

記事一覧

白の便箋にブルーブラック

久しぶりに手紙を書きました。 白い便箋にブルーブラックのインク。軽やかな水色の封筒。悲しい出来事も、文字にして遠くに送り出してしまえば、自分との程良い距離が生ま…

オラファー・エリアソンの夕日

ロンドンに暮らしていた頃、たくさんのアートギャラリーや劇場を訪れました。その頃は作品の感想を記録に残していなかったので、思い出すことは正確ではないかもしれないけ…

こっくりと深いブラウン

カヌレは以前にも一度食べたことがありました。 卵やバター、小麦粉を使った、こっくりと深いブラウンのフランス菓子。 そのときは全体的に柔らかくて甘さ強めの印象でし…

夏至の日の、青の画集

浄化のエネルギーに満ちた夏至の日に、青の絵を。 紫陽花、晴れた空、澄んだ海、遠い山並み、夜明け、ラピスラズリ、地球… どんな青が好きですか? この先は、7枚の絵…

強く静かな夕焼け空

記憶をたどる

トゲトゲを手放す

noteを始めて1か月。 心にひっかかっているつらかったことや怖かったことを書いて投稿して、やっぱり消したりしています。こんな行きつ戻りつの中でも、トゲトゲした感情…

白の便箋にブルーブラック

白の便箋にブルーブラック

久しぶりに手紙を書きました。

白い便箋にブルーブラックのインク。軽やかな水色の封筒。悲しい出来事も、文字にして遠くに送り出してしまえば、自分との程良い距離が生まれて、気持ちが穏やかになりました。

友人と笑い合った記憶もよみがえって、毎日がささやかであたたかな思い出に支えられていることを知りました。

オラファー・エリアソンの夕日

オラファー・エリアソンの夕日

ロンドンに暮らしていた頃、たくさんのアートギャラリーや劇場を訪れました。その頃は作品の感想を記録に残していなかったので、思い出すことは正確ではないかもしれないけれど、今も心に残っている感動を、少しずつ書いていけたらいいなと思っています。

ロンドンに着いて、初めて出かけたテート・モダン。天井が吹き抜けの広いタービン・ホールの展示は、オラファー・エリアソンの夕日の作品でした。ドライアイスのスモークが

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こっくりと深いブラウン

こっくりと深いブラウン

カヌレは以前にも一度食べたことがありました。

卵やバター、小麦粉を使った、こっくりと深いブラウンのフランス菓子。

そのときは全体的に柔らかくて甘さ強めの印象でした。

でも近所の小さなケーキ屋さんで買ってみたそれは、

一口噛んだとき、

「固っ」と思わずつぶやいてしまいました。

外側はカリっとしていて、中はしっとり。甘さも程良く香ばしい。

ほんとのカヌレってこんなにおいしいんだと知り、幸

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夏至の日の、青の画集

夏至の日の、青の画集

浄化のエネルギーに満ちた夏至の日に、青の絵を。

紫陽花、晴れた空、澄んだ海、遠い山並み、夜明け、ラピスラズリ、地球…

どんな青が好きですか?

この先は、7枚の絵を7つの問いと一緒に。

絵の中にも、心地良い青が見つかるとうれしいです。

1.花を贈るときは、もらうときと同じくらいうれしいと思ったことはありますか?

2.晴れわたる空を見ると、誰を思い出しますか?

3.これまでに見たいちばん

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トゲトゲを手放す

トゲトゲを手放す

noteを始めて1か月。

心にひっかかっているつらかったことや怖かったことを書いて投稿して、やっぱり消したりしています。こんな行きつ戻りつの中でも、トゲトゲした感情を手放していけたらうれしい。トゲトゲを握りしめた手をふわっと開いて、空に向かって投げて、どんどん忘れてしまおう。