ドット絵で「黒」の使い方を探ってみる話
ごあいさつ
こんにちは!
ドット絵アドベントカレンダー12/6を担当させていただきますmorleyと申します。
そしてnote初投稿となります。よろしくお願いします!
軽く自己紹介させていただきますと、私は昨年春ごろからドット絵を描き始め、今年1月からはドット絵の毎日投稿にチャレンジしています。いずれ描くキャンバスを広げてみたり、グッズを作ってみたり、少しずつやれることを増やしていきたいなと思っております。
これまでやってこなかったこと
さて、私がドット絵を描き始めた当初から、意識して避け続けてきたことがあります。
それは、絵に「真っ黒」を使うこと。
なぜか?一言でいうと「目立ちすぎる」のです。
黒は強い色
冒頭で毎日投稿をしていると申し上げましたが、その際に使っているキャンバスサイズは64×48ピクセルになります。
それがこちら↓
このくらいのサイズですと、広い範囲の風景などを描くには物足りないものの、1つのモノをある程度細かく描くのに向いています。
このキャンバスに真っ黒(#000000)で1ドットだけ打ってみましょう。
たった1ドットなのにとても存在感があります。
この主張の強さのせいで、真っ黒を使うとその部分が悪目立ちしてしまうことがあります。
黒い部分を書くには?
これまでに描いたもののなかで、黒に近い色を使ったものをいくつか集めました。
上2つは一番暗い部分を黒く描いており、下2つは黒い物体を描いたものです。
試しにこの絵の黒を「真っ黒」に変えてみました。
微々たる差ではあるのですが……
なんというか、ニュアンスが消えた気がします。
それに、黒の部分に目がいくようになって全体的な調和が崩れてしまったような……
個人的にはあまり好きではないです。
少なくともこの小さなキャンバスでは、真っ黒を使ったうえでまとまりのある絵を描くのは難易度が高いです。
それから、左上の絵のような風景を描く場合は、微妙な光の具合が表現できなくなってしまうので、こちらでも真っ黒は避けるのが無難かもしれません。
真っ黒を使えそうな場面
とはいえ、真っ黒も綺麗なひとつの色であることに変わりありませんから、どうにかしてドット絵に使ってみたいものです。
今度は真っ黒を上手く使えそうな場面を考えてみます。
先ほど小さいキャンバスでは相性が悪そうだったので、逆に大きいキャンバスなら、1ドットの小ささが黒の強さを緩和して引き締まった印象になりそうです。
大きなキャンバスにキャラクターなどを描いて黒でアウトラインをとれば、ピリッとした強調ができるかもしれません。
あとは、黒を背景として使うのもありですね。
モノを黒で描くのが難しいなら、背景として使ってしまえばいい……
闇から浮かび上がるような感じが演出できそうです。
有用性のある使い方がいくつか見つけられたかもしれません!
まとめ
・黒い部分は光などのことを考えて真っ黒でない色で描いてみよう
・黒を使えそうな場面
△→キャンバスが小さい場合
風景を描く場合
〇→キャンバスが十分大きい場合
その前提で、キャラクターなどのアウトラインをとる場合
黒を背景として使う場合
おわりに
ここまで真っ黒の使い方を考えてきましたが、上記のことは、必ずそうであるという「知識」としてではなく、あくまで私個人の「好み」として捉えてください。
とはいえこれからドット絵を始める方や初心者の方の参考になるようなものになればなと思いながら書かせていただきましたので、どこかでどなたかのお役に立てれば幸いでございます。
ドット絵アドベントカレンダーに参加させていただきありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?