“わからない”からこそ考え続ける大切さ〜教育に関わるあなたへ〜
みなさん、こんにちは。
第6回記事担当のアラタです。
講義の記事を書くのは久しぶりなので緊張しながら書いています・・・。
さて、今回は10月17日に行われた第6回講義の内容をお届けします。
アーカイブもありますのでそちらもぜひご覧ください!
今回のテーマは「キレイゴトじゃ済まない性教育」
普段の私たちが生活の中で当たり前に感じていること、していることについて講師が切り込んでいきます。
講師紹介
わからないから「受け止める」大切さ
「好きな食べ物と嫌いな野菜を教えてください」
安部先生が実習生に問いかけた質問に実習生たちはメモに書いていきます。
それぞれが好きな食べ物と嫌いな野菜をあげていくなかで、安部先生は
「どうして〇〇が嫌いですか?」
「だったら〇〇はどうですか?」
と質問しながら理由や背景を探っていきます。
その深掘りに実習生たちも真剣に考えながら、自分の言葉で答えていきます。
「皆さんが、嫌いな食べ物を人に言った時に絶対に言われたことあると思うんだけど、え?美味しいのに?って言われたことないですか」
この質問に実習生たちはすごく頷いています。
意外に私たちにとって見落としがちなポイントなのだと安部先生はいいます。
一人一人、好きな食べ物や好きになる性は違ったりする。
そのことに対して「わからない」「答えない」「応じない」のではなく、受け止めながら自分だったらどう答えるかということを考える時間にしてほしいと伝えます。
正解よりも大事なことは?
皆さんは「少年院」という言葉を聞くと、どんなことを連想しますか?
罪を犯した子どもが入るところ?
厳しい場所?
刑務所?
マイナスなイメージがどうしても先行してしまいます。
少年院で法務教官として働いていた安部先生が自身の経験から少年院について簡単に説明してくれました。
非行少年たちは良くも悪くも“性経験が豊富“だといいます。
女性の多くは被害経験が豊富。
では、男性の加害の経験も豊富なのか?
実際は、奔放なコミュニティに入っていて、彼氏彼女を取っ替え引っ替えするような感覚で集まっていることが多い。
そのため、非行の中身が性非行でも、そうでなくても性体験は豊富なため、性教育は必須だと話します。
説明が終わると安部先生は、実習生たちに気になったことや深く知りたいことを一つずつ教えて欲しいと投げかけます。
少年院のイメージの一つである「塀」。
なぜ「塀」があるのかについて考えてみた実習生の意見はこちら。
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