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行秋と古華について

※一個人の想像なので話半分くらいに見て頂ければと思います。

行秋といえば古華派ですが、ゲーム内では未だ詳しく解説されておらず謎に包まれた流派です。古華に関しても雨裁の武器ストーリーで語られている以外のことは分かっていません。
そんな二人ですが、ゲーム内テキストを読んで色々調べていくといくつか気付いた点がありました。

古華の結末

★4両手剣 雨裁の武器ストーリーについてです。

日本語
中国語

古華が旅の最後に星になったという箇所ですが、マーカーを引いた部分をGoogle翻訳に突っ込んだら彼化作星宿(彼は星座に変わりました)と出ます。

星宿

名詞 (二十八宿に分かれた)中国古代の星座の呼び名.⇒二十八宿 

白水社 中国語辞典

星宿は昔の星座の呼び名みたいですね。古華が生きていた時代もかなり昔の時代だったのかもしれません。

二十八宿

二十八宿(にじゅうはっしゅく)とは、天球を、28のエリア(星宿)に不均等分割したもの。二十八舎(にじゅうはっしゃ)ともいう。またその区分の基準となった天の赤道付近の28の星座(中国では星官・天官といった)のこと。中国の天文学・占星術で用いられた。江戸時代には二十八宿を含む多くの出版物が出され、当時は天文、暦、風俗が一体になっていたことが、多くの古文書から読み取れる。28という数字は、月の任意の恒星に対する公転周期(恒星月)である27.32日に由来すると考えられ、1日の間に、月は1つのエリアを通過すると仮定している。

Wikipedia
西洋の星座とは違った形

28の星宿を7宿ずつに分けて、それぞれ天の四方を司る霊獣である東方青龍・北方玄武・西方白虎・南方朱雀に当てはめられました。
二十八宿全体のことを星宿と呼びつつ、28の星宿の中の一つにも星宿というものが存在しているようです。(下図の6時方向)

雨裁の武器ストーリーで記述されている星宿はどちらを指しているのかは分かりません。
日本語の『星になった』という記載のように古華は星宿(星座)になったという曖昧な意味なのかもしれませんが、
ここでは二十八宿の中の一つである星宿と仮定して、行秋と古華の関連について考えてみました。

星宿の意味

Wikipediaに各宿の詳細が載っていたので表の内容を少し編集したものを下記に載せました。

星宿には6つの星官(星座を構成する一つ一つの星?)があり一番上の星の星官は距星と呼ばれています。その1つの星座の中でメインになる星みたいなものでしょうか。

星宿の距星にあたる部分の意味は七星・衣服を表すです。

行秋は絹織物を取り扱う璃月の大商会、飛雲商会の御曹司であり彼の命ノ星座も錦織座ということで、衣服と関わりの深いキャラクターです。
七星、それから崩壊3rdをプレイしている方は軒轅も気になるところですね。
星宿 - Wikipedia

星宿に対応している四神

星宿は南方を守護する神獣である朱雀が割り当てられています。

少し見にくいですが行秋の服には鳥らしき動物の模様が描かれています。ひょっとしたら朱雀の模様なのかもしれません。

星宿の形

背中の模様とちょっと似ているような気が……。
星宿の形が資料によって違っていたのでこじつけに近いかもですが。

星宿と行秋の発音

中国語には漢字の読み方をアルファベットなどで示した発音記号としてピンインと呼ばれるものがあります。
日本では璃月のキャラの読み方は音読みが中心で、香菱や胡桃などのように中国語準拠のキャラ、七七や行秋のように訓読みのキャラなど様々ですが、英語ではピンインと同じアルファベットになっています。


北斗 běidǒu(ピンイン)
   beidou (英語)
重雲 chóngyún(ピンイン)
   chongyun(英語)

行秋は英語でxingqiuですね。星宿と行秋をピンインで表すとこうなります。

星宿 xīngxiù
行秋 xíngqiū

声調(アクセント)の違いを除きほぼ同じ綴りです。中国語はこういった音の近い字や同音異義語がとても多いらしいので、偶然そうなっただけかもしれませんが。
余談ですが、天体や星といった意味で星球(xīngqiú)という言葉も存在するそうです。漢字を見るに惑星みたいな言葉ですかね。一見すると星とは何も関係がなさそうに見える行秋の名前もまた、星を意味する言葉と同じ音を持っているのが印象的でした。

想像の範囲ですが、行秋と古華は何らかの形で繋がりがあるのではないかと考えています。
行秋の命ノ星座は星宿になった古華なのかもしれないし、また違った理由があるかもしれません。

いつか古華派の謎が明かされる日が来ると良いですね。

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