FXにおける資金管理の重要性
今日は資金管理の話です。
売買ルールとは、エントリー、エグジット、トレイリング、ストップ、ポジションサイズなど、全ての要因を含んだものになります。
資金管理とは、主にこのポジションサイズ決定に必要な考え方です。
ポジションサイジングで大事なこと、それは、「一回のトレードにリスクをとりすぎない」と言うことです。
投資苑の、2%,6%ルール
有名な投資書籍である投資苑には、2%,6%ルールがあります。
一回のトレードにかけるリスクは最大で口座の2%、一ヶ月にとれるリスクは最大で口座の6%と言うものです。
え?少なすぎる?
そう感じたあなたは、リスクの取りすぎでトレードしている可能性が高いです。
例えば、10pips逆行したら、資金が全部飛ぶ一方で、10pips巡行したら2倍になるようなトレードをしていたら、いずれ必ず死にますよ。
トレードは遊びではなくビジネスです。
2%,6%ルールというのは、投資苑で解説してる資金管理の一例にすぎませんが、参考にしておくべき情報です。
自分にあった資金管理は、自分で見つけるしかありません。
ケリーの公式
資金管理で有名な、ケリーの公式があります。
勝率と、リターン比率さえ分かれば、資金を最大化できるポジションサイズを割り出せる公式ですが、お勧めはしません。
トレードでは、損失は限定できますが、リターンは操作できません。
もちろん基本的にはリスクリワードの高いチャンスを狙わけですが、とちゅでトレイリングにひっかかることもあるものです。
検証していれば、平均リワードは出せます。しかしそれではケリーの公式の数式の裏にあるバックの概念を反映していません。
トレードは、物理学のような絶対の公式を見つけるのが不可能です。なぜならマーケットは人の心理で動いているから。
ある一定期間においては機能するシステムトレードのように、一定期間において公式を見つけることは可能かもしれません。
ただ、、マーケットは人の心理が働いているので、テールリスクが常に無視できない大きさになってしまいます。
社会心理学や行動心理学が数式のみで説明できないのと同じことですね。
経済学もそうですが、基本的には人間の行動には、常に心理がつきまとうので、物理のように理論式を当てはめることができないのです。
しかし統計をとることはできます。
統計をとって、自分の手法にあった資金管理やトレードルールを決めることはできます。
検証を継続することで、そのときそのときにあった資金管理も、おのずと得ることができます。
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