無題

モリカツの本当は教えたくないMTGトーナメントの勝ち方とM2020シールド完全攻略


みなさんこんにちは!
MTGやる気勢モリカツです。

第3回目の記事はM2020の深い部分とトーナメントにどんな心構えで望めば良い結果に繋がるかについて書きたいと思います。

これを読んでくれた方が一つでも多く白星を掴み取れますように!

1.シャッフル速度とマジックの強さ

僕はメンタリストでも何でもありませんが、相手が今このゲームに勝てると思っているのか、負けそうと思ってるかを読むのが人一倍得意です。

どこで判断しているかというとまず試合前のシャッフルのスピード(おっとりしているのかテキパキしているのか)を見ます。

一般的にシャッフルが遅い人はプレイングも遅く、逆にシャッフルが早い人はMTG暦が長く、プレイもそれなりに早い傾向にあります。

この原則がゲーム中ものすごいヒントになるんです。

この記事ではシャッフルのスピードを3段階(早い/普通/遅い)で分類し、強さの段階をA/B/Cで分類することにします。

例1 シャッフルが早いのにプレイが遅い人

この人は暦は長そうだけど環境把握はあまりできておらず、強さはA(プロレベル)ではないことが多いです。
例えば戦闘のとき一番適切なブロックを相手はしてくるのか?
もちろんAなら盤面でのミスはほぼしません。甘い期待はせず、一番厳しいブロックをされると考えてください。

例2 シャッフルが遅くてプレイングが遅い。

このタイプはだいたいレベルCのことが多いです。
盤面でのミスにも期待できるのでマリガン基準をあげてなるべく駆け引きできる場面を作りましょう。

例3 シャッフルもプレイも早い。

このタイプはレベルAが多く、やそ(八十岡翔太)やルイススコットバーガス等はこのタイプです。

まあ有名プレイヤーはそんなのみなくてもレベルAと判断できるのであまり役には立ちませんが、「有名人なんてしらねーよ!」という方は参考にしてください。

以上のように、だいたいの相手のレベルによってマリガン基準やプレイも変わってきます。

2.では、こちらはどのようにプレイを変えるのか?

この章では、1章でわかった相手の強さを基準に、こちらがどのようにプレイを変えればよいかを書きます。

例1 プレイが普段遅い人がいつもより早くプレイしてきた。

これは勝ち筋が明確にあるサインなので対戦相手の基本プレイ速度から手札を読むのに役立ちます。

逆に普段スムーズにプレイする人がプレイが遅いときは戦況が厳しく勝ち筋が乏しいと判断していると判断できます。これは除去が今あるのか等を読むときに役立ちます。

ポーカーの格言にこんなものがあります。

「相手の手札が見えているときとるべき行動をとれば利益を得る。そうでなければ失う。」

つまり相手の手札が見えているかのようにプレイすることが不完全情報ゲームでできれば有利です。←当たり前w

冗談はさておき、不完全な情報だからこそ、相手の状態を色々な場所で把握しましょう。

例2 相手の肩をみてみましょう。

リラックスしていますか?力が入っていますか?

何か引かなければ勝てない時、相手はリラックスするのはなかなか難しいでしょう。カードを引くときに力を込めて引いていますか?いつもと同じ雰囲気で引いていますか?

その雰囲気を読んで相手の手札や心情を予測して相手視点で一番やられたら嫌なプレイをする。

これは対戦相手の視点ではなく自分が相手の立場ならこうされたら一番嫌だなと自分で相手の視点に立つことでできるようになります。

3.プレッシャーとの付き合い方について

今度はこちらのメンタルについてです。

どうしても勝ちたい一戦、はじめてのフィーチャーマッチ、有名人とあたった、勝てばベスト8などなど、プレッシャーのかかる
あなたはいつもと同じマインドでプレイできますか?
どんな時でも冷静にいつもどおりに同じ場面で何回同じ状況がきても同じプレイを。
つまり期待値の一番高いプレイをする必要があります。

