クイックルワイパーについて

以前ホテルの清掃バイトをしていたんだけど、店長から

「クイックルワイパーの棒を使わないでください、シートは使っていいから手で拭いてください。」という指示があった。

確かに、手でやった方が圧力が加わるって綺麗になる。

でも時間かかるし、手で床を拭くのは腰や肩への負担が半端じゃない。

一年に一度の大掃除ならまだしも、一日何周の部屋掃除をするホテルだったら棒を使ってスピーディーにそれなりに綺麗にした方が良いんじゃないかな?って思う。

それにクイックルワイパーなら届きづらいベッドの下やテレビの下も簡単に届く。

なんでそんなにクイックルワイパーの棒を使われせてくれないのか?

逆の立場になって考えてみた。

自分が経営者だったとしてアルバイトがクイックルワイパーを使って簡単スイスイ掃除していたらなんかムカつく、そう言うことなんじゃないかな?

雑巾がけって凄く掃除してる感があって健気で素敵やん?

僕が姑だったらやっぱりクイックルワイパー使っている嫁よりも雑巾がけしている嫁の方が好感が持てる。

つまり店長はアルバイトに清掃仕事の本質である「綺麗にする」ことより「苦労をする」ことを優先させたいんだと思う。

一説によると室町時代に一度クイックルワイパー的なものが発明されたらしい。

しかしすぐに廃れたと。

きっと当時は今よりも主従関係がはっきりしていて主人は使用人が楽そうに掃除しているのが気に食わなくて、すぐ廃止にしたんだと思う。

本質を見失なわず、効率を重視する、そういう時代になって欲しいね。

 

ここから先は

89字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?