チャートを分析する理由
チャート分析の基本。
それは、ストップロスの集まる場所を把握することにあります。
FXでは、基本的に参加者全員のオーダーやストップの位置などを知ることはできません。オアンダなどの情報や、ニュース等で少し知ることはできますが、あくまでもブローカーレベルで、完全なオーダー情報というのは得ることはできません。
では、どうすればストップロスの集まるところを見つけるのでしょうか?
それがチャートです。
なんで大体の判断がつくのかというと、市場参加者は、基本的にチャートをみてトレードしているからに他なりません。
結局、チャートで意識されるだろう節目とか、そういう所に多くのトレーダーがストップを置きます。
エントリーの根拠がチャートんら、ストップの根拠もチャートになって当然ですよね。
では、このストップの集まる節目を認識するのに大切ないくつかの武器をご紹介します。
トレンドライン
サポート・レジスタンスライン
フィボナッチ
ピボット
この4つで大丈夫です。
トレンドライン
トレンドラインは、上昇トレンドなら安値同士を結ぶラインです。
このラインまで押して来たらロング、ブレイクしたらショート・・・というのは教科書的な考えに過ぎません。
使う目的は当然ストップの集まる位置を見つけるため、
市場参加者の思惑と市場のトレンドを見れば、必然的にトレンドライン付近にストップが集まるのです。
サポレジライン
サポレジラインは4つの中で元も重要です。
なぜなら、他のトレーダーのストップの位置がダイレクトに見えるから。
トレンドができるということは、前回のレジスタンスやサポートがブレイクされることになります。
そうなれば、順張りの大多数はそのレジスタンスやサポートの近くに勿論ストップを置きます。すると、そのあとブレイクされたSRラインは、立場が逆転します。
つまり、サポートはレジスタンスに、レジスタンスはサポートに変化するのです。
そこで、新規のポジションを立てたいトレーダーは、いわゆる押しや戻りを待ちます。彼らが注目するのは立場の変わったサポレジランです。
そして、押しや戻りで順ばりを仕掛けたトレーダーのストップは、そのSR周辺におかれ、逆張りブレイクで仕掛けるトレーダーのストップも、そのSR周辺におかれる。
どうでしょうか?サポレジラインには多くの注文が集まることが分かりますよね。
フィボナッチ比率
フィボナッチも重要です。
直近のスイングローとスイングハイを結ぶと、不思議なことにサポレジラインと重なることが多いです。
この重なった部分はかなり強いサポレジで、多くの注文が集まっています。
ピボットポイント
日本ではピボットはあまり重要視されていませんが、海外のトレーダーはピボットを重要視しています。
ピボットの大きな特徴は、無裁量で注文の集まりやすいレートが分かるという点にあります。
そして、フィボナッチと同じでサポレジラインと被ったら、そのレートはかなり強いと判断します。
以上を使いこなせると、どこに注文が集まっているかが分かるようになります。
注文が集まるレートさえわかればもうこっちのもの。
あとはライン際の攻防を見ながらポジションを取っていきます。
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