3密を避けてバンドを維持する
ご存知の通り世間はこのような状況でありますので、私が普段やっているバンド活動はかなり制限されたものになっています。
ライブハウスの営業が制限されたことにより、出演が予定されていたライブイベントは全て中止になりました。次のライブは何にも決まっていません。そのアーティスト・ライブハウスの有名無名にかかわらず全てのライブは中止になっています。
ライブハウスでライブができないのはもちろんのこと、バンド活動の命綱であるスタジオワークも当然制限されます。
音楽スタジオは密集・密閉・密接の3密を見事にフルコンプリートしており、この状況下では営業を停止しているところも少なくありません。例えば我らがリンキィディンクスタジオは全店で営業を停止しているようです。
スタジオワークができなくなると何が起きるか
まずは楽曲の練習ができません。個人で練習することしかできなくなります。
チームスポーツとかやったことがある人はわかると思うんですが、個人技とチームワークが両立して初めて強いチームが出来上がる、みたいな感じのやつがバンドにもあるんですね。
なのでみんなで同時刻にスタジオに入り、同時に音を鳴らしてチームワークの練習をする必要があるんですが、これができなくなっているわけです。
リモート会議的にやるのもちょっと厳しそうです。首都圏の住宅事情において自宅にて音楽スタジオのような音量を出すということは不可能だったり、ドラムを担当するメンバーはさらに首都圏の住宅事情の制約を強くうけたり、そもそも複数人で音の同期が取れないなど、様々な問題があります。
(調べた感じ厳しそうだったんですが、もし解決策ありそうなら知りたい!!!)
これはこれで大問題なのですが、幸いなことに我々ボナンザグラムは次のライブが全く決まっていない(幸いとは)ので、我々に限ってはこれは現状問題にはなっていないので、一旦脇に置きます。
楽曲制作ができない
こっちの方がマズいです。
我々は何年も前に解散して1年前くらいに再結成したバンドなのですが、今のところライブでは解散前に作った楽曲を一生懸命演奏するのみの状態です。
この状況を打破すべく、我々は2020年に「なんかアルバムを出す!」という目標を立てたのですが、スタジオに入って楽曲制作ができなければこの目標は達成できません。
さらに状況が悪いことに、我々はもともとスタジオに入ってメンバー全員であーだこーだいいながら曲を作ってアレンジするタイプのバンドだったので、メンバーがスタジオに揃わないと曲ができません。
リモート会議で楽曲制作してみる
ということで最近試してみてるのが毎週リモート会議(ビデオ電話)しながら曲を作っていくという方法です。
1. ボーカル田村の弾き語り音源をみんなで聞く
2. リモート会議にてアレンジ案をみんなで考える
3. みんなで考えたアレンジ案を元に各々DTMして音源を作る
4. この音源を元にまたみんなでリモート会議しアレンジ案を言い合う
5. アレンジ案を元にDTMしてさらに音源を編集していく
6. 以降完成まで繰り返し
とりあえずこの方法で1曲完成し、1曲途中までできているという状況で、ある程度ワークしそうなのでしばらくこの方法で楽曲制作していこうと思っています。
というか、この方法だと集まるのが毎週1〜2時間で済むのがよいなと思い始めています。
ボナンザグラムは全員バンドとは別に本業がある30代男性の4人組なので、予定を合わせて集まるのもそこそこ大変でした。
リモート会議形式だと多少忙しくてもパッと集まってワッと話しあってサッと解散できるのでもしかしたら各々の生活にも合うやり方なのかもしれません。
今後自粛が解消されたとしてもこのやり方は続けてもいいかなと思い始めています。
とにかく、「なんかアルバムを出す!」の達成に向けて日々前進できているのは間違いない...んじゃないかな...
課題
このやり方にはまだまだ課題を感じているので以下に列挙しておきます。
・DAWソフト難しい
私はLogic Pro Xというソフトを使ってアレンジをしているのですが、どうも使いこなせている感じがしていません。
効率的に使えればアレンジとかギタープレイとかもっと本質的な部分に時間を割けるんだろうなと思いながら作業している状況です。
つよつよLogic使いとペアプロしたい気持ちが出てきました。
・やっぱスタジオ入って鳴らしてみたい
ドラムとかはソフト音源だし、ボーカルも思いっきり歌った奴じゃないし、ギターもシミュレータなのでどうしても雰囲気を掴みきれない部分があります。
「やっぱ細かいところはスタジオに入れるようになって決めるか」って言ってる部分もあるし、実際にバンドで作った楽曲を鳴らしてみたら「これはちょっと違ったかもな」ってなる部分も出てくると思います。
・各種音源のファイルが乱雑になる
すでに xxx_drum_full_r2 みたいな怪しいファイルが多数作成されておりバージョン管理も何もあったもんじゃない状態になってきているので、Gitとか入れたいんですが、ここからバンドメンバーにGit使ってもらうのは至難すぎるので何かいい具合にやってくれるツールはないかなあと思っています。
・リモート会議に山下が割と泥酔した状態でやってくる
もはや伝統芸能だと思っているのでセーフ
最後に
我々が楽曲制作を頑張っているのは、この先ライブハウスが存続し続ける未来を信じているからです。
MUSIC UNITES AGAINST COVID-19 というライブハウス救済プロジェクトにて、私が働いているSTORESも協力させていただいていますので何卒支援のほどよろしくお願いします。
また、ここでは紹介しきれないほどのライブハウス救済活動が行われているので、見かけた際はどうかご協力いただけると幸いです。
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