見出し画像

7月 どんぐりー

じっとりと暑い日々が続く7月になりました。

はじめまして、今回ブログを書きます。まりよんと申します。


今年も待ちに待った、夏キャンプがやってきました!

天気は前日から曇りのち雨。お日様が恋しい!スタッフもお天気を祈ります。今回どんぐりーさんは、どろんこになりながらも登山に挑戦しました!

当日は朝から雨模様。けれども子どもたちは元気いっぱいです。体育館につくと荷物を置いて、「さあ、遊ぼう!」走って、跳んで全身を使って遊びます。

忍者ってなんじゃもんじゃというゲーム。全力で忍者になりきる子どもたち。それまでばらばらに遊んでいたそれぞれが、同じルールで体を動かし、一体感が高まった様子。汗だくになって遊んだあとは、少し早めのおひるごはん。

午後の登山に備えてたっぷりと栄養補給。おかず自慢をする子どもたち、おうちの人の作るごはんが大好きなんだね。気合は十分です!

***

いよいよ、山へ!天気も回復してきた!

いつもと違うフィールドに、こどもたちは大興奮。

ぐんぐんと急斜面を登っていきます。

****

山は、発見という宝物がいっぱいです。

登山中、子どもたちは自分でいろいろなものを発見し、それをスタッフに見せてくれます。

「きのこ。」もぎ取ったきのこを見せてくれる女の子。

「これ捕まえた!」コクワガタをつかまえた男の子。

道中、障害物もずんずんと越えていきます。

倒れた木もなんのその!

ぐんぐん、どんどん、目指せ頂上っ。

声を掛け合い、一歩、一歩と進んでいきます。それまでは、あまり親しくなかった子どもたちも同じ目標に向かって歩みを進める中で、誰となく「今、8合目だぞー。」「あと、少しだ!」と互いに声を掛け合います。私たちスタッフにも、「がんばれー!」と暖かい声援が。

後ろを歩く人の様子を見て前の人に伝えたり、滑りやすい石や、倒木があるとアナウンスしたりと、仲間に対しての優しい気遣いに目を細めました。

そして・・・頂上へ。

みんな自分の足で登りきりました!!

開けた視界と、眼下に広がる景色。先ほどまでお昼を食べた小学校が小さく見えます。自分の暮らす土地を高いところから眺めるという体験は、子どもたちにとって新鮮だった様子。感嘆の声が上がります。

そして次の瞬間には、

「「「「やっほぉーーーーーーー!!」」」」何度も、何度も電車に向かって、山に向かって、叫びます。額から落ちる汗に心地よい山の風が吹き抜けます。頑張ったあとの、心地よい達成感を、子どもたちも感じている様でした。

休憩もつかの間。山での探索再開です!

昆虫を見つける男の子、石を集める女の子、みんな夢中で宝物を集めていました。遊び疲れてお昼寝をする子も。。。

山頂付近で、ぱしゃり。急傾斜で少し前のめりです。

***

さあいよいよ下山。滑る足もとに注意しながら、一歩、一歩最後まで夢中な様子の子どもたち。

迫ってきた雨雲が「またおいで。」と一瞬の雨を降らせ、森の緑が一層濃く輝きます。森の変化に「なぜ」と疑問を持って考える子もいました。

下山後の車内。みんな本当に頑張りました。山に行けてよかった。心からそう思いました。

***

小学校に戻りおやつを食べた後は、振り返りの時間。

絵本の読み聞かせに、集中するこどもたち。

最後に、森で見つけたものについてスタッフが尋ねると、みんな大興奮で次々と見つけたものを教えてくれました。

いつもと違う森や山には、新しい発見があった様子。山で何かを見つける子もいれば、「どうして、この木は倒れてるの?」「僕、サイ見た。」など、山の様子に「発見」を見出す子もいました。

***

帰り際。

「帰りたくないー。まだまだ遊びたいー。次の日もおりたい!」という声が聞こえてきました。来年はきっこりーでキャンプファイヤーやキャンプができると伝えると、嬉しそうに顔がほころびます。スタッフもワクワク。来年が楽しみです。

また一緒に遊ぼう、全身で。この日「感じたこと」や「発見」が、そのカケラでも、子どもたちそれぞれの心のどこかに残っていてくれたらいいなと思いました。また、来年!

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

まりよん