僕自身は特殊なほど自意識過剰なので、基本的にほとんどプレッシャーは感じません。そんな僕でもここ一番のときはプレッシャーを感じます。

そんな時の対処法を紹介します。

1 耳を横に引っ張る。耳の横に空洞を作るような感覚でやってみてください。不思議と集中力が増します。

2 息を思い切り吸ってゆっくりと吐ききる。簡単に言えば呼吸を整える。

3ナーバスになりかけたら両手でほっぺをビンタして気合を入れる。

4 勝とうとしすぎるのではなくその場その場で正しい選択をすることに重点を置く。

5 相手が誰でも自分こそ世界最強だと思ってやる。

ーー緊張するのは自分ではなく相手と思いましょう。

6 緊張しないようにしようとするのではなく受け入れる。

例えば次勝てばベスト8相手はやそ。でもどんな相手だろうと自分のプレイをするだけ。むしろこの場面でこんな強敵と戦えるなんてラッキー。こんな感じで前向きな気持ちで勝負しましょう。

トーナメントの日にちが迫っていたらその時間に一番集中力を保てるように起きる時間と寝る時間を5日前くらいから調整しましょう。

僕は試合前は高ぶって眠れないタイプなので軽い眠剤(ドリエル)を利用してベストなコンディションで大会に望めるようにしてます。

4. シールドのテクニック① 《名高い武器職人》

さて目前に迫ったM2020シールドグランプリ千葉。

僕は一枚のカードに注目しています。

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こいつこいつ。

アンコモンだから割とでるし一見弱そう。

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この2枚って惜しいんですよね。単体ではメインに入れたくない。
でも《名高い武器職人》が入ってると鬼のような強さに変わります。
じゃあ何枚入れたらいいの?

正解はありったけ。

《心臓貫きの弓》は同じクリーチャーに2枚つけても相手に2点のダメージを与えられるので細かいのはそっちででかいのは殺害で除去ってできると隙がないです。

このカード一見弱いからサイドボードに眠っていることが多いですが、かなり強いです。

MOシールドでできたデッキは弓こそないものの龍火の薬瓶3枚要り。

青白で組む場合は細かい生物はこれらのアーティファクトで、大きい生物は《平和な心》で対処するような形になります。

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単体ではギリギリ入れたくないレベルのカードですが、3回素引きしてしまっても1回でもサーチできれば強いし、貴重な2マナ圏。

使った感じ青黒の時が一番強かったです。

細かい生物は簡単に除去できても大きい生物は残ってしまいがちでしたが、デッキパワーは高いと感じました。これらのアーティファクトは単体でもそこまでは悪くないですが、やはり単体ではメインデッキには入りません。武器職人さえいたら複数枚入れちゃいましょう。

強いデッキを作るためには、《弓》か《龍火の薬瓶》合計(最低)2枚以上の他にも少しアーティファクトが必要です。

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結果は惜しくも4-1でしたが、マリガンにも強くなって序盤の防御力もあって起動するとめっちゃ強い。みなさんも是非試してみてください。

5.シールドのテクニック② 《チャンドラの吐火》

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続いて紹介したいカードはこいつ。

単体では弱いです。こいつのお供として。

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この2枚があると途端にボムクラスの強さになります。

少し地味ですが、基本的にビートで組む場合は土地16枚をおすすめします。

重いカードはほとんど入れずに早さを求める。その速さを秘めているこいつは馬鹿にならない存在です。

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レアなのであまり期待はできませんが、光り角の海賊と組み合わさると5ターンキルも夢ではありません。

6.シールドのテクニック③ フラッシュ系

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この環境を語る上で欠かすことのできないカウンター呪文。

基本的には入ってもメインに1枚でそこまで強くはありません。

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相手のデッキが青緑で複数枚打たれたら夜群れの伏兵が入ってる確率がグンと上がります。

なぜなら打ち消しは基本的な青緑エレメンタルにかみ合わないカードなので青緑に入っているからには何か理由があることが多いです。

このカウンター3マナの方は打たれていいけど、4マナの方は構えられたターンなるべくクリーチャー呪文をプレイしたくないです。

そこで実践で相手がこれをもっているかどうかを判断しやすくする技を紹介します。

まず相手が4マナ構えて骨の灰を持っているとき、相手はどんな感情を持っているでしょうか?

