「全ての映画は実話である」あるいは「映画を面白く観る方法」

お題箱でお題をいただきました。

『疲れていて、休みたいのに眠れません。その対処法は!?』

ふつうのお題じゃなくて「メッセージ」で来てたんですが、これは一体なんなんでしょう? お題箱と同じように誰かが送ってくださったんでしょうか。
よく分かりませんが、お答えさせていただきます。(たぶん1年3か月まえにもらった奴です。遅くなり申し訳ないです)。

僕も眠れない

僕も全く同じなんですよね。

寝る4時間前にお風呂に入るとか、晩御飯を早めに食べるとか、体を動かすとか色々と対処法はあるそうですが、なかなか難しいですね。

出来る範囲でやってるつもりですが、日々、こういうことを実践するのも難しいです。

僕が夜に眠れないのは小さいころからですので、ほとんど諦めています。

小さいころ、家も町も寝静まっていて、僕だけが眠れずただただ無為に、なんでもない夜の時間が過ぎて行っていたのを思い出します。

僕の人格の全てはあの夜に出来上がったような気がします。それくらい、毎回が永遠みたいな時間でした。

何にもお力になれずすみません。
いただいたご質問のお答えとしては以上になります。

これだけだとなんか、記事を書いた気がしないので、僕が眠れない時にたまに考えていること紹介します。

〇円周率にはすべての数列が含まれている。

だいぶ前、タニャローというコンビのウガジンポンさんと円周率の話をしたことがあります。

ウガジンさんはいろいろ面白い話をしてくれます。

円周率は3.1415926535~~と無限に続くとされていますが、この中に全ての数字の組み合わせが含まれるだろうということを話してくれました。

(※なお、これは、円周率が無限の数列であり、なおかつループしておらず、かつ各数字の出現に偏りがないのであればという仮定の話です。無理数なのはたぶん証明されてるんだと思いますが、数値の偏りについては証明されていないようです。)

円周率が無限にランダムに続くなら、例えば僕やあなたの携帯電話番号も無限の数列のどこかに入っている。

いまこうして入力しているテキストも、デジタル的には「0」と「1」の羅列に還元できるわけですから、シェイクスピアの全作品や聖書だって、円周率の中に入っている

3が300個ならぶところもあるし、3が3兆個ならぶところもある。3が3兆個並ぶところが3兆個ある。3兆個どころかもっとある。

面白いですね。

絵画データとかも円周率の桁数A桁~B桁で表現できるので、2つの桁数を送るだけでデータの転送ができるんじゃないか、というような話をしてくれた。気がする。

たぶん、ほんとにそんなことをしたら桁数そのもののデータが一般的な絵画画像のデータより大きくなっちゃうと思いますけど、面白いお話でした。

この話から連想したこと。

〇宇宙が無限でなおかつループしなかったら

私たちは広大な宇宙の片隅に生きているわけですが、もし、この宇宙が終わることなく永久に続いて、なおかつループしないのだとしたら、、、

・一度発生したことはかならずもう一度発生し、無限に繰り返します。
・物理的に発生しうる現象はいずれ「全て」発生します。

〇一度発生したことはかならずもう一度発生し、無限に繰り返す

今日、僕やあなたが経験したできごとは、遠い未来のどこかで必ず発生します。あるいは、遥かな過去で発生してきました。

円周率の中に「08011112222」という数列が無限に何度も何度も繰り返し出現するように。

〇物理的に発生しうる現象はいずれ「全て」発生する

円周率の中に、ありえる数字の組み合わせが全て含まれるように、無限の宇宙の歴史には、ありえる全ての物質の組み合わせが含まれることになります。

いま僕は蛍光の緑色のすごくダサいシャツを着ていますが、黒いシャツを着ているという事も物理的にありえたので、必ずいずれ発生します(その僕は今のこの僕ではありませんが)。

僕には何人もの人と決別した経験がありますが、決別しないことが物理的にありえたのであれば(多分ありえたでしょう)、決別していないパターンの僕もいずれ発生するはずです

