2023.08.26 “DREAMWAVES vol.18” at stiffslack
今、かなり怒っています。
今まで誰も俺の曜日の略表記がSUTになっていることを指摘してくれなかったからです。
1年くらいSUTでした。オイ。
今までよく英詩を書けていたなと思います。
今回は名古屋 DREAMWAVESに出演しました。
打ち上げの中華屋でマシューさんが先に帰ってしまったので言いそびれましたが、あそこの主催二人の並んでるのってなんかコンビとして絵になるというか、カッコいいですよね。
NALUCK
「バンドデザイン」ということをよく考えると、その言葉はビジュアルのデザインだけでなく、多くの領域に掛かって存在していることがわかる。
それはバンドにおいてとても大切なことであると思う。
「バンドデザイン」を考えないならバンドなんかやる必要がねーと思う。
だってバンドって複合芸術だし、現代はもう余剰の世界だし。
NALUCKはビジュアルを含むアクセスした時の空気感みたいなのがよくデザインされており、サブスクリプションサービスから彼女たちのページを開くだけでいい気分になる。
この素晴らしい安心感。これだけでバンドとしてちゃんと成立している感を強く受け取れる。
この手触りでパワーポップなのが超いいです。俺はなぜかパワーポップと言えばデカい犬とカラフルな女の子だよなという思いがあったので、その通りだ!と思いました。
これに同意できる人は俺がなぜそう思っているのかの理由を教えてください。
少し話したのですが、いつか関西に呼ぶことになると思います。
この曲を行きの車で聴いていて、やっひーが「死ぬ時に流れる曲」と言っていた。面白いなー。
Blurred City Lights
人間はパターンを故意に崩すことが大切だ。そうすることで世界に対してイニシアティブを握れる。
衆生と世界はいわば子と親の関係にあるので、積極的にイニシアティブを取っていく必要がある。
だから俺は積極的に存在しない動きをするし、存在しない言葉を使う。
手で文字を書くときなんか顕著で、数文字ごとにフォントやサイズ、行間を変える。
ただ音楽に対してだけは自然なパターンを並べることに固執する。
常に同じ音が鳴り続けるように、別の空気が少しでも混ざらないように、これはおそらく自分の音楽世界においては自分がエスタブリッシュの側であり、パターン防衛に入ったほうが強固だという思想なのだろう。
BLCは真逆、音楽において変化を好む。
転調を好むし、コードの変化を好むし、展開のドラマチックさを好むし、別の人間同士のセンスの合流を好む。
BLCは白紙に絵の具を乗せていく「無→有」の創作スタイルを好む。
俺は石を元々あった目に沿って掘り出していく「全→有」の創作スタイルを好む。
画家か彫刻家かということなのだろう。
相容れないけど愛しているよ。
Mariana in our Heads
優しくて寂しいがどちらというのも違うこのエリアに言葉をつけるなら神秘としか言いようがない。
神秘という言葉も完全に質感を言い表しているわけではない。その言葉で説明すると無駄なエリアも足りないエリアもある。
「言葉ひとつではどうとも言えないエリア」の質感を出力しないのなら音楽でなくていいと思う。(もっと言えば芸術でなくていいと思う。)
それをカタチにするために音楽はある。
だからMariana in our Headsは存在する価値がある。ここにしかないエリアがある音楽。
「spiritual dream pop」という言葉はなるほどなという感じ。
シンセの音や、シャンっていうあの鈴の音。
日本の神社的でもあり、西洋の天界的でもあり。
アングラっぽいのに上空な感じがする。
ゲームミュージック経由?とも思った。
ライブは下半身はエレクトリックに踊れるのに上半身はエキゾチックに踊れる。新感覚に楽しい。
そういう踊り方をしながらヤッヒーと後ろの方で見た。
聴かないと知らない感情を獲得できます。
MoritaSaki in the pool
久しぶりに新曲をやった。
ここからは新曲がパラパラ出てくる予定です。
stiffslackは、外からPAを呼ばなくてもなかなか良い音が出るお気に入りの会場のひとつ。何よりトイレが綺麗だ。
俺は常に人間社会とは関係のない来客としての視点しか持ち合わせていないため、人が良いとか、待遇が良いとかそんなことはあまりよくわからない。それより物理的にいい音が出ることと、視覚的に綺麗なことの方がわかりやすくて良い。
その2つなら動物の我々にも明確に価値がわかります。
俺がライブハウスに求めることは、①良い音が出しやすい、②トイレが綺麗、③自由がきく、の3点。
関西の二大ホームであるGROWLYとFireloopはトイレは別に綺麗じゃないけど、①と③が抜群だから好きです。
最近メンバーで集まれていなかったので、2日間のスケジュールをとって次の日はBBQをした。
Tiny Summer of Loveチームから、家の近い勝部飯田の二人が来た。
なんだかみんな大満足だった。そういえば最近はスケジュールに追われながら行動する機会が多かったので(俺たちは自由のために一緒にいるのに)プラスマイナスゼロだった。今回はプラスだった。
ナツミちゃんは大はしゃぎすぎて、「脳汁!」と叫びながら立ちあがって小躍りしつつ、足を(使い古された表現ではあるが)生まれたての子鹿のようにガクガクさせていた。
コイツは本当にとんでもないなと思った。
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