ATEM Mini ProとYouTubeの配信エラー

ATEM Mini Extremeを使ってYouTube LIVEを配信する作業の中で、見たことのないエラーに遭遇し、配信がストップするという事態がありました。

エラーの内容は下の画像の通り

画像1

エンコーダがリアルタイムより高速でデータを送信しています(複数秒の動画が毎秒送信されています)。ライブ動画のアップロードを毎秒約1秒の動画に制限してください。

という内容なのですが、このメッセージで検索してもほぼ情報はなく、あまり出会っている人がいないのかもしれないので調べたことを記録しておきます。

まず、今回の配信の機材構成ですが、複雑なことは何もなく、他のスイッチャーでスイッチングされた完成映像と音(エンベデッド)をHDMIでATEM Mini Extremeに入力して、ストリーミングの品質はATEM既定のStreaming Highに設定。そのままHDMI Input1をYouTube LIVEのPrimaryに送信するという形。

エラーメッセージが言っているような【ライブ動画のアップロードを〜に制限してください】という部分も正直、設定する場所すらない感じ。

もちろんATEMが読み込んでいるStreaming.xmlの中身を書き換えて調整することはできると思いますが、BlackMagicの初期設定のままで配信しているのでここでのエラーとか不備というのは考えにくいと思っています。

日本語で調べてもラチが明かないので英語でも調べてみました。該当する質問もほとんどなく、たいてい「よく分からない」に終始している中、まだ多少意味のある回答かなぁと思われたのが以下のフォーラム。

とはいえ、これも

The problem ended up being with the ISP. They dropped he stream fairly regularly. I think the error message was more of a result of having unreliable data and didn't actually reflect real problem.

と、最終的にはISPによる問題ということで結論づけているので、何とも解決のしようがなくどうしたものかということなのですが...。

ちなみに今回の配信ではNTT フレッツ回線を使っていてプロバイダなどは管理側に聞いていないので不明です。

頻発するようなら大問題なので様子を見ながら何か対策を考えなければと思いつつ、ATEMでのハードウェア配信に信頼を置いていたのに残念な気持ちでいっぱいです...。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?