森本彩幸未(もーりん)

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夏になると思い出すエビフライの物語 #フードエッセイ

夏になると思い出す物語がある。 それは、三浦哲郎の著書「盆土産」だ。 小学校の国語の教科書に収録されていたこのお話を授業で習ったあの夏からもう20年以上経過してい…

音楽で恋を思い出す、春。

最近使わせてもらったバントスタジオに、懐かしいバンドのポスターがあってエモくなった。 10年ぐらい前に聴いていたバンドで、1度活動を辞めてしまっていたように思った…

私、間違ってた(備忘録)

このままでは、ダメなんだ。 そんなことを強く思った。 自分がひどく子供じみた事をいつも言っていることも、 いつだって自分を強く見せようと虚勢を張って大口叩いてい…

文章が映えてない。

私は一応ライターとしてお金を貰うこともあるため、ある程度のセオリーに従った文章を書くようにしている。 セオリーと言っても同じ語尾を使わないとか、句読点の数とか、…

自分への「ごほうび」という概念が無いんだ私

○○したら、自分へのご褒美に○○買うんだー! とか、 ○○頑張ったんだから、いいケーキぐらい食べてもバチ当たらないよねー! とか、 そんな言葉を聞く度に、自分に…

正義は振りかざすものではないよ、

インターネットで誹謗中傷をする人が絶えないのは、それを誹謗中傷だと思ってないから。 そんなふうに昔から思っているのだが、まあこれは私の感覚であって別に絶対そうだ…

そろそろダイエットするかぁ‥

ぶくぶくと今年は冬太りをしている。 昨年末から比べて、2キロは増えた。 毎年は年末年始と働き詰めでむしろ痩せていたのだが‥今回は事情が違った。 年末から年始にかけ…

肩書きは名乗ったもの勝ちかもね。

肩書きなんて勝手に名乗ればいい。 そんなことをお世話になってる人に言われた。 まだ売れてないから‥ 仕事になってもないから‥ なんて思って私は自分の肩書きをつけ…

ラジオの話。

私はFMひらかたというコミュニティFM局でパーソナリティをしていた。 「していた」と言うことは過去の話なのだが、先日久々にFMひらかたのパーソナリティとして電波に声を…

声が出ないから気づいた夫との関わり方

しばらく喉の炎症で声を失っていた。 始まりは年末の風邪で、それがぶり返して先週の木曜日にまた声が出なくなった。 商売道具なので、声が出ないと私のメンタルはひどく…

何もアウトプット出来ないごちゃごちゃエブリデイ

言葉を紡ぐと言うのは、毎日何かを見て感じてそこから芽生えた感情なのかなんなのかその辺の何かを言葉に昇華させてアウトプットする。 と言うことではないかと思っている…

憂鬱と過ごすランチタイムのつぶやき

自分での判断というのがとにかく苦手で、なんでも「いいですかね?」「大丈夫ですかね?」と聞いてしまうのだが‥ そのせいで今日も怒られた。 それぐらい自分で考えてく…

クリスマスコフレは絶対に買わないんだ。

クリスマスコフレの時期がやってきた。 この時期になるとメイク業界が一斉に心ときめくような可愛いパッケージの化粧品や、女子が大好きなワードNo.3にきっと入る限定品を…

去年気に入った服がなぜ今年着たくなくなるのだろ

衣替えの季節。 いつも疑問に思う事がある。 その疑問は。 あんなに去年好きだった服が、なんか変だなとか思い出すあの現象は何なのか? と言うものだ。 みんな一度は…

mmm/ハミング(愛を唄う)

コロナ禍と言われてもう3年が過ぎた。 あの頃、2020年の冬が春になろうとするそんな頃、世界の空気感は吹雪と等しかったのを昨日のように思い出す。 好きだった店や、思…

文字が記号に見えてさ

最近投稿が少なくなってきた。 と、言うのも季節の変わり目は自律神経が乱れるのかなんなのか精神的に落ち込んでしまうので文字が記号のように見えて読むのも打つのも苦労…

