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山開きのニュースから

富士山を始め、あちこちの山開きの記事が目につく。
私が山登りを始めたのは何がきっかけだったのか。
それはすぐに答えられる。
山に咲いている花が見たかったから。

植物に興味をもったきっかけがわからないのだ。
確かに、母は植物が好きだったし、父は山登りが趣味だった。
遺伝子が40歳で突然目覚めたのか。

しかし眠っていた遺伝子はいきなり目覚めるもののだろうか。
深く考えるのは得意でないのでそういうことにしておこう。

九州の最高峰が並んでいるこの島を教えてくれたのも父親だ。
一度は行っておけと言われのたのが、住み着いてしまった。

大分、熊本に近い福岡が故郷なので、山登りには最適だった。
目覚めてからは、極端なほうなので、一人であちこちの山に登った。

四国や、長野、岐阜、白山には高齢の父のお供で行くことができた。
いい思い出である。
父には申し訳なかったが、北海道の大雪山に登る計画を捨てて島にきた。

四国の石鎚山の道中は、目もあやな唐紅の錦というような紅葉だったのに、山頂は雪景色で二度感動を味わった。
先日、石鎚山の山開きの記事を読み、亡き父の山登り姿を懐かしんだ。
白山はお花畑を満喫し、黒ユリも見た。
雷鳥も見た。

今はこの島に住むことが山登りの続きと思っている。
山々の記憶は刻まれているし、なにより毎日山を眺められるのは幸せなことだ。

見出し画像は島の前岳。
この山が見えるところに住みたかった。
今の家からは頂上の小さな三角だけ見える。
民宿は山の真下にある。

雨の山
夏の山
プルメリアのつぼみ

もうプルメリアのつぼみができていた。
この花を見ると行ったことはないがハワイを思い浮かべる。
ハワイの国花で、レイに使われる。
島の地形や様子が似ているらしい。

去年のプルメリア

外は激しい雨だが、山登りの記憶をさまよい、台風の不安をしばし忘れた。


今日も読んでくださってありがとうございます。

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