もっとモテている僕やお金をもっている僕も発生するのかもしれません。羨ましい(もしかしたら、僕がモテたりお金持ちになるとは物理的にありえないのかもしれませんけどね)。

死別してしまったあの人やあのペットが生きているパターン。
言ってすぐに後悔したあの言葉を言わなかったパターン。
人生の重大な岐路で別の選択をしたパターン。

全て、物理的にありえるのであれば、いずれは必ず発生することになります。

〇宇宙は有限か無限か

これはまあ、もちろん、宇宙が「無限かつループしない」という仮定の話なんですが。

宇宙の終焉について有名な説にビッグクランチという収縮説があり、いずれ終わるだろうとは言われてるようですね。

でも、宇宙って一回始まってるわけですから。

そのあとまた新しい宇宙が生まれないとも限りません。

もし仮に宇宙が何度も何度も生まれるのだとすれば、それは事実上の無限といってよいでしょう。

どっちが正解なのかは誰にも分かりませんし、結論がでることもないんでしょうね。

〇宇宙がループするかしないか。

ループするかどうかは分からない。ループする可能性もあるし、しない可能性もある。これも誰にも分からないし、結論はでないと思います。

なので宇宙が「無限かつループしない」と思うことは十分できます。

〇本題:すべての物理的にありえる映画は実話である。

さて、ようやく本題です。

もし「物理的にあり得る組み合わせは全て発生する」のであれば、、、

例えば、映画のアウトレイジの中のできごとなんかは、おそらく全て物理的に有り得ます。

なので、いずれアウトレイジは発生します。

実は、アウトレイジは実話なんです。

マーベルのヒーロー映画のような超常的なものを扱った映画は物理的にあり得ないかもしれませんが、物理的にありえる映画は全部実話です。

漫画やアニメでも、スラムダンクのようなスポーツものや花より団子みたいな恋愛ものも物理的にありえるので実話です。

花道もつくしも実在の人物です。

映画は実話だと思ってみたほうが感情移入ができるし面白いので、もしよかったら、物理的にあり得る映画を見るときはこの話を思い出して、より楽しんでください。

〇物理的にありえない作品。

物理的にあり得ない作品もあります。
マーベル映画や漫画のドラゴンボールなどですね。

普通に考えたら、通常の物理学で「かめはめ波」は説明できませんからね。

ではこれらの作品は、実話ではないのでしょうか?

いえ。

希望を捨ててはいけません。

例えば、もしかしたら悟空やベジータの身長は、我々の物理学が通用しない大きさかもしません。ドラゴンボール世界の人間は超ミクロレベルの身長だったり、1人1人が銀河レベルで巨大な可能性があります。もしそうであれば、そんな生物はかめはめ波くらい撃てるのかもしれません。

ドラゴンボールって手術シーンとか出てきましたっけ? 出てないですよね。だったら人体の中身も私たちが思うものとは全然違う可能性もあります

ふつうの人間は、摂った食事以上のエネルギーを発生させることはできません。
彼らはどう考えても食事シーンで得ているカロリーを、はるかに上回るエネルギーを発生させます。体内が原子力発電所にでもなっていないと説明がつかないのですが、実際に体内が原子力発電所になっているのかもしれません

だとすれば、物理的にありえる可能性があります。

いろいろな可能性が考えられます。

なので、全ての映画は実話だと思おうと思えば思えます。

そして、物語は実話だと思って観たほうが面白いので、今後はマーベル映画もドラゴンボールもハリー・ポッターも実話だと思ってみてください

……みたいなどうでもいいことを、眠れない夜に考えています。ぜったいに早く寝たほうがよい。

ちなみに補足ですが、円周率にはなんでも入っているといいつつ、当然、円周率そのものは入っていないと思います。他の無理数も入っていないことになるんじゃないかな。たぶん。数学詳しくないからわからないですけど。

記事を書くネタが欲しいので、もしよければぜひ、質問箱、お題箱をご利用ください。

質問箱
https://peing.net/ja/hbkivgv8hhlmxky

お題箱
https://odaibako.net/u/HBkiVgV8hHLMXky


以下はオマケです。買わなくていいです。


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