#ドラクエ考察 ネドラ=神竜説

はいどうも、守屋日和です。
今回はタイトルが結論のシンプルなお話。
11に登場する魔竜ネドラが後の神竜である、と言う可能性を探るnoteになっております。
例によって11、3その他のストーリーや設定に言及しますので、ネタバレアウトの方はご注意下さい。

神竜とは

神竜はドラクエ3の登場キャラです。
オリジナルであるファミコン版には登場せずスーファミ版以降に登場する、リメイクに際して追加されたいわゆる裏ボス、隠しボスですね。
一度ゲームをクリアする事で勇者の職業が勇者ロトになりますが、その状態で竜の女王の城の奥へ進むと、窓の光が当たっている部分から天界へと昇る事が出来ます。
この天界が本作における隠しダンジョンで、中継地点であるゼニス城からさらに奥へと進んだ一番最後で神竜が待ち受けています。
一定ターン以内に倒す事が出来れば願いを叶えてもらえます。
見た目はスカイドラゴン系で色は緑。
願いを叶えて貰える点も含めて、まるでドラゴンボールの神龍ですよね…名前も似てますしね?
神竜の強さはノーマルゾーマ以上闇ゾーマ未満、道中の敵の強さも大概なので、クリア後すぐにここを訪れても苦戦は必至の難関ダンジョン&ボスとなっています。
どんな願いをかなえて貰えるかは…ナイショにしておきましょうか。

魔竜ネドラとは

魔竜ネドラはドラクエ11の登場キャラです。
ゲーム的には数ある中ボス達の内の一体に過ぎませんが、中々インパクトのある登場をしてくれますよ。

1回目は異変前、シケスビア雪原の東にある氷獄の湖に氷漬けになった姿を見る事が出来ます。
恐ろし気なその姿を見て、いつかこいつと戦う事になるのかなと思わされます。
人によっては単なる障害物と思って馬に乗ったままササッと通り過ぎてしまって、氷の中のネドラに気付かないまま進んでしまう可能性もありますけどね、この時点ではイベントは何も起こりませんし。
氷漬けのネドラの姿から氷獄の湖の名前がついたのか、氷獄の湖の名前があったからネドラをここに封じたのかは不明です、情報を見落としていなければ。

2回目は異変後、聖地ラムダへ向かう際についに魔竜ネドラに出くわします。
手前に氷獄の湖があるので、異変前にネドラに気付いていた人は、湖に氷漬けになっていたネドラが消えている事にも気付いたでしょう。
そこを通り過ぎた直後に襲われる事になるとは流石に急すぎますけど。
異変前と異変後、世界を2巡した後に戦うだけあって中々の強敵です。
それに、戦闘に勝利してもそれはあくまでゲーム上の事、戦闘後もネドラは生きていてこちらを行動不能のピンチへと追い込みます。
直後にセーニャが助けに入って事なきを得ますが、その強さ恐ろしさは十分に味わわされます。
氷が砕けて長き封印から解き放たれたが、目覚めたばかりで力が不完全らしいんですよね、この時点では。
真の実力を拝めるのは、次の戦いでのこと。

3回目は過ぎ去りし時を求めた後、邪神の復活に呼応して以前よりも大幅パワーアップしています。
ゲーム的には強制イベントでは無いので、人によっては戦わずに邪神撃破まで進めてクリアしてそれっきりの場合もあり得ます。
この辺りの会話で、魔竜ネドラが邪神二ズゼルファ配下の魔物である事と、勇者ローシュパーティと戦い氷漬けにして封印されていたことが分かりますね。
私は早い段階で出くわして苦戦したのでしばらく放置してクリアしましたが、その後に再挑戦した際もオートでは返り討ちに遭ったりしたのでかなりの強敵ですよ、こいつは。

さて、この魔竜ネドラがかなりの強敵とは言っても、邪神を止めを刺す寸前まで追い詰める事が出来たローシュ一行が倒しきれなかった相手とも思えません。
あえて止めを刺さずに氷漬けにしておいた、何らかの理由があってそうしたと考えるべきでしょう。

