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イラコンの地下茎

アートコン入賞したヤッター!
ということでイラストの野放図メイキングをあげているのが常ですが今回はちょっと趣旨をかえてこのときのアレが役に立ったなーというのをふりかえっていこうとおもいます。というのもイラストってのばすスキルが無限大にあって練習方法もいっぱいあるのでね。

1.ジェスチャードローイング

フォロワーさんと作業通話したときに教わって一緒にやってみてまだ数はこなしてないんですが、時折やっています。

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ジェスドロ自体はまだまだまだの駆け出しなんですが、体全体の動きの印象を描く。しかもいっぱい描くというのがなかなかにない体験で役に立ちました。これがあったから描いたのがVIのゲーム内のアニメーションのスケッチ

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VIのポーズはこういうのを何枚か描いて、彼女のどのパーツを描きたいか、どうかいたらかっこいいかなと計画を練りました。前後感があってパンチが前につきでていたらかっこいいなーとか、スタイルがいいから長く伸びた脚はちゃんと入るようにしたいなーとか。ジェスドロでぽんぽん全身かくのになれたからね!いやーほんとは背中もかっこよかったからかきたかった…

2.モノクロ模写

ビーム途中ではやしたあたりはふざけてるんですが、この元絵の神の拳リーシンのアートはほんとに金属がよくて。そのうえこの頭の金属のところ厚みがないからとても難しいんですよね。もとより私は金属へたくそだったので、描きたいものがないときにこれをかくことで「あ、こういうフチが明るければそれっぽいのね」とか。おかげでこんかいのVIのグローブは自信作です。

3.PazzleTogether

は?てなるかもしれないんですけど、Steamで無料でインストールできてフレンドを招待して一緒にプレイできるパズルですね。楽しいね。

風景のパズルってけっこう一人でやると発見があるんですよ。わたくし風景画の造詣観察眼もないので!

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たとえばこの2000ピースでひとりでやったパズルなんですが、遠くのほうがだんだん薄い感じなのわかりますか?

左側の部分ですがこう!よく背景のメイキングとかtipsで「遠景のほうがコントラストが低い」という知識をみるんですがこうやって写真で確認すると実感がわくというか、パズルはピースがさいしょばらばらなので遠景と近景のピースは隣にならべてもうはっきりとわかるんですよ!

あと上記のパズルをやっていたときに「ここの窓のパーツはここやろ…ここにもあるんかい!」ていうことが頻発したりで統一された町並みであるていど共通したパーツとか、屋根の尖塔とか、なかなか普段観察しないパーツを意識するのがピルトーヴァーの街並みをぼんやりとですが描いたときに役に立ったと思います。

あとは普段影の色というものをあまり意識しないのでパズルの1ピースをみたときに「うーんこれは茶色!」ておもっていたら、影になったところにある白で周りの壁は茶色、とか。特にデジタルで乗算した色に無頓着なのでかなり発見がありました。

4.吉田誠二先生の添削動画シリーズ

背景のある絵のときはこの添削動画を通しで聞いています。具体的な一作一作を見るというよりは作業しながら聞いているとたいてい最初に直される「各オブジェクトのエッジがはっきりしているか」「見せたいところを一番かきこんでいるか」などのそうした複数作品を添削してもかならずチェックされるキモのワードをきいたときに「アッ自分の絵はどうかな」とチェックする手助けになっています。
先日吉田誠二先生の『吉田誠二作品集 パース徹底テクニック』も購入したのですが私はまだパースは1回忘れようの段階です。そうですパースをがんばる前に背景はかける。

他にもメジャーなさいとうなおき先生のイラスト講座シリーズや(目の描き方が多くて助かりました!)アニメ私塾で再三いわれている圧縮と比率のお話はいつまでも役に立ちますね。

余談

SpotifyやSoundCloudでも聞けるクリエイター向けコンテンツであるこのBGMですが作業用として優秀すぎますこれ。毎日聞いても快適!

さいごに

最初にも言った通り絵のスキルにはいろいろあってデッサン、クロッキー、模写、線の知識、色の知識、人間を描くなら目鼻に苦労し髪に苦労し体に苦労しと学ぶことが尽きないです。ただ「絵がかけない」ていうことばにも無限のグラデーションがあって、かけないといいながらなんだかんだ絵を描いている人がいっぱいいます。課題が見つかるのはいいことだけど、ちゃんと今まで吸収したことにもちゃんと目を向けてしっかりとこれを身に着けたという土台を意識したほうが前進できるとおもいます。ぐらぐらする土台に立ち続けるのはとても体力が要るのでね!

そのためには他人のできていることにも目を向けて他人を認めて自分もちゃんと同じくらい認めていきましょう!褒めるのは自分得ですよ~!

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