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梅雨寒の日

今日はひねもすヒューヒューゴゥゴゥザアザアーと聞こえていた。
窓に打ちつける雨のしずくを眺めるだけで、何も頑張らずに、一日が過ぎていった。

それでもお腹はすく。
サンドイッチが食べたくて、ホームベーカリーで食パンを焼くが、待つ四時間が長すぎて、お腹は減るし、本の文字も目に入らない。
傘をさしてレタスをとりに出ると、濡れそぼった。

焼きあがったら、待ちきれずに熱いまま切り、
縮んだパンにありったけの具をはさみ、「いただきまーす」

食欲は満たされたが、やはり風の音が気持ちを乱し読書に集中できない。
あれやこれや読みかけの本を手にとるが、すぐに「パタン」
映画ドラマも同じだ。

以前はこういう散漫な時は、チクチク針を動かすと落ちついた。
直線縫いを飽かずに続けたが、腱鞘炎が心配なので、今年は縫い物はやらないと決めている。
秋からは農作業が始まるから、それまでは休養だ。
なにせ、手作業ばかりの仕事だ、大事にしなくては働けなくなる。
それに、今までに作った布巾、台拭き、雑巾、ランチョマット、コースターなど、一生分はあるだろう。
籠からあふれている。

今日は外の写真が撮れないので、家の中の植物を撮った。

それにしても、涼しい。
梅雨寒というのだろう。
日照時間がないため、最高気温と最低気温の差が小さく、肌寒く感じるらしい。
じめじめしないのはありがたいが、気温の変化は身体に負担がかかりそうだ。

独り居や梅雨寒の窓白々と  内田百閒


今日は日記になってしまいました。
それでも読んでくださってありがとうございます。
体調を崩されないように、ご自愛を。


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