一級建築士製図対策

子ども・子育て支援センター ③プレイルーム
大空間の計画で特に気をつけている点は特記事項や用途。そして設置階。
特記事項要求から天井高6.5m以上・無柱・室の辺長比1.5以下は少し戸惑いやすい。例えば12mx21mなら1.75>1.5となり条件違反。ここで読取方として、室の辺長比の要求であり、柱割のスパン辺長比の要求ではないこと。また仮に1.5以上になったとしても、条件違反であること。室の欠落は失格、不足の度合いにもよりますが、面積210㎡に、天井高6.5mに満たないは大きな条件違反。その次の条件違反と位置付け、時間内完成を優先して進めます。その際減点は▲5想定。用途の特記事項要求から児童が運動、イベント等を行う。少し小ぶりの体育館をイメージするとわかりやすい。運動するなら床面レベルに必ず窓をとる必要性は低い。1層目は腰壁板張・2層目にハイサイドライト(南北)からの採光や通風(卓越風活用)が効率的。設置階、2階に配置すると上部の3階ともプレイルームとなり他に使えない、3階に配置するとその直下の2階は他に使える。特に大きな屋外施設や屋内の大空間室は計画の難易度を左右しますので、相関性や要求や欲求を上手にコントロールしてプラニングに柔軟性を待たせておくと考えられた納得のエスキスが時間内に完成します。

次回は④アプローチの検討へ進めて行きます。


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