渡り鳥
タイトルに渡り鳥と書き、鳥好きの友人からの写真を凝視している。
集団で電線に止まって何を見ているのだろう。
もちろん違うだろうが赤子をおんぶしているような鳥もいる。
島で人気の渡り鳥はサシバだ。
10月に入ると「もう見た?」と話題になるように、空を覆うように飛んでくる姿が風物詩になっている。
サシバは猛禽類でタカの仲間である。
この鳥はアジサシ、正式名はハシグロクロハラアジサシらしい。
カモメ科の鳥だ。
島には春と秋に渡り鳥が休憩、産卵にやってくる。
そのまま居ついてしまう鳥もいる。
ヒヨドリだ。
保護鳥だが島ではミカンを食べるので、害鳥と言われている。
以前は猿の被害が多かったのに、最近はなりを潜めているようだ。
猿2万、鹿2万、ヒト2万と呼ばれていた島だ。
人は今でも2万だが、駆除で猿、鹿は減っているだろう。
ヒヨドリは多くなるばかりだ。
今年はヒヨドリ来るかなと台風と同格の扱いになっている。
前はなかったミカンの袋かけの仕事が増えて農家は大変だ。
鳥を見たり、鳴き声を聞くのはは好きだが、名前や生態は知らない。
今は図鑑がなくても、すぐに情報を得られて、知ったような気になるがすぐに忘れる。
良いことなのかはわからない。
渡り鳥が飛んでいる姿を見ると、西行や芭蕉、山頭火のように漂泊の思いにかられる。
去年の秋、鹿児島に原付カブで行った。
大変な旅だったが、また出かけたいと思っている。
春は旅立ちの季節、秋は旅に出たい季節だ。
モンステラ、クワズイモは台風などどこ吹く風で元気いっぱいだ。
フードを被っている実もある。
初夏から実がなり続けている、もっとおいしかったらいいのに。
島は台風以来雨が降らず、乾燥した天気が続いている。
勝手だとは重々承知だが雨も降ってほしい気分である。
今日も読んでくださってありがとうございます。
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