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フリルタイプのロゼットのこと。

作っているロゼットを大きく分けると、フリルタイプとプリーツタイプの2つになる。

フリルタイプはこれ。

あまり見かけないタイプの形なので、最初に出品した時はこれをロゼット…というか、缶バッジをつける何かとして認めてもらえるのか緊張したけれど、何人かのひとには受け止めてもらえたようで一安心。

どうしてこんな形にしたのかというと、日本でヲタク界隈で言うところのロゼットとしてメジャーであろう仕切り板で作るタイプのロゼットが、自分の中でしっくりこなかったから。

1度だけ作ったことはある。作ったと言っても、仕切り板にリボンを通して縫うとこまで。その時点で、これは自分の好みではないな、と。

それが何かというと、ボリューム感とフリルの密度。

結局着ることはなかったけれど、昔はロリータファッションにすごく憧れていた。(主に白ロリと甘ロリ)
専門の雑誌を買ったり、お店で実物を見たりしてただただ憧れていた。でもこれを着るには頭のてっぺんからつま先まで、妥協なく全身その世界に染まらないとダメだと思い、当時は絵に落とし込むことで好きを発散していた。

話が逸れたけれど、フリルと言ったらそのロリータファッションの世界にふさわしいモチーフであると思っていたので、あの何重ものチュールを重ねたパニエで膨らましたレースとフリルたっぷりのスカートのような世界が理想だった。

そのイメージで作ったのがフリルタイプのロゼット。理想に遠からず近からず、でも缶バッジとあわせるのなら、これくらいがいいかなと思い完成させた。

別に芸術作品を作りたいわけではないので、これ以上凝ったことをしてもロゼットとして本末転倒かな、と。
ただフリルのボリューム感が高いので、あわせるリボンはなるべくシンプルな形のものにしている。とは言え、リボンの素材で遊びを加えてはいるけれど。

それはそれ、これはこれである。やっぱり可愛いに妥協はしたくない。

ちなみに、本体がプリーツタイプだけれども前述のロリータファッションのエッセンスを自分なりに多分に盛り込んだのはこれ。

いつかリメイクをしたいと妄想をあれこれ膨らませているけれど、恐ろしく手間がかかるのでそれも含めて再検討したいところ。


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