「何かクリーチャー唱えてくれー。」

と思っているはずです。

それゆえこちらの手札の方に視線がいってしまう方がけっこういます。
読者の皆さんは何か唱えてほしい期待感を相手がもっているか感じてください。

一般に、戦闘するクリーチャーが戦場にいる場合にはプレイヤーは戦闘のことを考えているので場を見るはずです。

なのに戦場より対戦相手の気配や手札を気にしているということはカウンターを構えていることが多いです。

僕は環境は違いましたが、この「カウンターを持ってるか持ってないか」を3戦中3回とも当ててベストプレイしたおかげで世界選手権のベスト8に入ることができたことがありました。

本来相手が気にするべきところじゃない何かを期待している雰囲気を感じてください。

半分以上の確率でなんとなく持ってるか持ってないか判断できるはずです。

カウンターは青緑には基本入らなくとも、青黒や青赤に入ることが多いです。相手の色の組みあせてで入ってる確率も加味して考えれば的中率はさらにあがるでしょう。

7.シールドのテクニック④ サイドボード

シールドで一番大事なこと、サイドボードについてです。

「メインはめっちゃ強くてもサイド後対策されたらめっちゃ不利」なんてことはザラです。

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対緑には接死持ちを、対青白には垂直落下や自然な最期を。

一番強いのはメインは青緑や赤白や青白でビートして、サイド後には相手のデッキを一番対策できる組み合わせの色を選ぶ。

相手のサイドボードの枚数などを見ながらうまくサイドしましょう。

前回も触れましたが、メインはビートが最強です。

ですがサイド後は色メタの軽い除去をサイドインされてしまうと簡単にさばかれます。

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こっちは相手に何枚サイドしてるかわからないように工夫しましょう。

除去デッキになってる場合は後手をとったほうが良くなることがあるので相手の先手の時強いカードやプレインズウォーカーがなさそうな場合には後手をとったり対策カードがきつい場合は色替えを検討してください。

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青白には空からの突撃が入ってる場合が多いので大切なクリーチャーは攻撃しないでたたせておくのも大事です。

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幽体の船乗りなんかは絶対に青白相手には殴らないように!w

メインボードは自分のデッキが良く動いたときに勝てるビジョンを意識する。

そしてサイドボード後は相手の対策をかいくぐって勝ちを目指しつつ的確にサイドボードを選ぶ。

8.シールド 色強さランキング

武器職人デッキが思った以上に強かったのでやりたい色ランキングに食い込んできました!

1位 赤白
2位 青緑
3位 青黒

白黒、赤緑、青白は対策カードがキツいので、メイン・サイド両方でやるのはおすすめしません。

9.あとがき

以上でM2020シールドの記事はここまでです。もう書きたいこともないくらいやりつくしましたw

メインはビート最強、サイド後は相手の色に合わせてコントロールもOK。

3回の記事を読んで頂いた方ありがとう!この記事を読んで一人でも多くの方が勝てることを願ってます。

次回は急いでドラフトの記事を書くので今後ともよろしくお願いします!

質問はworldoffpoker@gmail.com

ツイッターmori_katsuhiro

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あまり触れてなかったので多色の組み方を追記します。

こんな感じ。5色武器職人w

できればやりたくはありませんが、多色ランドが山ほどでてこいつ引いたらやる価値はあります。起動し出したらほとんど勝ち。

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今ライザーに勝って3-1.負けた試合もかなりの接戦だったので悪くはないと思います。でもこれないときは多色やらない方が良いです。

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後最後に書き忘れていたので環境にインスタントで接死をつけるカードがあるので黒相手に複数体でブロックするときは慎重に!

以上追記でした!

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過去最高のデッキが組めたので乗せときます。2事故で4-1でしたがグランプリでこれもらえたら最高!

少額でも励みになるのでよろしくお願いします^ ^