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連想妄想あそび

昨日の嵐が嘘のような空がでた。

「本日天気晴朗なれども波高し」
司馬遼太郎の「坂の上の雲」の主人公、秋山真之が実際に、船上から本営に打った電文の最後の言葉だ。
ドラマでは、本木雅弘が演じていた。

正岡子規と同郷で親交があり、軍人ながら、文学にも秀で、名文家だった。
晴天なのに風が強く、白波の見える日は、なぜかこの言葉が浮かぶ。
もっとも私は、本来の意味と違って、波が高くて嫌だなと思うのだが。

その後浮かぶのは、同じ「坂の上の雲」の登場人物、秋山と親交のある広瀬中佐の一場面だ。
「杉野はいずこ、杉野は居ずや」と探しまわる姿。
沈没する船を爆破するため、残った部下を探しに行き死んでしまい、軍神となった。

大分県竹田市の、保存してある生家に行ったことがある。
竹田市は滝廉太郎の「荒城の月」のモデルになった竹田城址が有名だ。

その次は、向田邦子となる。
「荒城の月」の詩のなかに出てくる、「めぐる盃かげさして」を眠る盃と思い込んでいたという随筆「眠る盃」を書いている。

次は、タモリさん、「空耳アワー」
おあとがよろしいようで。

記憶の連想あそびは脳の活性化にもよい。
名前とか、場所など必死で思い出そうと細胞を働かせる。
ポアロはなぜ灰色の細胞だったっけと、なるのだ。
検索すればすぐに出てくるので思うほどではないかも知れない。
暇を持て余した時はうってつけのあそびである。

早朝の空

朝ひかりがもれていると、その日の気分が上がる。
鳥の声でもすればなおさらだ。
飛び起きて外へ出たくなる。
コーヒーをいれる手つきも軽快だ。
天気は変わりやすい、早くはやく。

「あら、ゲットウが脱皮している!」
先日群生している海岸に行った時はかげもなかったのに、やっと咲いてくれた。
開いてしまうとおどろおどろしいが、つぼみはなんと神々しい。
後が、わが茅屋でなければ、もっと、神秘的に撮れるのに。

我が家入り口 ようこそ


青空の写真がほしかったが、思惑どおり、すぐに曇り空になる。
変わりやすいのは秋の空ではなかったか。

うれしいことに、チョウチョが飛びまわり、一枚も撮らせてくれなかったが、遊んでくれた。
ツマベニチョウという珍しい蝶も二匹で訪れた。
初めて知ったのだが、学術的には、チョウは一頭、二頭と数えるらしい。

アゲハにモンシロ、モンキ、見知らぬ白い模様のチョウもいた。
「また来てね」


今日も読んでくださってありがとうございます。

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