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私の生活改善運動① 鹿革の水彩道具入れ
私の生活改善運動、という本が
とてもめぐちゃんらしい、と友達に言われた。
貸してくれるのが待ちきれなくて
本屋さんで5ページくらい立ち読み。
身の回りのものをお気に入りでかためること
なんか違うなぁを無視しないこと
そこには悦びもあるが痛みもともなう。
9歳からの私の相棒、
幼馴染のお母様からいただいた水彩道具
21年も使っていればカバーはボロボロになる
売られていたときの箱
↓
絹の小袋(藤色)
↓
絹の小袋(藍色)
↓
綿の巾着(ポップな柄)
ときて
絹の小袋時代のフィット感と落ち着いた色味が恋しくなった
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ちょうど福知山の猟師さんにいただいた
白ヌメ鹿革があったのでケースを作ることにした
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勇気を出して
いちばんうつくしい表情のところで。
けれども切った5秒後には
縦の長さは後1センチ長くするんだった…
後悔したが。
ボタンや紐はつけず
ピッタリさと
革の厚みで出ないようになってるデザイン
(ということにする)
革を縫うときは
針を2本使って
両側から挟むように縫っていく
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先に刺して待っている方の指を
後から刺した針で刺してしまったり
あるいは
出てる針に刺されにいったり
さながら空中ブランコのような緊張感である
2回ほど血のたまを親指に作って
リズムに乗ってきたところで縫いおわり
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ひっくり返すところでは
中高で裁縫をしたときのことを思い出した
角をきれいに出すのはなかなか難しいこと
そのためにはひっくり返す前の下ごしらえが必要なこと
定規を使うとうまくいくこと
靴下を履くように
革のカバーを水彩道具に履かせてやる
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だいぶキツキツで
カバーか水彩道具のどちらかが
壊れそうでヒヤヒヤしたけど
なんとか収まる。
きれいなしかく。
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魔女の好きそうな精油を塗りこんで
あとは時間が育ててくれるのを待ちます
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