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おつかれさま

雨のため二度も延期になっていた美化作業がやっと終わった。
班長さんを任されて、一番重要な役目がこの行事のお世話をすることだ。
人の通らないような山道に溜まった枯れ木や土砂などを片付ける作業は本当に大変だが、皆黙々と働く。

毎日のように使っている「おつかれさまでした」の一言が言うほうも言われるほうもズシリと重く響く。
田舎暮らしで面倒な行事だが、この作業に参加していれば、集落の人に一員として認めてもらえるので、頑張って参加する。

山道で出会った。

野生の白いランが谷間に咲いていた。
エビネの一種だろう。
倒木や枯れ葉の中にひっそりと。

クワズイモと
赤い実がキラキラ
おやおやサワガニさんも
どこまでも舗装されている
空が見えないほど鬱蒼と

汗をかいた後のビールは格別だ。
おつかれさまでした。

今日も読んでくださってありがとうございます。

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