主人公パーティでヒャド系の使い手であるロウさんは、ドゥルダの修行やグランドクロスの習得などウラノスの後継者的立ち位置です。
聖賢の姉妹の能力がセニカと被っているように、ロウとウラノスも得意呪文系統が被っているのだとしたら、ウラノスもヒャド系の使い手だったと考えられます。
ウラノスの手によって氷漬けになったのだとしたら、その成れの果てであるウルノーガが魔王になった異変後には意図的に開放したとか、過ぎ去りし時を求めた後にウルノーガが死亡して氷から解放されたのだとか、状況的には符合しますよね。

ウラノスの手で氷漬けになったのは良いとして、あえてそうした理由の方なんですが…ムンババのパターンなんじゃないかと。

ムンババとは

こちらもドラクエ11の登場キャラ。
ネドラと同じくクレイモラン地方で出会うボスキャラの1人です。
魔女の力で雪と氷に閉ざされたクレイモラン城下町で女王シャールと出会い、彼女の願いに従って魔女の配下である魔獣ムンババを討伐する事になります。
しかし、それは魔女リーズレットの謀略でした。
ムンババはクレイモラン地方を守護している聖獣で、ホメロスの手によって封印から解放された魔女の力を抑え込んでおり、それを邪魔に思った魔女が女王シャールに化けて勇者たちを嗾け謀殺したのでした。
宮廷学者のエッケハルトのおかげでムンババの真実を知った勇者一行は、なんとか魔女を倒して女王を助け、クレイモランの異常事態はおさまります。
ムンババと言う尊い犠牲を残して…

しかし、ムンババの出番はこれで終わりではありません。
過ぎ去りし時を求めた後、邪神復活に呼応してムンババも復活します。
それがムンババ・邪、ムンババの魔獣としての姿です。
古代図書館の資料によると、元々ムンババは邪神が生み出したモンスターで、相手の力を吸収する事で何度でも復活出来るのだそうです。
そして、勇者の聖なる力を吸収させる=デイン系呪文で止めを刺す事で浄化して、聖獣へと変化させることが出来るのです。
作中で登場する勇者は主人公とローシュの2人だけなので、最初に出会った聖獣としてのムンババはローシュによって浄化されていた事になりますね。

魔竜ネドラの浄化

話が見えて来ましたね。
ローシュ一行は、ムンババと同じく邪神配下の魔物であるネドラも浄化しようとした。
しかし、ムンババよりも強力な魔物である魔竜ネドラは浄化し切ることが出来なかった。
邪神を討伐する事に成功したその後ならあるいはと考え、一旦封印するのに止めて置いたのではないのでしょうか?
本編の過去においては、ローシュは邪神に止めを刺す直前に裏切られ倒れてしまいます。
ネドラも結果的にそのまま放置される事になってしまい、後々ウルノーガによって解放されたり、邪神配下として復活したりする事になります。
しかし、真エンディングにおいて再会を果たしたセニカとローシュのその後はどうでしょうか。

前回の考察では、再会した2人は邪神討伐に成功して、その後の世界がドラクエ3に続くのではないかと言う話をしました。
ローシュが死なず邪神討伐に成功した世界なら、おそらく魔竜ネドラの浄化にも成功したはず。
ムンババを大きく上回る力を持ったネドラが聖獣になったとすれば、それは世界全体を守護する神にも等しい力を持った存在にもなれそうなので、神竜の姿にぴったりと重なりますね。
天界に座して世界全体を守護する神竜と言う名の聖獣となった元魔竜ネドラが、かつて自分を浄化してくれたローシュの遠い末裔である3主人公を迎え撃ち力を試して、力を示した代償の願いとして生き返らせるオルテガもまたローシュの末裔で、長い長い時を経て恩返しを果たしたのだと考えるとロマンがありますよね。

と言う感じで、ネドラ=神竜説でした。
まあ決定的証拠とは言えないまでも状況証拠的には限りなく黒に近い灰色くらいのイメージですかね?

最後まで読んで頂きありがとうございました。
また次のnoteでお会いしましょう。
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