夏になると思い出すエビフライの物語 #フードエッセイ

夏になると思い出すエビフライの物語 #フードエッセイ

夏になると思い出す物語がある。
それは、三浦哲郎の著書「盆土産」だ。

小学校の国語の教科書に収録されていたこのお話を授業で習ったあの夏からもう20年以上経過しているが、夏になると必ず思い出す。

このお話は「出稼ぎに行った父がエビフライをお土産に買って帰って来る」というもので、このお土産のエビフライを食べる時の描写がまあ素晴らしく当時の私を虜にした。

この話、エビフライが堪らなく美味しそうなの

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音楽で恋を思い出す、春。

音楽で恋を思い出す、春。

最近使わせてもらったバントスタジオに、懐かしいバンドのポスターがあってエモくなった。

10年ぐらい前に聴いていたバンドで、1度活動を辞めてしまっていたように思ったが、その辺さえも忘れてしまった。
本当にもう遠い記憶で、その頃のことは朧気になってしまったほど昔すぎて、あやふやで申し訳ない。

でも、ポスターを見た途端彼女達のライブのキラメキや、その時に好きだった人の事を鮮明に思い出した。

音楽っ

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私、間違ってた(備忘録)

私、間違ってた(備忘録)

このままでは、ダメなんだ。

そんなことを強く思った。

自分がひどく子供じみた事をいつも言っていることも、
いつだって自分を強く見せようと虚勢を張って大口叩いていることも。

改めて、わかった。

そんな1日だった。

何故か私は昔から、話し方が勝気とかキツイとか言われるのだが、それはいつだって身を守るためで、そうでもしないと負けてコテンパンにされるのでは?という恐怖がいつもまとわりついて離れな

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文章が映えてない。

文章が映えてない。

私は一応ライターとしてお金を貰うこともあるため、ある程度のセオリーに従った文章を書くようにしている。
セオリーと言っても同じ語尾を使わないとか、句読点の数とか、その程度だ。

句読点を適切に使わないと読みにくいとか、検索に引っ掛からないとか、同じ語尾になると読みづらいから良くないとか、色んな理由で出来上がったセオリーを私は結構忠実に守っているのだが…

最近そんなセオリーなんて全然無視で書いている

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自分への「ごほうび」という概念が無いんだ私

自分への「ごほうび」という概念が無いんだ私

○○したら、自分へのご褒美に○○買うんだー!

とか、

○○頑張ったんだから、いいケーキぐらい食べてもバチ当たらないよねー!

とか、

そんな言葉を聞く度に、自分にはこの概念が無いなと思う。

最近ウィッシュノートを作っていた時、それをより痛感した。

ウィッシュノートには、出来たらやりたい事とか食べたいものとかを書く欄があるのだが…
私自身、何をやったらそれが貰えるに値するのか分からず悩んだ

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正義は振りかざすものではないよ、

正義は振りかざすものではないよ、

インターネットで誹謗中傷をする人が絶えないのは、それを誹謗中傷だと思ってないから。

そんなふうに昔から思っているのだが、まあこれは私の感覚であって別に絶対そうだってわけじゃない。

でも、そんなふうに感じてしまうのだ。

いじめって、いじめっ子がこいつ変だからやっつけてやろう!とか、こいつムカつくから別に何してもいいよね?みたいなところから始まるように思う。

それと同じように、こいつは間違った

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そろそろダイエットするかぁ‥

そろそろダイエットするかぁ‥

ぶくぶくと今年は冬太りをしている。
昨年末から比べて、2キロは増えた。

毎年は年末年始と働き詰めでむしろ痩せていたのだが‥今回は事情が違った。

年末から年始にかけて風邪をひいて声が出なかったので仕事を休むこととなり、ダラダラとした年末年始を送っていたのだ。
全くもって例年とは真逆である。

ここ10年、正月太りとは縁遠かったのでそんなものがあることを忘れていた。
が、今ちゃんとそれを引きずりぶ

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肩書きは名乗ったもの勝ちかもね。

肩書きは名乗ったもの勝ちかもね。

肩書きなんて勝手に名乗ればいい。

そんなことをお世話になってる人に言われた。

まだ売れてないから‥
仕事になってもないから‥

なんて思って私は自分の肩書きをつけることをためらい、今ではギリの所でイベントMCにすがりついている所だ。

でも私の欲しい肩書きはまだある。

ライターとエッセイストだ。

ここに書いているものは、全て自分の思想を自由に述べるエッセイなのだけど‥
多分うまくはかけてな

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ラジオの話。

ラジオの話。

私はFMひらかたというコミュニティFM局でパーソナリティをしていた。

「していた」と言うことは過去の話なのだが、先日久々にFMひらかたのパーソナリティとして電波に声を乗せることができた。

1月15日リスナーさんの素敵な計らいで、1日限りの復活を遂げたのだ。
とは言え、すでにFMひらかたの電波は停波しているし、スタジオもない。
ではどのように復活したかというと‥

