カルロス袴田「ミクウナ4コマ」解説と考察|2024年7月3日|『ロボヨン』
#がんばれニコニコ運営
ひとこと
人の心がわからなそうなロボットが、とてもいい先輩のような振る舞いをするギャップを描く4コマ。4コマ目で描かれているが、実は悩みに対する返答をすることよりも、話を聞いて一緒に過ごしてやることの方が大事だったりする。
用語解説
▶ ロボヨン(タイトル)…同じく1コマ目にあるすしの発言や体の模様から、中学歴史資料集『学び考える歴史』に登場するロボットが元ネタだと思われる。もしくは、1970年台に放映されていたアニメ『がんばれ!!ロボコン』の主人公ロボコンや、ゲーム「ロボットポンコッツ」のキャラクターにも少し似ている。
▶ 踏めば助かるのに(1コマ目)…先述の通り中学歴史資料集『学び考える歴史』に登場するロボットのセリフ。「踏めば助かる」については絵踏みに対するコメントであり、そんな簡単な話では無いので問題発言とされている。
▶ 自分のキャリア(2コマ目)…キャリアとは主に将来自分がどういう仕事・役職を経験していくかのこと。どんなキャリアにするかを考えることを「キャリアを描く」などと表現する。自分の生涯設計も含めて考えるのがよい。
▶ ジンジャー(3コマ目)…飲み物のジンジャーエールのこと。
▶ マンモス 2024.4.30(4コマ目中央上の色紙)…明確な元ネタは不明だが、カルロス袴田氏は『マンモスをそだてよう』という曲を発表しているところから、マンモスのことが好きかもしれない。
▶ ロボットポンコッツ(枠外左)…ハドソンから発売されたゲームシリーズ。もちろんロボットが登場する。
▶ たまにボンボン読んでた(枠外左)…先述のゲーム「ロボットポンコッツ」を題材にした漫画がボンボンに掲載されていた。
▶ ボーカロイドも電気毛布の夢を見る(枠外右)…フィリップ・K・ディックによる小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が元ネタ。アンドロイドは人間型ロボットのことであある。電気羊ではなく電気毛布なので全然話は違う。
▶ 和食料理屋の説明(枠外下)…珍しく手書きではなく打ち込みのフォントである。文章がとても上品だが、創作和食居酒屋なのにカリカリポテト、大きい店舗ではないがタブレット注文、などのツッコミが思いつく。
本日の通りすがり
▶︎ 通りがカリカリポテト(2コマ目)…カリカリポテトは主にカラオケやチェーン居酒屋で定食されるメニューであり、その手軽さと守備範囲から人気が高い。改めて言うが、地元の小さな創作和食居酒屋っぽくはない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?