賞レースの審査基準

賞レース判断基準の難しさが叫ばれている。

M-1は割とわかりやすい。

明転と同時に2人の芸人がセンターマイクの前に出てきて4分間ネタをして挨拶をしたら終わり。

これがいわゆる暗黙のルールだと思う。

もちろん3人でやってもいいし10人でやっても構わない。センターマイクの前でやらなくてもいいし1分で終わったっていいし挨拶せずに終わることもできる。

ただこのルールを守らないと余計な情報が入って笑いが起こりづらくなる。

つまりルールがきちんと存在しているということになる。

そしてルールがたくさんあるから漫才は面白い。

スポーツでも格闘技でも何でもルールがあるから面白い。ただの喧嘩はつまらない。

他の大会はどうか?

キングオブコント。キングオブコントは明転飛び出しもあれば板付もある。小道具や音響や照明も自由に使える。こうなると審査が一気に難しくなる。

小道具を使わないことで世界観を想像させる芸人も入れば小道具の面白さのみで笑いを起こす芸人もいる。全く逆の発想を同じ大会で審査する難しさ。

それはR-1にも言える。R-1はセンターマイクの前で1人で喋る漫談もあれば小道具を使うコントもある。さらに歌ネタ、フリップネタ、宴会芸、落語など1人なら何でもあり。これは本当に審査基準が難しい。

さらに女芸人No. 1を決めるthe wはどうだろう?性別が女であれば漫才でもコントでもピンネタでも何をやってもいい。空手家とシンクロチームがリングで戦うようなもんだ。

たまに「笑いの量で決めればいい。」という意見も聞く。デシベルで決めるということ。

悪くはないと思うがこれの問題点は1人のお客さんの笑い声がデカかった場合に平等さに欠ける可能性が出てくる。僕は無しじゃないと思うけど絶対文句言う人は出ると思う。

まあ!でもさ!それはそれで面白いよね。そんな複雑な戦いも年一ならあって良いと思う!

そしてそれならいっそのこと本当に全部ごちゃまぜにした大会も見てみたいとも思う!

チャンピオン達が集結して本当のお笑いチャンピオンを決める。M-1王者とR-1王者とキングオブコントチャンピオンと歌ネタ王とthe w女王の夢の対決。

いつか見てみたいよね!

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