2023.06.03 "Dive into Nijo" at GROWLY
書くの忘れてた。
MoritaSaki in the pool & THE SHOGAZE CHILDREN
自分は一度作ったパターンを崩すということをあまりしない。
気付かないから、自分が初めに作った型を崩せると気づいた時に毎回驚く。
今回は小さなルール違反、「バンド順を出演順になぞる」をしないということ。
はじめからそんなルールはない。気付けよ。
壁の中にいる時にはそれが壁であることにも気づかないものだ。
一番話が円滑に進む順番があるならそうすればイイのでした。
なつみちゃんが病気で倒れてしまった。しかもライブ前日の晩に。いままで、ニノが欠けたことはあった。しかし、リードギターが欠けるのと、ベースボーカルが欠けるのでは非常事態度がまるで違う。
ニノがかけた時には、アコースティックセットで対応してきたが、こんかいはそういうわけにもいかず。
そこで、急遽サポートメンバーを募集しました。
こうなりました。
まずいつもと違うところはギターが3本います。
それによって煌びやかなサウンドに。
そして入れ替わり立ち替わりゲストメンバーを加えて演奏しました。
各曲の様子は全てTwitterのメディア欄から見れます。
参加する人物によって演奏全体の音像が結構変わることが超楽しい。
このゲームは転んでもただでは起きないことが大切。
キリスト教はそれを強く身に馴染ませてくれるところが便利だ。
アクシデントを素材にする方法はジーザスに貰った。貰ったというか、バラして組み直した。
ヘラついた俺で言うなら「困ったアクシデントというのは、アソビのチャンス」です。
みんな一緒にアソんでくれて楽しかったよ。
最近のリリース、聞き方はこの曲をライブで見たことがある人には言わずもがな。
tip top nap
音楽を一緒にやるとすごく人物が見えるということに今回の件で気が付いた。
音楽があれば言葉なくとも分かり合えるかもしれないと思いました。
tip top napあとむちゃん(Gt/Vo)には今回サポートで入っていただきまして、そうするとその人がわかった気がします。
多分俺はあの人に「近所の変わった子供」だと思われてます。そういう空気を感じました。カッコワライ。
ドラえもん展のキモい動きの映像のTシャツを着ていて、俺も持ってるなーと思い、あとUTって結構首が詰まってるなーと思ってたので、首を切って着るというのは、俺にとって非常にモダンで発見的な事項でございました。
tip top napはエキゾチックな感じが本当に素敵。
エキゾチックはtip top napにとって通常であれば二つ目の要素として上がる特徴なんじゃないかと思いますが、この日に限ってはすでにそれより先に上がる特徴のの部分が、スタートラインになっているため全バンド2本目にデカい武器で戦う構図です。
それが輝いてましたね。まあでもそれが輝くのってバランス感覚がいいからなんですよね。
クラシックとエキゾチックのバランスが絶妙。
主に前者は男性陣、後者は女性陣が担ってる印象があり(あくまで「主に」)、それもいいバランスだなと思ったり。
何度も言いますがこのmv究極の出来なのでみて欲しいです。嫉妬する出来です。
softsurf
ビザの関係でなくなってしまった、リンゴデススターの名古屋公演のOAだった人たちなので、名前は超知っていました。
大阪公演OAのBlue teaとはMoritaSaki in the poolの面々は髪を切って貰うくらいに仲良しなので、softsurfともぜひ知り合っておきたかったところ。
今回ライブに協力で出てもらったサトミさん(Gt/Vo)は、気付かないうちに、ウチの周囲の面々から爆裂な支持を得ていました。
その日帰った翌日から、なぜかみんなサトミさんが大好きだみたいなことを言っており、何があったんだという。
俺もなんかわかるのであれなんですが。
青い薔薇きゅーちゃんに至っては、「おねーさん」と呼んでおり、なぜか以後たびたび会話に出てくるようになりました。(これに関してはきゅーちゃんの会話に出てくる人間レパートリーが人類平均より異常に少ないというのはある。)
softsurfはなんというか、日本のシューゲイズを代表するにふさわしいなと思いました。
俺が誰か日本シューゲイズシーンに詳しくない人物に、今の日本バンドの代表格について聞かれたら、「まぁ、softsurfとか。」って即答すると思います。
自分たちが片足でも所属してるリージョンの代表として上げて、それを背負ってもらっても恥ずかしくないって思えますね。
