トレードで勝つためのたった一つだけの真理


①確実に80万円もらえる
②80%の確率で100万円、20%で0円

どっちが良い?という問題があったとします。

あなたはどちらが良いと思いますか?

「そんなの期待値が一緒なんだからどっちでも一緒でだろ?」と思った人は大間違いです。

この手のクイズでは、かならず考えなければならない前提条件があります。
それは、「何回このゲームをやれるのか?」です。

よく「期待値」とい言葉が使われますが、期待値が存在する前提として、「十分多い回数の」試行をしたときだけ期待値に収束します。これが「大数の法則」です。


難しい話ではありません。
サイコロを6回振ったら1~6まで一回ずつ出ることはめったにないですよね?でも10000回ふったら、大体1~6の目が均等に出ます。

だから、サイコロの目の確率は1/6となるわけです。

話を冒頭のクイズに戻しましょう。
このクイズでは、もしこのゲームを10000回できるなら、①でも②でも正しいことになります。ただし、1回しかできないなら、迷わず80万円を取るのが正解になります。

これが確率論と期待値の考え方です。

これまでのトレードで、「5連敗したら、もうこの手法は使えない、他の手法に行こう!」としたことはないでしょうか?


もしあるのなら、あなたは本当の意味で確率を理解していないことになります。


勝率100%でもない限り、3連敗以上はざらにあります。しかし、トレードを100回、1000回と繰り返せば、トータルではプラスの期待値をもっているから、トレードを続けるのです。

トレードで勝つには、たった一つの道しかありません。
期待値プラスの手法を、期待値が効いて来る回数愚直にやり続ける
だけです。

確実に次の動きを当てられる方法がない以上、このやり方しかないんです。

だから、トレーダーには確率思考が求められるわけですね。



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