報告2

そんなにたいそうな事ではなくふわっと。

2年前にソロの音源初のデモアルバムを出した。今振り返って聞いても聞いてられない曲たちでそれを無かった事にしたいわけじゃない。

その当時ただただ夢中でつくった曲たちはよくあるアルバムの規則性なんて無視して自分の思念や恨みつらみを日記のように記したり覚えたてのコードを弾いて無理やり作ったものでとにかく自分が生きてきた中で得たものしか形にできなかった作品で荒さや雑味を含めて自分なりの意思表示を出したものだった。

とやかく悔しい気持ちとか色々は音楽でアンサーする。それがプライドとしてあった。俺は外野からやいやい言われる必要もないしそれ以上もないしはっきり内情なんて話しても理解なんてされない。理解をしてもらうことすらも馬鹿らしいのかもしれない。けどSNSで批判的に意見をするよりかは絶対にいいと思った。Twitterで一時の感情に任せて批判的なことを言うやつらが俺は根っからに大嫌いだからだ。ネガティヴとそれはまた違うと思っている。

なによりその言葉を示したり音を奏でる事、表現をする事自体自分にとってドラムだけじゃ伝えれる術が無かった。だからその時あったギターを片手に無我夢中にかき鳴らしてなんとなく形作っていった。自分でできる限りやって表現しようと思った。なんとなく周りに馬鹿にされてもこれだけは絶対やり切ってやろうと。

話は少し変わっちゃうけどドラマーとしての心得があった。それはスタジオやライブ問わず周りを見渡し土台を作る事で他の楽器、歌、メロディ、アンサンブルがあってそれに合わせて波を作る、物語を作っていくそんなイメージでフレーズやドラムに向き合っていた。出会った中でインディーズバンドシーンでのドラマーの多くはみんな周りを見渡せてる人が多いし心優しい人間が多い気がする。頑張っているドラマーは全員尊いし陰ながら応援している。なぜかドラマーの脱退が多いのかなんてなんとなくわかっちゃうよ。理不尽な事が多いのはバンドだけでは無くきっと社会にもある。

作曲においてはドラムは問題なかったけどギターやベースなんて初心者だ。素人にすこし毛が生えたレベルだ。はっきり労力がえげつない。ドラムのフレーズで向き合っていた時間が今度はギター、ベース、歌詞もそうだけど何十倍もの時間が予想以上にかかって撮ってはやり直し撮ってはやり直し。自分の満足がいくまでただやり直して。

月日をかけて完成した作品。自分の作った作品は当時を思い出させてくれる。何回も言うが聞けたものじゃない。ただ無かった事にしたい訳じゃない。事実そのCDを買ってくれた方が数人いる。とっても嬉しかった。素直にうれしかった。感想なんて自分から聞くほど烏滸がましいものはない。なんならこんな感じなんだって聞き流してもらえてるくらいがちょうどいい。たかが自己満足の作品と言われればそうなのだから。

自分のエゴだけで作ったモノ、商品ではなく作品でCDを持っている人だけが聞いてもらえたらいいなと思っています。そんな作品を買ってくれてありがとう。大事に持っててください。 


end by endとしての名義は終わりで名前を変えてこれからif near mildという名前で曲を発信していけたらなと思っています。スタンスは変わらず自分の表現を出せれる場所としてやっていけたらと思ってます。一昨日に一曲YouTubeとサウンドクラウドにアップロードしたので是非よかったら。

ureiという曲です
https://youtu.be/fidRwIWO1eU

https://on.soundcloud.com/tdLmczBnt5XBaJux8



今考えるとアンサーの仕方はそれぞれもっとやり方がある。楽しくやってる姿を魅せるのが1番のアンサーだったり、音楽じゃないことにもっと羽を伸ばして行ったり様々あると思う。皆さんのアンサーはどんな感じですか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?