ストーリー分類

ストーリーを考えたことがないことに気が付いた。僕の小説は星新一のマネから始まっている。文学らしい長編どころか短編に足るだけのストーリーさえまともに考えたことがない。そこで有名な小説やアニメや漫画のストーリーを分析しようと思った。

雑にいきます。雑に。これは君たちが読むためというより僕が書いて理解するためのものなので読みにくくても知らない。

桃太郎。老夫婦がいて、拾った桃から子供が育った。彼は近所の鬼を倒して財宝を得た。めでたし。

シンデレラ。姉にいじめられていた娘が魔法使いに綺麗な服をもらって舞踏会に行った。王子様といい感じになるが時間切れで離れる、その後王子様が探しに来て、靴のサイズを根拠に本人だとわかる。顔とかじゃないんだ。そういえば魔法で綺麗になったと言っても顔や体形が変わったとは聞かない。素材はいいのに境遇が、ってことなんだろうか。

なんで童話ばっかやってるのだ。夏目漱石のこころ、待て、これ複雑すぎないか。先生の話に限っていえば、裕福な家に生まれ、父が死んでから叔父に財産を騙し取られ、人間不信になったが下宿で奥さんと娘さんに心を開きつつ、大学の友人をそこへ引き入れたら娘さんとで恋敵になり、彼に娘さんを諦めるよう誘導していたら自殺されてしまった。そんな単純な話か。要約してもしきれない。

星の王子様。砂漠で彷徨った主人公が王子様に出会う。王子様は今まで行った星の話をしてくれた。なぜ砂漠で遭難しているかというと、作者のサンテグジュペリ先生が実際に遭難した経験があるからだ。飛行機のパイロットだった。すごい。彼ほどの人生経験は僕にはない。

坂の上の雲。戦争の進行に従っていろんな人の逸話が載っている。これを書くには実際に調べていろんな逸話を知っている必要があると思う。知りさえすれば後は書くだけ、なんてやる前なら簡単そうに見える。何よりその分野への興味や好奇心が要ると思う。僕は戦争に興味がないので書けなさそうだ。興味があるのは、ゲームの開発史とか、なんだろう。俺は何に興味があるのだ。

ゼルダのストーリーは先にシステムがあってそのシステム内で語れる形のストーリーになっている。ゲームが主体で、ストーリーはその一部である。ガノンが復活すると予言があり、数万年ぶりに対ガノン兵器を掘り起こして使い方を調べたりしていた。代々ガノンを封印する力を受け継いできたはずの姫が、なぜか力を持っていない。このあたり姫の劣等感とかつらさが長々と描写される。ガノンの復活と同時になぜか対ガノン兵器が乗っ取られて奴の武器となった。街も兵士もみんなやられておしまいか、という土壇場で姫が封印の力に目覚めて、一人で戦い始める。死にかけの主人公は蘇生装置に寝かされ、回復して目覚めたのは100年後だった。その100年間姫がずっと粘っているがそろそろ限界かもしれない。ここからプレイヤーに操作が渡る。主人公は乗っ取られた対ガノン兵器を奪い返し、ガノンへ戦いを挑み、最終的に姫と二人でガノンを倒した。

長い。俺には要約の才能がないのでは。

漫画のストーリーは連載のために毎回見せ場を作る必要があって大変だなあと思う。長い一本のお話として見るとやや歪むというか難しい。



ツイッター眺めてて別のものに興味を持ったのでその話していいですか。します。

「セックスロボット、男性を拒否することを学習」というタイトルの記事があった。僕は初め、そうしたほうが男が燃えるからだと思った。手に入らなかったものを手に入れるほうが嬉しい。いつでも手に入る、と思うともうどうでもよいと思ってしまう。口説き落とす仮定まで楽しめるのならすごいと思った。が実際はそういう意図ではないようで、記事を読むと、男性が暴力的すぎる場合にはセックスロボットは動かなくなり、ただの人形になる、という機能らしい。そうすることで男性も彼女に敬意を払うようになるだろう、と言っている。開発者の妻の要望によって追加した機能らしい。

例えば男性を拒絶するセックスロボットができたとする。最初は冷淡で「なんでお前に買われなきゃいけないんだ」と文句を言っていたりする。そもそも買って家に置くという形態ではなくなるのでは。通うみたいな。それで口説いて落とすという楽しみがある。そして口説くのが下手な男が文句を言う。でもっと簡単に落とせるロボットも出てくる。何が言いたいかと言うと男を楽しませるためのロボットなのに容易に落ちないほうが面白いというあれが。伝わってくれ。

ストーリーの要約は疲れたのでこのへんにします。やはり自分で書いてみなければわからない。明日から大噴射、じゃなくて逆噴射大感謝祭、じゃなくて逆噴射小説大賞が始まるので、毎日参加して雑にいっぱい作ろうと思う。完結しなくていいというのが楽でもあり罠でもある。風呂敷は広げるのは楽しくても畳むときに楽しいかはわからないわけで。また明日。おやすみ。

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