京都三条ラジオカフェという京都

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声が出ないから気づいた夫との関わり方

声が出ないから気づいた夫との関わり方

しばらく喉の炎症で声を失っていた。
始まりは年末の風邪で、それがぶり返して先週の木曜日にまた声が出なくなった。

商売道具なので、声が出ないと私のメンタルはひどく落ち込み何もやる気が起きなくなる。

そんなこともあり、noteをやる!
と決めたにもかかわらず全然書いていなかったので、声が出ない間のことでも書こうと思う。

突然だが我が家は会話が多い(主に私が話してる)、突如歌い出す(主に私が)とい

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何もアウトプット出来ないごちゃごちゃエブリデイ

何もアウトプット出来ないごちゃごちゃエブリデイ

言葉を紡ぐと言うのは、毎日何かを見て感じてそこから芽生えた感情なのかなんなのかその辺の何かを言葉に昇華させてアウトプットする。
と言うことではないかと思っている。

そんでもってここ最近の私は、私はそれをうまく出来ない毎日を送っていて、更新が止まっていた。

いろんなことは感じるけど、それを言葉という形にして表に出すことが出来ないのでずーっとゴミ屑みたいなぐちゃぐちゃの何かが頭に転がっている状態で

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憂鬱と過ごすランチタイムのつぶやき

憂鬱と過ごすランチタイムのつぶやき

自分での判断というのがとにかく苦手で、なんでも「いいですかね?」「大丈夫ですかね?」と聞いてしまうのだが‥
そのせいで今日も怒られた。

それぐらい自分で考えてください!

と、結構怒られた。

今日のは確かに私でも、自分で判断したらよかったのに‥なんで聞いたんだろ?と思う。

そしてどうしてこんなに自分のする事に自信が持てないのか‥とも思った。

人を苛立たせる程の自信のなさ。
これは昔からで、

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クリスマスコフレは絶対に買わないんだ。

クリスマスコフレは絶対に買わないんだ。

クリスマスコフレの時期がやってきた。

この時期になるとメイク業界が一斉に心ときめくような可愛いパッケージの化粧品や、女子が大好きなワードNo.3にきっと入る限定品を売り出す。

雑誌やテレビ、ネット記事、最近ではSNSでメイク系YouTuberが各メーカーより提供を受けそのテクスチャを一足早く紹介し、それらを見たメイク好きの民はそれらをこぞって買いに行くのだ。

それに加えて今年のバズコスやベス

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去年気に入った服がなぜ今年着たくなくなるのだろ

去年気に入った服がなぜ今年着たくなくなるのだろ

衣替えの季節。

いつも疑問に思う事がある。

その疑問は。

あんなに去年好きだった服が、なんか変だなとか思い出すあの現象は何なのか?

と言うものだ。

みんな一度は経験した事があると思う、毎年そうだよって人もいると思う。
あれ?似合ってなくない?
こんな色してたっけ?

みたいな違和感を持ってしまい、結局着ないままワンシーズンを終え、断捨離されてしまう。

私はブランドの服を持っているわけで

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mmm/ハミング(愛を唄う)

コロナ禍と言われてもう3年が過ぎた。

あの頃、2020年の冬が春になろうとするそんな頃、世界の空気感は吹雪と等しかったのを昨日のように思い出す。

好きだった店や、思い出のライブハウスはどんどん無くなって、悲しくて、悔しくて、そして毎日はとてもつまんなくなっていたように思う。

私はとても音楽が好きで、ライブハウスによく行っていた。

それが生き甲斐で、心の拠り所。

だったのだが‥

2020

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文字が記号に見えてさ

文字が記号に見えてさ

最近投稿が少なくなってきた。
と、言うのも季節の変わり目は自律神経が乱れるのかなんなのか精神的に落ち込んでしまうので文字が記号のように見えて読むのも打つのも苦労するのでどうしても避けてしまうのだ。

昔はそんなこと無かったのに、25歳で仕事に私生活にと大殺界のような状況になった頃に躁鬱と診断されてからもう何年もこうやって文字が定期的に読めない。

1度精神のバランスを崩すと治療を終えて精神的にバラ

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