見出し画像

うずまきに惹かれ始めたのは

縄文土器がきっかけだと思う

中学生か高校生か忘れたが

初めて縄文土器を

目にした時の衝撃は忘れない


放たれるエネルギーに圧倒され

この土器を作ったのは

どんな人たちなのだろう

どうやってこの装飾性に富んだ土器を作ったのだろう


それを少しでも知りたいと思い

大学では陶芸を専攻した


大学の裏山から粘土質の土を採取し

土を作るところから実験し

成形するのに必要な道具を作ったり

もちろん野焼きもした


実際に作ってみると

目にする以上に

縄文土器を作った人たちの

技術と芸術性がいかに素晴らしいかを実感した


博物館でガラス越しに観るのではなく

発掘したての土器を触りたいと思い

土器を接合するアルバイトもした

そんな学生時代から随分月日が流れ……

そして今

巡り巡って“縄文銀座“と言われる

八ヶ岳山麓に住うようになった


そしてつい先日

20年前 裏山から拾ってきたという

山盛りの縄文土器を知人から譲り受けた


ここでまた縄文土器とこんにちは〜


なんだか人生は螺旋階段のよう

そんなことを感じながら

縄文土器一つ一つと対話する