この説得力については、俺がチマチマ文章で説明するより聴いてもらった方が早いです。
PROCYON
超好みで、最前で見ちゃいました。
良いなー羨ましいなー。俺だって本当は電子的なことがしたいよと思いながら。
本当に俺はこういう音楽が好きなんですよ。
なんでいうことマジでないんですが。多分普通にそのうちこっそりライブとか行くと思います。
本当こういったものが好きです。
実は裏では毎日電子音楽を作っては投げ、作っては投げしており、その残骸でMoritaSaki in the poolの音楽ができているといった感じでございます。
なぜそういう音楽が好きかというと、シーンと感情を選ばないからです。
俺の中では音楽ってアナログであればあるほど出力者に帰属するものになってしまって、自分の心に寄り添わないものになってしまうんですね。
人の手の温もりが張り付いていないものが気楽です。
決してそういうものが嫌いなわけではないです。
寄り添わないものであることは、好きでないこととイコールではないですよね。
寄り添わないから好きなものだってありますし、たまにタイミングがあって寄り添ってくれる時があれば、それはとても素敵なことになると思います。
全曲良くて選べなかったんで一番上にあったものを。
Blurred City Lights
もう会いすぎてるので、今更特筆事項がないです。
実は今回、メンバー公募をかける前に、神谷(Ba/Vo)に電話をかけました。
そこで先に2、3曲できるようになってもらって、それから公募をかけました。保険ですね。
俺が何か突拍子もないことを始める時っていうのは、意外に、すでに一定の勝ち筋を数ルート固めてからです。いつもゴール前で遊んでるだけなんですね。
その勝ち筋として、まず神谷を設置するくらいには信頼してるんだと思います。
今回の勝ち筋最低保証は、神谷と、自分の曲です。
電話をするやいなや、神谷はワハハと快諾。意外に豪快ですね。あんな繊細な音像なのに。
まぁでもその豪快さこそが、BCLの音楽のあの力強さになってるんだと思います。
繊細さを占めるのは実は恵の方で、その不器用な恵(Gt)の繊細さに、器用な神谷が自分の繊細さを同調させることで、神谷の力強さを芯にする。
ってのがBCLのスタイルなんだと俺は勝手に解釈しています。
新譜出たらしいです。コメント文ウチらも書いてるんで、SNSとかで見てください。
Night Glory
いいバンド名ですよね。初見そう思いました。
タカムラケイヤ(Gt)とはなぜか初対面の楽屋入りしてすぐに2人きりで1時間くらいかなり深く音楽の話をした。
遠征バンドと初めて会った時の、空虚な「周囲の旨い飯屋」とかの話をしなくていいのがすごく良かった。
このスピード感で人と質問をしたい。
タカムラケイヤにはこのあとベースとして参加してもらった。公募してすぐにベースとして参加してもいいという連絡をしてくれた時、「良かったらうちのベースもいます」という付け加えられた謙虚さがなんか愛しくて、俺はベーシストではなく本人を抜擢した。
タカムラケイヤはオタクであることをアイデンティティとしているオタクで、俺はそういう人種
が好きなので、良いなーと思った。
ことあるごとに「〇〇のオタクなんで」という自称が入るのが気持ちいい。
タカムラケイヤがあまりにオタクだったため、終演後に機材オタク学会が開かれ群がり、オタクコロニーを形成していました。
Night Gloryはそんな潔さが音楽に完全に良さとして表れている。
そこはいきたくなっちゃうよなってとこはマジで行き切る。
俺だったら「行かないカッコよさ」を絶対に取ってしまうなと思う。
そこでカッコをつけず行く。迷わず。
「行かないカッコよさ」が小手先に感じるまでやりきる。
そこには覚悟と美学があるし、美学は長い自己の旅の中にしか開かれない。
美学まがいと美学は見ればすぐわかる。
それこそオタクまがいとオタクは見ればすぐわかるように。
あまりにオタクオタクと連呼すると、Night Glory全体の印象に迷惑がかかるといけないので、オタクなのはタカムラケイヤ個人のパーソナリティであり、Night Gloryからはナードな空気は全く感じない。
もっとひらけたていて浸透感のある印象を受ける音楽であるとただしておく。
あとライブ中マジでずっと一緒に歌って応援してくれたフロアのジュンさんにアイラブユー。
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