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不可思議な1週間で3隻の米軍艦火災 米国の軍事的圧力に対し、中国は超限戦・非対称戦争を仕掛ける

超限戦とは、あらゆる手段を用いて、制約無く戦う戦争のことである。
正規軍同士の通常戦にとどまらず、外交戦国家テロ戦諜報戦金融戦ネットワーク戦法律戦心理戦メディア戦などを駆使する。
中国人民解放軍大佐2名による戦略研究として、1999年に発表された。

非対称戦争は、相手と同じ戦術では勝利が困難な場合、通常戦以外のテロゲリラ戦といった、相手にとって予想も対抗も困難な別の手段によって戦闘をしかける戦い。

米国南シナ海インド洋において、軍事的プレッシャーを掛ける中、通常戦を避けたい中国(この点は、米国も同様)は、超限戦非対称戦争で対抗しようとしている。

米国の軍事的プレッシャー

6月下旬~7月上旬

ロナルド・レーガン」と「ニミッツ」  2つ空母打撃群が、フィリピン海南シナ海共同演習を実施。

中国海軍も、南シナ海の近接した海域で演習を実施。

7月17日

米空軍は、 B-1B超音速戦略爆撃機2機を、サウスダコタ州エルスワース空軍基地から、グアムアンダーセン空軍基地 爆撃機部隊として移動。

7月上旬に続き、「ニミッツ」「ロナルド・レーガン」2つの空母打撃群による合同演習南シナ海で実施。

7月18日

B -1B超音速戦略爆撃機2機を、一時的な爆撃機動部隊として配備するために、サウスダコタ州エルスワース空軍基地からグアムのアンダーセン空軍基地に移動。現在、グアムのB -1Bは4機体制に。

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