樹に会う:冬赤/あの日、天然水の森で。
「冬青」と書いて、ソヨゴ。
文字通り、冬にも青々とした葉を身にまとう、その木は、冬には鮮やかな赤い実で身を飾り、いっそう艶やかな姿を見せてくれます。
冬にも青々とした葉は染料になり、純白の糸を、葉色からは想像もつかない、鴇の羽色の淡い紅に染め上げるのだそうです。
そうと知ると、都会の庭先にも植えられ、森の中でもけっして珍しくはないこの木のことが、いっそう、愛おしく思えてもきます。
さて。冬青の、冬に赤い実を意識すると、他の赤い実も目に飛び込んできます。
例えば、シロダモ、サルトリイバラ…。
意外なほど赤でにぎわう「サントリー天然水の森 ひょうご西脇門柳山」の冬の日でした。
2011.12.15|サントリー天然水の森 ひょうご西脇門柳山