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カルロス袴田「ミクウナ4コマ」解説と考察|2024年5月15日

ひとこと

しまうまの柄を中心に展開される4コマ 。カルロス袴田氏の4コマの中でもメリハリをあえて抑えた「静」の側の4コマであるといえる。解説ポイントは少ないが執筆者的にはとても好み。

用語解説

▶ ZヨBRA (タイトル)…「しまうま」という意味の英語「ZEBRA」の「E」がカタカナの「ヨ」になっているパターン。「ヨ」は「四コマ(ヨンコマ)」の一文字目である。タイトルロゴがしまうま柄になっているのがおしゃれである。

▶ 草 (1コマ目)…言うまでもないが草食動物の主食であり、またネットスラングにおける「笑い」を意味する言葉である。

そんでまた草生える(1コマ目)…カルロス袴田氏が2021年に公開した「そんでまた腹が減る」の楽曲タイトルからのもじり。

…このコマでは鏡餅と、割り箸のようなもので足を作った茄子ときゅうりが登場するお。鏡餅は正月のものであり、足の生えた茄子ときゅうりは精霊馬と呼ばれ、お盆の際に先祖の例が移動に使う牛と、馬を模している。ちなみに「盆と正月が一緒に来たよう」という慣用句があり、「とても忙しいこと」の意味を持つ。

▶ コミュ力…「コミュニケーション力」の略であり、コミュニケーションを取る積極性や、その会話と距離の詰め方のうまさの指標として一般的にも使われている造語。

▶ 掴めNo.1ヒップホップドリーム(枠外左)…日本のヒップホップアーティストZeebraの楽曲「Street Dreams」の歌詞からの抜粋。Zeebraの名前は「Zebra」(しまうま)から来ている。ちなみにZeebraはガールズグループ「NiziU」のメンバーRIMAの父である。

▶ 鼻息荒いしまうま(枠外左)…上記で紹介したZeebraの別称。

▶ ヒョウ柄のおばちゃん(枠外右)…一般的に「大阪のおばちゃんは派手な動物柄の服を来ている」というイメージがあり、実際そのファッションのおばちゃんは一定数いる。「大阪といえば」を語る際の定番の1つである。

▶ ゼブラーマン(枠外下)…2004年に公開された日本映画『ゼブラーマン』のタイトル、そして主人公の名前であり主演は哀川翔。「白黒つけるぜ」がキャッチフレーズ。

本日の通りすがり

▶︎ 通りがカリブー…カリブーはトナカイのこと。生息地によって呼ばれ方が異なるらしい。

#カルロス袴田 #4コマ #初音ミク #音街ウナ


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