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2023.02.16 “グッバイ・シリウス” at nano

久々のナノです。
ナノで思った音を出すのが最近の我々の目標の一つです。

降之鳥


久しぶりのコウノトリです。

前に見た時はちょっと自分の気持ちに余裕がないタイミングだったので、心の壁にこもってて、あんまり現実意識がなくて、だから今回初めてはっきりと見た気がします。

そんな状態だったにも関わらず、2回目聞いたらすぐに曲やメロディを思い出せました。

バンドとしてのエネルギー量がすごいある感じもして、なんていうんでしょうね、メンバーみんなが同じ方を向けている感じ?それがすごくいいです。

そのエネルギー量と、頭に残る楽曲が、当時の俺の心の壁を貫通してたんだと思いました。


トリっていう空とびそうな名前のわりに、彼らのは思い切り地面を蹴った跳躍って感じ。

それがあまりの派手な跳躍に、あたかも飛翔しているかのように見える。そういうものが、自ら鳥を名乗ってるのは、なんだかすごくかっこいいですよね。


上手ギターのドラムの「ドンッ」に合わせて、手元のスイッチを跳ね上げる動きが最高に乗ってて気持ちいいです。音が鳴らないけど必要なプレイの部分がノリに乗ってるのっていいなーと思いました。


この曲とかマジですぐに思い出しました。



MoritaSaki in the pool


Marble
I irk Saki.
Ivy in NavySkirt
Ice box
For Jules
She set under the bridge


ライブは少し悔しい感じでした。nanoでの演奏後はいつもそんな感じです。
小さい箱の音像表現の攻略を急ぎます。

俺はこの日、人間みんなを愛してるって話をしました。

にも関わらず、この日ライブとか全部終わったあと、色々あってnanoの店長のモグラさんに、人間不信すぎる、もう少し人を好きになっていいという旨のお叱りを受けました。

そうだと思います。

人間、強い言葉を使う時っていうのは、半分のそうじゃない自分に言い聞かせるためにやってるんじゃないかと思います。

だからまぁ半分はそうだという自覚はあります。

こんなに人間不信になったのは去年の3月からだと思います。はっきり覚えています。修正します。一年もそのままは結構やばいよ。

この歳になって、まともに人間部分に向き合ってくれて、注意までしてくる大人なんていないと思ってたので、嬉しかったです。

この人は人の見えてる人だなーと思いました。

俺の心の中でもぐらさんに虹マークのシールを貼りました。


この日、超二日酔いだったのですが、このあとおなじみスタッフのやっひーと帰り道に前日の後半の記憶回収の会話になりまして。

その中で「その話をした時は二人だったか?」という質問をした際に、「二人でタクシーに乗っていたから三人だった」と言われて衝撃でした。

タクシーの運転手がその会話の流れで当然のように人数に組み込まれているとは思わなかったからです。

自分に足りないのはそういうところだぞと思いました。



でも流石にその会話の流れで三人って言えるのは、いささか羽生えすぎだと思いますけどね。

羽生えすぎっていうのは俺がこいつは鳥だって認めた人間の鳥性の表出について使う言葉です。

鳥というのは鳥です。

鳥人間のみんなをを尊敬します。俺は陸地と水辺では大体無敵なんですけど、飛べないですからね。はねるのもギリ。


人間性を回復するべく、久々に一番自分が自分でいられる曲を。



AIRNICAR


率直に言いますと、人生で今まで見たバンドの中で一番カッコよかったです。(2023.03.02執筆現在)

俺はこの手のタイプの音楽がめちゃくちゃ好きなんですけど、このタイプの音楽を聴くと、寂しくて寂しくてたまらなくなるんですよね。それが好きなんです。

これは仮説なんですけど、

こういう音楽をやってる人間ってすごく寂しがりのやつが多いんじゃないか。そして作品ってそれをアウトプットした人間の人間性が雰囲気に乗りますけど、そこから飛んでくる寂しさが俺に流れ込んできてしまうんじゃないか。

というものです。


よく自分は音楽を液体として例えますが、こういう音楽は聞いていると、「俺はこの水槽の中では息ができない。」という気分になります。

それが寂しくも心地よく。

そういった音楽のプレイヤーを見ていると水槽のネオンテトラを眺めているような、そんなさらにやってくる切なさがあります。


ネオンテトラ、今思いつきで言いましたけど、すごく俺の表したい質感を捉えています。

「熱帯魚系」
そう名付けました今。

寂しがりの熱帯魚たち。


超カッコよかったので別の日ですがライブ動画見てください。


Great Youth


ハイ、出ました熱帯魚系です。

作った言葉がすぐに使えた時、マジで気持ちいいですよね。

熱帯魚系、好物です。

ただ、一概に熱帯魚系といっても、AIRNICARはもう少し熱帯魚真ん中に近かったですが、こちらのGreat Youthはもう少し陸地成分が強いです。

山由来?ですかね、うまく言葉にできませんが、土の匂いの混ざりを感じます。

そのバランスが、水辺にはないエネルギッシュさみたいなものを生んでいて、すごくオルタナティビティ(今作りました)が高いと思いました。


今作った「オルタナティビティ」は、混ぜ物バランスによる、いかにありそうでないエリアに旗を立てるかみたいなことを評価する語のイメージで使ってます。

ただ独自性があればいいってわけじゃなくて、いかに今までありそうでなかった「そこって旗立てれたんだ!」みたいな感じがあるかと、あとその上で飯畑の立ち方をしてるなってのが重要です。


その点、Great Youthのオタナティビティはとてもすばらしいと思いました。



2バンドも続けて熱帯魚系のライブに浸かったので、大好きなんでめちゃくちゃいい気持ちだったんですけど、同時に普通に熱帯魚系音楽の服用効果で、この時めちゃくちゃにバッドに入りました。

なつみちゃんもめちゃくちゃバッド入ってました。

「寂しすぎて途中で聴くのもつらくなってアンコールは聴けなかった」
といってました。感受性たっけー。好きだなー。


Great Youthはこちら。



おわり。

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